ニュージランドは、島国でありながらオーストラリア大陸よりはるかに高い山が連なリ、アルプス的な景色が楽しめる。最高峰マウントクックは富士山と12mしか違わず、日本との共通点も多く感じる。フィヨルドランド(テ・ワヒポナウム)は世界遺産にも登録されている。

サザンアルプス
 マウントクック(3764、世界百名山)
 ニュージランド最高峰で、一般の観光客では登ることはできないが、周辺にはハイキングコースも多い。麓にある高級ホテルハーミテージに泊まることはできなかったが、ここに車を停めてシアリーターンズまで登った。崖登りのような急登に驚いたが、マウントクックがちょうど湖面に映っていて疲れも忘れた。池の手前にはマウントクックリリーも咲いていて大満足である。道はさらにミューラーハットまで続いているが、昼食を何も持っていなかったのでハーミテージに引き返して、午後はフッカーヴァレーを歩いた。しかし、午前中はあれほど天気がよかったのに、雲が出て山は見えなくなってしまった。
<ハーミテージ9:10-ケアポイント-10:30シアリーターンズ-ハーミテージ-15:15フッカーヴァレー-16:40ハーミテージ>
2001.1 シアリーターンズより
2001.1 フッカーヴァレーより  2001.1 プカキ湖より
 マウントセフトン(3157) マウント・アスパイアリング
 (3033)
 マウントクックのすぐそばの山で、シアリーターンズへの登り口からの眺めがよかった。  中央の山がアスパイアリングで、NZのマッターホルンとも呼ばれる鋭峰。ワナカは現地で急に思い立って予定に組み入れた所だったので情報が少なく、しかも登山口への道が途中から未舗装になってしまったので不安になったが、無事ロッキーヒルの入口を見つけた。ロッキーヒルはなだらかでのんびりしたハイキングが楽しめ、頂上からはワナカ湖だけでなくアスパイアリング山までも見られて幸運であった。
2001.1 ケアポイントより 2001.1 ワナカ・ロッキーヒルより
フィヨルドランド(世界遺産)
 マイターピーク(1683)  マウントクリスティーナ
 (2502)
 海から直接そびえる、ミルフォードサウンドのシンボル。フィヨルドランドは雨の多いところと聞いていたので、テアナウに3泊して最も晴れそうな日にミルフォードサウンドを訪れる計画だったが、2日半は天気が悪く最後にようやく晴れた。港の目の前に見られるとは思っていなかったので、着いたときはあっけなかった。  ミルフォード・トラックと並ぶ景勝ルート、ルートバーン・トラックの一部で、長期のトレッキングはなかなかできないので、1時間ほどのハイキングで雰囲気だけ味わった。残念ながら天気が悪く、かろうじてマリアン湖の湖面が見えている。
<ディバイド9:40-10:40キーサミット11:10-12:10ディバイド>
2001.1 ミルフォードサウンドより 2001.1 キーサミットより
 ☆世界遺産「テ・ワヒポナウム」 1990年登録
オーストラリア
 ブルーマウンテン(世界遺産)
 ニュージランドの帰り、トランジットのシドニーでまる1日あったので、市内観光もせず訪れた。なお、訪問後に世界遺産に登録されたが、訪れた所が世界遺産エリアに含まれているか自信はない。
2001.1
 ☆世界遺産「グレーター・ブルーマウンテンズ地域」 2000年登録

オセアニアの山々