因幡国は現在の鳥取県東部で、巨濃、法美、八上、智頭、邑美、高草、気多の7郡。室町時代は山名氏の本拠の1つとなった。戦国時代は信長・秀吉勢と毛利勢の間で何度もこの地を取り合い、最終的には宮部継潤が入る。関ヶ原後は鳥取、若桜、鹿野の3藩となるが、すぐに池田氏が因幡・伯耆2ヶ国にまたがる鳥取藩32万5千石を築いて明治まで続いた。
 
史跡
 鳥取城(日本百名城)
  1580年、山名豊国が籠城し、秀吉と3ヶ月にわたる籠城戦が行われたことで知られる。江戸時代には、池田氏により近世城郭に改修され、鳥取藩の藩庁となった。明治以降、ほとんどの建物が解体されており、唯一残っていた中仕切門も1975年の台風で倒壊したが、再建されている。
2017.6 中仕切門 2017.6 鳥取城跡と市街
 
2017.6 石垣と天球丸
  

史跡・名勝・重伝建 -因幡国