芝山鉄道
 成田空港の周辺住民への補償として建設された、わずか2.2kmの第三セクター。成田空港問題に翻弄され、会社設立から着工まで17年、開業まで21年も要している。車両は、当初は京成3600形の8両編成1本を借り入れていたが、2013年から3500形4両編成に変わっている。

  1981.5.1  芝山鉄道設立
  1998.1.22 着工
  2002.10.27 東成田〜芝山千代田間2.2km開業
 3600形
 開業時は、京成3600形の8両編成1本を借り入れ、赤と緑のオリジナル塗装となっていた。2013年に京成へ返却され、元の塗装に戻っている。
 
 3600形
 形式 編成番号 両数  借入  消滅  備考
<Tc>3611、3618
<M>3606-07、3612-13
  、3616-17
3611F 8 2002.10 2013.4 京成3600形借入れ
 3500形
 こちらは京成3500形を借入れたもので、4両編成1本。長い間、京成の塗装のままであったが、2022年4月に芝山鉄道開業20周年を記念して赤と緑の塗装に変わっている。
 
2016.10 京成関屋駅 2022.10 芝山塗装:京成金町駅
 形式 編成番号 両数  借入  消滅  備考
<Mc>3537、3540
<M>3538-3539
3537F 4 2013.4 京成3500形借入れ
千葉急行電鉄(廃止)
 芝山鉄道と同様の、京成系列の第三セクター。京成千葉線の千葉中央駅から、市原ニュータウン方面へ延伸するために設立されたもので、1977年に着工したものの、ニュータウンの造成工事が遅れたため開業が延期になり、1992年4月にようやく部分開業した。しかし開業後も沿線人口が増えないため利用者は伸び悩み 結局1998年に京成電鉄に事業を譲渡し、会社は解散している。
 車両はすべて京急・京成からの借入だが、塗装はオリジナルとなった。3100形・3150形の塗装は京成時代と似ているが、赤帯と青帯が逆になっている。

  1973.2.21 千葉急行電鉄設立
  1977.9   着工
  1992.4.1  千葉中央〜大森台間4.2km開業
  1995.4.1  千葉中央〜ちはら台間10.9km全通
  1998.10.1 京成電鉄に譲渡
3150形
 形式 番号 両数  借入  消滅 備考
1000形 1029-32 4 1992.1 1994.1 京急1000形
3050形 3067-74 8 1994.1-95.3 1996.3 京成3050形
3100形 3121-22・25-28 6 1996.1-3 1998.10 京成3100形
3150形 3151-54・57-58
・61-62
8 1996.3-98.1 1998.10 京成3150形

芝山鉄道