石勝・根室線の高速化事業に合わせて開発されたもので、キハ281系と同様の制御付自然振り子方式。車体はステンレス製で、前頭部は鋼製。キハ281系との外観上のいちばん大きな違いは、前照灯が9灯もあることである。機関はコマツのN-DMF11HZA(出力355ps)。台車は、路盤強度の低さを考慮して、ボルスタ付きのN-DT283となった。制動は電気指令式である。
 
2021.12 帯広〜札内間
 キハ281系の改良版として1995年に試作車が登場、1997年3月から営業運転を開始している。基本は「スーパーおおぞら」に使用されるが、「スーパー北斗」の運用も行われていた。「スーパーおおぞら」は基本6両編成、増結3両編成で、「スーパー北斗」は7両編成が基本となっている。全車札幌に配置されていたが、2007年10月に31両が釧路へ転属した。「北斗」運用は2013年に終了。「おおぞら」運用も、2020年からキハ261系への置き換えが始まり、2022年3月に運用を終了している。

  1997.3.22 「スーパーおおぞら」にて営業運転開始
  1998.4.11 「スーパー北斗」運用開始
  2011.5.27 火災事故により6両焼失
  2013.10.31 「スーパー北斗」定期運用終了
  2022.3.12 「おおぞら」定期運用終了
 
 
2016.9 新函館北斗駅  2017.9 白石駅
2021.9 大楽毛〜新大楽毛間 2021.12 札内駅付近
 種類 キハ283 キハ282 キロ282 両数  前歴  登場  消滅
試作車 901-902 2001 3 新製 1995.11-96.2 2015.3
1次 1-3,6-8 1-3
101-107
2002
1-3 20 1996.10-97.1 2020.4
2次 4-5,9-10 4
2003-04
3001-04
4 12 1998.2-98.3
3-4次 11-14 5
2005-06
5 8 1998.12-99.5
5次 15-21 6-8
108-111
2007-09
6-8 20 2001.6-01.8
車両配置表

1998 2000 2002 2005 2008 2010 2012 2015 2018 2020 2022
札幌 35 43 63 63 32 32 32 29 29 3 25
釧路 31 31 25 25 25 35

キハ283系