武蔵野競技場支線(三鷹-武蔵野競技場3.2km)
 プロ野球の試合なども実施された武蔵野競技場への観客輸送を目的とした路線。競技開催日のみの臨時路線であったが、実質的には1年程度しか活躍しなかったようである。

  1951.4.14 三鷹〜武蔵野競技場間開業(競技開催日のみ)
  1959.11.1 全線廃止

 廃線跡のほとんどは遊歩道として整備してあり、ルートはわかりやすい。終点の武蔵野競技場駅は、団地の前の生活道路になっていた。
2010.2 廃線跡の遊歩道@ 2010.2 武蔵野競技場駅跡A
   
 下河原支線(国分寺-東京競馬場前5.6km)
 砂利を運搬する貨物線として建設され、競馬場の開業とともに旅客影響を開始したが、武蔵野線の開業とともに貨物線に戻った。地図で見ると武蔵野線とほとんど重なっているように見えるが、別の路線である。競馬場支線とも呼ばれる。

  1910   東京砂利鉄道国分寺〜下河原間開業(貨物のみ)
  1920.5.26 買収
  1934.4.2 国分寺〜東京競馬場前間で旅客営業開始
  1944.10.1 休止(47.4.24復活)
  1973.4.1 旅客営業廃止
  1976   全線廃止   
   1949 1956 1960 1965 1970 1973
 輸送人員(千人/日) 1.4 6.0 9.3 8.3 9.4
 貨物輸送量(万t/年) 不明 7.8 5.4 7.0 8.1 6.5
 北府中付近は立派な武蔵野線の脇にそれらしき空間が残り、武蔵野線から少し離れてからは自転車道に転用されていた。多摩川の河原へ向かう本線と東京競馬場への支線との分岐部もそのままの姿であったが、残念ながら日暮れで写真を撮れなかった。 
2008.10 国分寺-北府中間B 2008.10 北府中-東京競馬場前間C

武蔵野競技場支線・下河原支線