知床は、半島の中ほどまでしか道路が無く、手つかずの原生林が残る自然の宝庫である。また、オホーツク海の流氷の南限であり、ヒグマやシマフクロウ、オオワシなど貴重な生き物が多く生息する。2005年に、日本で3番目の世界自然遺産に登録されている。陸上だけで無く海洋も登録範囲に含まれており、これは日本で最初であった。 |
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知床五湖 | |
初訪問は1986年。その2年後にも、修学旅行で再訪した。しかしどちらも天気に恵まれず、あまりいい印象が無い。 |
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1986.8 知床五湖(1湖) | |
1999年の秋に、三度目の訪問。10月後半は紅葉には遅いと思っていたが、例年より暖かかったおかげで十分に赤や黄の鮮やかな色が残っており、湖面に映って美しかった。背後の知床連山が雲に隠れているのは残念だったが、時々姿を見させてくれた。 |
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1999.10 2湖 | |
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1999.10 4湖 | 1999.10 5湖 |
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1999.10 3湖 | |
2015年、4度目の知床五湖訪問で、初めて知床連山がくっきりと姿を見せてくれた。下の写真は別のポイントで撮ったものだが、つなぎ合わせると知床連山のパノラマ写真のようになった。 |
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2015.7 知床五湖より 硫黄山 | 2015.7 知床五湖より サシルイ岳、三ツ峰、羅臼岳 |
知床連山 | |
知床の最高峰は羅臼岳で、半島のほぼ中央にある。下の写真は、羅臼岳登山口へ向かう途中の道路から撮影したもの。知床連山の主要な山をすべて1枚におさめた唯一の写真である。 |
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2015.7 岩尾別付近より 左から硫黄山、知円別岳、オッカパケ岳、サシルイ岳、三ツ峰、羅臼岳 |
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知床岬 | |
1986年の初訪問で、いきなり知床岬の先端まで訪れた。8月なのに寒く、船がけっこう揺れたのを覚えている。 |
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1986.8 知床岬 | |
オシンコシンの滝 | |
オシンコシンは知床の基地となるウトロの街より手前にあり、車道からも見えるので、知床に行った人にはお馴染みの滝。初訪問の際には今の旧道をバスが通ったので滝を上から眺めたが、2回目からは下から見上げるようになった。 | |
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1986.8 オシンコシンの滝 | 1993.9 オシンコシンの滝 |
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2015.7 オシンコシンの滝 | |
カムイワッカ湯の滝 | カムイワッカの滝 |
カムイワッカ湯の滝を遡ると、その名のとおり温泉のようになっているらしい。しかし車道近くから見ただけなので、普通の滝と変わらなかった。 | 陸地から近づくことはできず、遊覧船から眺めることになる。86年の時は波が荒く遠くから見ただけだったが、99年は近寄ってじっくり見ることができた。湯の滝はこの川の上流になる。 |
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1993.9 | 1999.10 |
フレペの滝 | |
3度目の訪問は、滝を中心に巡った。フレペの滝は角度が悪く全体が見えないが、緑色の岩が不思議で、乙女の涙と呼ばれるのもわかる気がする。 |
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1993.9 フレペの滝 | |
2006年は冬の知床を初訪問。行かれるところが限られるが、フレペは自然センターからスノーシューをつけて行くことができた。滝は凍結して繊細な姿になっている。しばらく見ているとオオワシがゆっくり飛んでいったが、撮影には失敗してしまった。 |
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2006.2 フレペの滝 | 2006.2 エゾシカ |
ウトロ周辺 | |
1999年は、知床五湖以外にも印象に残る景色が多い。ウトロのオロンコ岩も何度か登っているが、この時がいちばんいい眺めだった。 |
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1999.10 プユニ岬より | 1999.10 オロンコ岩より |
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1999.10 亀岩 |
知床