山陽新幹線のさらなるスピードアップを目的として、JR西日本が独自に開発した車両。最高速度320km/hの性能を有し、山陽新幹線区間では300km/hで営業を行った。車体はアルミニウム合金製で、全長は先頭車27,000mm、中間車25,000mm。ロケットのような外観で、先頭車の運転台側には客用扉が無い。台車はボルスタレス、軸梁式のWDT205。主電動機はWMT204(1時間定格出力275kW)。駆動はWN、制御はGTO素子のVVVFインバータ、制動は電気指令式(回生制動)である。全車電動車の16M編成で、うちグリーン車が3両。9本が製造され、1997年3月に営業運転を開始している。
 0番台  
 東海道・山陽新幹線では最速の車両であるが、700系以降の車両と座席定員が違うことや、先頭部にドアが無いことから使い勝手が悪く、2010年2月に「のぞみ」から撤退した。トップナンバーが廃車後も博多総合車両所で保管され、2016年に開館した京都鉄道博物館で展示されている。反対側の先頭車も博多総合車両所で保管されているようである。
 
2016.6 521-1:京都鉄道博物館
 7000番台  
 0番台のうち8編成は、8両編成に減車されて7000番台となり、山陽新幹線の「こだま」に投入されて0系・100系を置き換えた。また、2015年11月にはエヴァンゲリオンとコラボレーションした「500 TYPE EVA」編成が登場し、異彩を放っている。
   
2008.11 新下関駅  2019.12 小倉駅
 
2016.9 500 TYPE EVA:博多駅  2018.10 キティ新幹線:小倉駅
 番台 Mc
521
Mc
522
M
525
M
526
M
527
M
528
Ms
515
Ms
516
Ms
518
 前歴  登場  消滅
0番台 9 9 18 27 18 9 9 9 9 新製 1994.1-98.10 2014.3
400番台 9
700番台 9 9
7000番台 8 8 8 8 8 8 0番台 2008.3-10.6  
7200番台 8
7700番台 8
車両配置表

1998 2000 2002 2005 2008 2010 2012 2015 2018 2020 2022
博多 96 144 144 144 128 80 74 64 64 64  64 
500系