1911年に開業したもので、島原鉄道は創業以来社名が変わっていない。南島原以南は傍系会社の口之津鉄道が開業させており、南目線と呼ばれることもあった。しかし1991年の雲仙普賢岳噴火など、度重なる自然災害もあり、2008年に南目線は島原船津〜島原外港の0.9kmを残して廃止されている。
  
2008.3 有馬吉川-東大屋間
戦前
 島原鉄道
 島原鉄道の1号SLは、何と国鉄の1号機である。その価値が認められ、1930年に保存のため鉄道省に返却された。今は鉄道博物館で展示されている。また、開業時の2-5号も1871年に製造された国鉄創成期のSLであった。
2015.12 国鉄1号(もと島原1号):鉄道博物館
種類 番号 両数  前歴 登場 消滅  備考
SL 1 1 国鉄150形 1911 1930
2-5 →28・27 4 国鉄160形 1911 1955
6 →26 1 新造 1922 1955
15-17 3 国鉄1400形 1925 1961
1(2代) 1 国鉄600形 1930 1955
DC キハニ101-104 4 新造 1934 1957
 口之津鉄道
 口之津鉄道は、島原鉄道に先駆けて1930年にガソリンカーを導入した。カ5-6は、島原鉄道のキハニ101-104と同型である。口之津鉄道時代の車両で保存されているものは無い。
種類 番号 両数  前歴 登場 消滅  備考
SL 1 →25 1 常総筑波 1921 1950
10 →21 1 新造 1923 1955
21-22 →23-24 2 新造 1925 1955
5 1 国鉄1680 1929 1933
DC カ1-4 4 新造 1930 1949
カ5-6 
→キハニ105、107
2 新造 1936 1957?
戦後〜1970年代
 C12形等
 C12形は、国鉄C12形と同型の島原鉄道発注車。1968年のD37形導入により廃車となった。C1206が島鉄本社前駅の脇にある霊丘神社で保存されている。なぜかナンバープレートはC1201に替えられている。
2017.8 C1206:霊丘神社
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
C12形 01-03、05-06 5 新造 1948-49 1968
22形 22 1 海軍省 1950.3 1961.4 →住友セメント
 キハ200・250形
 キハ200形と250形は、元は中国鉄道の車両で、国鉄時代の形式は5両すべて異なる。キハ200形はガソリンカーとして入線し、1957年にディーゼル機関に切り替えられたが、キハ250形は島原鉄道入線時にディーゼルカーとなっていた。
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
キハ200形 201-202 2 国鉄キハニ170等 1950 1980.4
キハ250形 251-253 3 国鉄キハユニ100等 1952 1978.9
キサハ200形 211-212 2 防石キハ103、102 1965.5 1978.9
 キハ4500形
 20m級の液体式新造ディーゼルカー。同時期に国鉄で登場したキハ45000形(のちのキハ17形)と同等の性能で、車体は湘南型の近代的なものであった。1988年に廃車となっている。
キハ4500形
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
キハ4500形 4501-03、05 4 新造 1953.12 1988.5
 キハ20形
 最初の3両は、1958年に導入された、国鉄キハ20形の同型車。1985-87年に国鉄のキハ20形を13両譲り受け、さらに1997年には国鉄から水島臨海鉄道へ移っていたものを2両譲り受けて、計18両となった。赤パンツと呼ばれる独特の塗り分けの車両が多かったが、晩年は国鉄急行色に似たヒゲ付きや、国鉄一般色のリバイバル車も登場した。国鉄南目線の廃止とともに消滅している。
1993.8
2008.3 神代町付近 2008.3 大三東付近
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
キハ20形 01 3 新造 1958.5 2000.12
02 2001.11
03 1958.9 2008.10
05 13 国鉄キハ20形 1985.7 1997.12
06 2008.10
07 1993.3
08 2008.10
09 1987.1   1993.3
10 2001.8
11 2008.10
12 1987.7 1997.12
13 1987.1  2008.10
14 2000.12
15 1987.7   1996.10
16 2008.10
17 2001.11
18 2 水島キハ211-212 1997.7 2008.10
19 1997.10
 キハ26・55形
 国鉄キハ26形・55形とほぼ同型の新造車で、両運。国鉄直通急行等に使用されていた。正面はキハ20形とほとんど同じなので、側面のドアの位置を見ないと見分けにくい。
1993.8 南島原車庫(いちばん左の車両)
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
キハ26形 01-03 3 新造 1960.10-64.3 1997.6
キハ55形 01-03、05-06 5 新造 1960.8-63.12 2000.12
 キハ16・17形
 国鉄キハ16・17形を譲り受けたもので、いずれも片運。1987年にはキハ20形に置き換えられて消滅しており、島原鉄道での活躍が僅か3年程度の車両もあった。
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
キハ16形 01-03、05 4 国鉄キハ16形 1975.7 1987.1
キハ17形 01-03、05 4 国鉄キハ17形 1979.6 1987.1
 D37形
 C12形を置き換えるために導入された、液体式ディーゼル機関車。1984年に貨物輸送が廃止されたが、D3703が事業用として残され、雲仙普賢岳の災害復旧にも使用された。2000年に廃車となったが、ふかえ桜パークで保存されている。
2017.8 D3703:ふかえ桜パーク
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
D37形 01-02 3 新造 1968.1 1988.5
03 2000.2
1970年代以降
 キハ2500・2550形
 新潟鉄工所のNDCシリーズで、島原鉄道では34年ぶりの新造車。JR九州のキハ125形に類似している。キハ2550形は、ブレーキが二重化されたものである。2512が事故廃車となったため、2011年に2553が増備されている。
2008.3 2500形:北有馬付近 2008.3 2550形:口之津-加津佐間
2008.3 2550形:加津佐駅
 形式 番号 両数  前歴 登場  消滅  備考
キハ2500形 2501 13 新造 1994.11
2502
2503
2504
2505 1994.12
2506 1997.9
2507
2508
2509
2510
2511 2000.10
2512
2513
キハ2550形 2551 3 新造 2001.10
2552
2553 2011.2
形式別車両数
種類 形式 1928 1940 1959 1972 1981 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025
DC 100形 6
  カ1形 4        
  200形 5 6
4500形 4 4 4 3
キハ20形 3 3 3 3 16 14 13 8
キハ26・55形 8 8 8 8 6 1
キハ16・17形 8 6
キハ2500形 5 10 13 13 12 12 12
キハ2550形 2 2 3 3 3
SL 島原 9 6 7
  口之津 4 4                
DL 3 3 3 1 1
PC 島原 18 28 ?          
  口之津 14 19 ?                      
年表

  1908.5.5  島原鉄道設立
  1911.6.20 本諫早〜愛野村間10.8km開業
  1913.9.24 諫早〜島原湊(現・島原船津)間42.2km全通
  1922.4.22 口之津鉄道:島原湊〜堂崎間14.6km開業
  1928.3.1  口之津鉄道:島原湊〜加津佐間36.4km全通
  1943.7.1  島原鉄道が口之津鉄道を合併
  1984.10.1 貨物営業廃止
  2008.4.1  島原外港〜加津佐間35.3km廃止
  

島原鉄道