山陽電気軌道幡生線の前身は、長州鉄道である。長州鉄道の路線のほとんどは買収されて国鉄山陰本線となっているが、末端のみが取り残され、下関市内で軌道を営業する山陽電気軌道に譲渡された。そして東下関に接続する軌道線も建設され、1971年まで路面電車網の一部として活躍した。
  1914.4.22 長州鉄道東下関〜小串間開業
  1925.6.1  幡生〜小串間買収
  1926.3.9  東下関〜幡生間電化
  1928.10.30 東下関〜幡生間山陽電気軌道に譲渡
  1971.2.7  全線廃止
 
廃線跡
 幡生線(東下関〜幡生2.2km)
 廃止からすでに40年。下関の市街地では、鉄道の痕跡がほとんど残っていない。僅かに廃線跡と思われる道路が見られた。東幡生駅は大きなスーパーに変貌している。
2010.10 金比羅〜大坪八幡間@ 2010.10 東幡生駅跡A
  

山陽電気軌道