パタゴニアで山とともに見所となっているのは氷河である。アルゼンチン側のペリト・モレノ氷河やウプサラ氷河がいちばん有名で世界遺産にもなっているが、他にもチリ側のグレイ氷河などいたるところにあり、氷河から流れ出た多くの湖とともに独特の風景をつくりだしている。

ロス・グラシアレス国立公園(世界遺産)
 アルヘンティーナ湖  ニメス湖
 カラファテの街の近くにある湖で、ペリト・モレノ氷河もこの湖に流れ込んでいる。モレノ氷河は時間の都合上行かなかったが、そんな観光客も珍しいだろう。  カラファテ郊外にある小さな湖。乗り継ぎで3時間ほど余ったので行ってみたが、鳥の宝庫でいくらいても飽きることがなく、最後は時間が足りなくなった。またここにいた時は立っていられないほどの強風で、風のパタゴニアを体感した。
2006.12 航空機より 2006.12
 カプリ湖  ベルタス川
 エル・チャルエテンから2時間ほどのハイキングで到着する湖。フィッツ・ロイが見えるということで期待していたが、霧で何も見えず、かなり長い時間ねばってもこの写真程度が限界だった。  エル・チャルテンの北側に続く谷。アンデスの立派な山々が連なっているが、どれも無名峰である。
2006.12 2006.12
 ☆世界遺産「ロス・グラシアレス」 1981年登録
パイネ国立公園
 サルミエント湖  アマルガ湖
 プエルトナタレスからパイネに向かうと、最初に現れる2つの湖。山には少し雲がかかっているが、思い描いていた通りの山と湖の風景で、はじめから大はしゃぎをしてしまった。
2006.12 右からパイネ・チコ、パイネの角、パイネ・グランデ 2006.2
右はトーレス・デル・パイネの一部
 ノルデンフェールド湖  サルト・グランデ
 パイネの山々を間近に見る展望台になっていた。中でも「パイネの角」の存在感は格別である。  ノルデンフェールド湖とペオエ湖の間にある滝で、その名も「大滝」である。虹が二重に現れていて美しかった。
2006.12 右がパイネの角、左はパイネ・グランデ 2006.12
 ペオエ湖  
 パイネ2日目の風景で、ここからの水の色はいちばん印象的であった。背後はパイネの南側にあたる名も無き山々。  1日目の昼食場所からの風景。パイネの雰囲気に大満足して、写真も撮らず山を眺めていたら雲が出てきてしまった。ここからだとトーレス・デル・パイネの頭も見えるらしいが雲の中である。
2006.12 レフヒホ・ペオエより 2006.12 キャンピング・ペオエより
左からパイネ・グランデ、パイネの角、パイネ・チコ
 パイネ川  グレイ湖
 バスの中から撮った風景。ペオエ湖は角度によって色々な色をしている。  グレイ湖の奥には、氷河がはっきり見える。湖にも氷の塊が浮かんでいて不思議な風景だった。
2006.12 ペオエ湖より 2006.12 奥はグレイ氷河

パタゴニアの湖