豊前国は現在の福岡県東部から大分県の一部までを含み、田河、企救、京都、仲津、築城、上毛、下毛、宇佐の8郡。室町から戦国時代にかけて、大内氏と大友氏で奪い合った。秀吉時代は黒田如水が中津に入るが、関ヶ原後は細川氏の小倉藩39万9千石となり、後に小笠原氏の小倉藩と中津藩に分かれた。
史跡
 福沢諭吉旧居  
 中津は1588年、黒田如水が中津城を築き、のち細川氏、小笠原氏、奥平氏と藩主が変わった。後に慶應義塾を創設する福沢諭吉も中津藩の藩士である。
1996.8 福沢諭吉旧居
その他
 小倉城  
 小倉は九州の入り口として古くから城がおかれ、江戸時代になって細川忠興によって現在の姿に整備された。天守閣は復興ではあるが立派で、ちょうど桜の時期だったのでいい前景となった。
1996.4 小倉城 2011.2 北九州市役所より 小倉城
 中津城  
 今見ることができる中津城の天守は1964年に建てられたもので、外観も史実に基づいたものではない。  
1996.8 中津城

史跡・名勝・重伝建 -豊前国