住之江公園〜中ふ頭間は、1981年に開業した公営初の新交通(AGT)路線。1997年には、第三セクターの大阪港トランスポートシステムが延伸区間を開業した。2005年に延伸区間の営業も大阪市交通局に移管されたが、コスモスクエア〜トレードセンター間は第三種事業者として残り、トレードセンター〜中ふ頭間は大阪市へ完全に譲渡するという複雑なことが行われている。なお、2018年4月には全区間が大阪市100%出資の大阪市交通電気軌道に移管された。
 100系
 ニュートラム開業時の車両。4両編成で、コンピュータによる自動運転が行われている。鋼製車体であったため塩害による影響が大きく、20年ほどで全て100A系に置き換えられた。1両のみ緑木車庫で保存されている。
 
2016.11 緑木車庫
 形式 番号 両数  登場  消滅  備考
101形
100形
102形
105形
1-16編成 64 1981 2002.3
 100A系
 ニュートラムの輸送力増強のために登場したもの。100系の続番だが、ステンレス車体となって外観が大きく変わった。1994年からは100系を置き換えるための増備が始まり、2002年までに全て置き換えている。200系に置換えられて、2019年に消滅している。
   
2003.4 住之江公園駅?  2017.8 中ふ頭駅
 形式 番号 両数  登場  消滅  備考
101形
100形
102形
105形
17-29、31-32、
36-37編成
68 1991.8-02.3 2019.3
33-35編成 1997.5-97.7 OTS100A系として登場
 200系
 ニュートラムでは24年ぶりの新形式で、VVVFインバータ制御が採用された。全長7600mmのステンレス車体で、7色のカラーがある。2016年6月から営業運転を開始しており、3年強で100A系を全て置き換えた。
 
2017.8 ポートタウン西駅  2017.8 南港東駅
 形式 番号 両数  登場  消滅  備考
201形
200形
202形
205形
01-21編成 80 2015.11-19.3
形式別車両数
種類 形式 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020
大阪市 100系 64 52 12
100A系 28 48 56 80 80
200系 80
OTS 100A系 12 12
年表

 ○大阪市
  1981.3.16 南港ポートタウン線:住之江公園〜中ふ頭間6.6km開業
  2005.7.1  OTS線を第1種・第2種事業者として譲り受ける
  2018.4.1  大阪高速電気軌道に譲渡

 ○大阪港トランスポートシステム
  1997.12.18 OTS線:中ふ頭〜コスモスクエア間1.3km開業
  2005.7.1  中ふ頭〜トレードセンター前間を大阪市に譲渡
         トレードセンター前〜コスモスクエア間は第3種事業者となる

大阪市高速電気軌道・新交通