長野県川上村の甲武信ヶ岳付近を源として、上田盆地、長野盆地、越後平野を通って新潟県の日本海に流れる。佐久市、上田市、飯山市、長岡市などを経由し、河口は新潟市である。全長は367kmで、文句なしの全国1位。流域面積は利根川・石狩川に次ぐ全国3位。長野県側では千曲川と呼ばれる。また、犀川や魚沼川などの大きな支流がある。

信濃川(千曲川)
 白駒池
 千曲川本流の源に近い八ヶ岳の中腹、八千穂高原にある。ドウダンツツジの紅葉が目の覚めるような鮮やかさで素晴らしかった。ただ、湖畔に出られる場所が少なく、紅葉の写真を撮るポイントはここだけだった。
2003.10
 上田
 上田の市街地は、千曲川のすぐ北側にあり、上田電鉄は上田駅を出るとする千曲川を渡る。この橋梁は2019年10月の台風で崩落し、2021年3月にようやく復旧した。
2016.7 上田電鉄信濃川橋梁
 飯山
 飯山線の車窓からの風景。千曲川の中流にあたるが、思ったより川幅は広くなかった。
2006.11 替佐付近
 与板
 越後平野の中央付近で、もう少し下ると信濃川本流と新信濃川が分かれる。このあたりはさすがに川幅が広い。
2006.11 与板橋
 新潟
 信濃川本流は新潟市の中心を流れている。左の写真の奥の方が新潟市中心部。越後線は新潟駅を出てすぐに信濃川を渡る。
2008.4 新潟県庁より 2019.3 越後線信濃川橋梁
湯川
 白糸の滝
 軽井沢の北、群馬との県境付近にある。人の背丈ほどの高さしかなく、屏風のように横一列に並んだ滝は、他のどの滝とも違う雰囲気で面白かった。
2006.10
夜間瀬川
 志賀高原
 志賀高原も千曲川の支流が流れる。この一沼は行く予定になかったが、車窓から鮮やかな紅葉が目に飛び込んできたので、思わず車を停めてゆっくり散策してしまった。
2004.10 一沼
 夜間瀬
 夜間瀬川に架かる長野電鉄の橋梁。長野電鉄一の撮影名所となっている。
 
2016.1 長野電鉄夜間瀬川橋梁
中津川
 野反湖
 中津川の源流にあたる野反湖は、県境を超えた群馬県にあり車道も群馬県側にしかない変わった所である。しかし分水嶺を越えて野反湖側に出たとたん濃い霧と立っていられないような強風で、群馬側とはまったく違う世界だった。
2006.10
 秋山郷
 秋山郷は新潟県と長野県のちょうど境目にあり、中津川のつくる険しい谷の奥にある秘境として知られる。紅葉は有名で、天気は悪かったがそれでも切明の紅葉は見事に絵になっている。ただ、川沿いの遊歩道がなく、ところどころ車から降りて眺めるだけだったのが物足りなかった。一番の紅葉シーズンにしては人が多くなくてよかったと思ったが、道が狭いために谷の入り口が大渋滞となっており、帰りに谷から抜け出すのが一苦労だった。
2003.10 切明
2003.10 蛇淵ノ滝 2003.10 布岩
清津川
 清津峡
 秋山郷のすぐ東側で、黒部峡谷、大杉谷とならぶ3大峡谷と呼ばれる。しかしあまりにも険しい谷で危険なためか外を歩くことができず、トンネルを歩いてところどころ窓のような展望台から外を眺めるだけになっていたので、あまりにつまらなかった。
2003.10
犀川
 上高地
 上高地を流れる梓川は、千曲川最大の支流、犀川の源流部にあたる。河童橋付近は人が多すぎて楽しめないが、少し奥に入ると穂高、明神、焼など北アルプスの山々に囲まれた静かな雰囲気に包まれる。また2002年は夜明け直後だったので、空気がとても清々しく格別の気分だった。
1995.8 徳沢付近 2002.10 田代池
 乗鞍高原
 乗鞍は上高地のすぐ南側にあり、高原に池や滝が点在している。紅葉はまだ山の上の方だけであったが、抜けるような青空の下、池めぐりハイキングも楽しかった。
2002.10 牛溜池 2002.10 あざみ池
2002.10 三本滝 2002.10 三本滝

信濃川