瀬峰を中心に東西に伸びていた路線であるが、築館側は1948年に台風被害で休止に追い込まれ、復旧することなく1950年に廃止された。その後も瀬峰〜登米間だけで営業が続き、利用者は順調に増加していたが、1964年に合併で宮城バスとなると間もなく廃止された。ローカル鉄道は廃止すべしという全国的な流れに乗ってしまったのではないかと思われる。

  1921.7.5  仙北鉄道瀬峰〜佐沼間開業(21.10.5登米まで延伸)
  1923.7.22 瀬峰〜築館間開業
  1948.9.16 台風災害により瀬峰〜築館間休止(50.3.1廃止)
  1964.5.1  合併により宮城バスとなる
  1968.3.25 全線廃止 
1941 1949 1955 1960 1965 1967
 輸送人員(千人/日) 2.1 2.4 2.9 3.5 4.7 4.3
 輸送密度(千人/日) 0.6 0.6 0.9 0.8 1.5 1.4
 貨物輸送量(万t/年) 7.3 5.5 5.1 5.6 4.9
営業係数 82 105 107 100 120 110
 築館-登米41.1km
 先に廃止した区間は、築館駅こそ跡形もなくなっているが、玉萩付近の路線跡は比較的わかりやすい。登米側は佐沼の先までは見つけられなかったが、米谷駅の前後が最大の見所で、とくに米谷駅跡は列車が走って来そうな雰囲気だった。登米も立派な駅舎が残されている。
2007.3 築館駅跡@ 2007.3 玉萩-太沢間A
2007.3 藤里-瀬峰間B
JRの下をくぐる
2007.3 浅水-米谷間C
2007.3 米谷駅跡D 2007.3 登米駅跡E
  

仙北鉄道