大都市近郊の通勤路線向けとして開発されたもの。車体は全長20,000mmの鋼製で、外吊り式の両開き3扉が最大の特徴。座席はロングシート。機器はキハ58系と同等で、機関はDMH17H(出力180ps)、台車は、キハ20系と同等のコイルばね・ペデスタル式のDT22C・TR51Bである。制動はDA1A。片運・便所付きのキハ35形、片運・便所なしのキハ36形、両運のキハ30形があり、キハ35形が最も多い。キハ35系と呼ばれることもある。
国鉄
 0・500番台  
 片運転台便所付のキハ35、片運転台便所無しのキハ36、両運転台のキハ30が製造されている。国鉄時代、キハ30系のほとんどは首都圏色で、踏切事故対策として前面強化改造が行われた車両もある。JR北海道を除くJR5社に引継がれた。長く残ったのは、久留里線と和田岬線。和田岬線は2001年に運用を終えたが、久留里線は2012年12月まで残っていた。
 
1985.4 木原線 1988.8 鳴門線鳴門駅 
 900番台  
 ステンレス製車体の試作車。、当初は無塗装だったが、後に朱色に塗装された。トップナンバーが碓氷峠鉄道文化むらで保存されている。
  
2016.5 キハ35-901:碓氷峠鉄道文化むら駅
 形式 番台 両数  前歴  登場  消滅  備考
キハ30 0番台 100 新製 1963.2-66.10 2013.1 両運・暖地向け
  500番台 6 1964.11-65.3 1998.5 両運・寒地向け
キハ35 0番台 217 1961.11-66.11 1997.4 片運・暖地向け
500番台 31 1962.8-66.8 1997.4 片運・寒地向け
900番台 10 1963.4-5 1995.11 片運・ステンレス車
300番台 4 0番台 1990.8-9 2002.12 和田岬線向け
キハ36 0番台 49 新製 1962.5-10 1987.5 片運・便所なし
キクハ35 300番台 4 キハ35-0 1990.8-9 2002.12 和田岬線向け
譲渡車
〇関東鉄道
 1987年から92年にかけて、39両が譲渡され、キハ300形・350形となった。一部はワンマン化改造されてキハ100形となったが、2013年に定期運用を終えている。

〇水島臨海鉄道
 JR最後の営業車のうち2両が譲渡され、1両だけ車籍編入されている。

〇いすみ鉄道
 JR最後の営業車のうち1両が譲渡された。車籍は無いが、国吉駅で運転体験等に使用されている。
1998.6 関東鉄道(右の車両)
2016.6 キハ30-100:水島臨海鉄道  2017.4 キハ30-62 いすみ鉄道国吉駅
車両配置表

管理局 1962 1964 1968 1972 1975 1980 1985 1987 1990 1995 2000 2005 2010
新潟 12 38 38 38 39 17
高崎 9 9 64 66 70 36 37 37
水戸 5 5 5 2 2
千葉 43 81 81 21 23 23 21 13 10 4 3 3
東京北 7 17 19
東京西 8 8 26 35
東京南 5 32 38 5
名古屋 12 17 13 27 34 29 6 2 1 1 1
金沢 15 10 10 10 15 10 1 1
大阪 25 23 28 31 27 11 7 8 8
天王寺 26 80 118 145 127 86 50 5 4
福知山 18
米子 5 5 5 5
岡山 4 2 2 1 5
広島 17 7 7 8 7 4 4
四国 10 5 5 5 5 4 1
門司 46 42 46 73 58 27 8

キハ30系