もともとは現在の山形県・秋田県のうち鹿角周辺を除く地域を出羽国と呼んでおり、明治になってから羽前国と羽後国に分かれた。羽前国は山形県の大部分で、村山郡、最上郡、置賜郡、田川郡にあたる。江戸時代には米沢藩、山形藩、上山藩、新庄藩、鶴岡藩などがあった。
名勝・史跡
 立石寺(山寺) 
 9世紀頃の開山で、1100段の石段の上にあり、芭蕉のの句でも有名。確かに登るのは大変であるが、独特の雰囲気はなかなか気に入った。
1994.6
史跡
 山形城跡(日本百名城)
 1356年、斯波氏が居城を構えたのにはじまり、江戸時代は最上氏57万石の城下町となった。しかし最上氏改易後は、小大名が次々に交代している。
2015.5 二の丸東大手門 2015.5 本丸一文字門
2015.5
名勝
 酒井氏庭園 
2007.6 酒井氏庭園(名勝)
その他
  鶴ヶ岡城
 かつて大宝寺城があったところで、1622年の最上氏改易後、庄内に入った酒井忠勝が大改修をした。明治以降、建物はすべて破却されたが、本丸跡に荘内神社、三の丸跡に致道博物館などが設けられている。
2016.7 鶴ヶ岡城跡
  上ノ山城
  小藩の居城であるが、立派な天守が復元されている。
2002.3 上ノ山城
 酒田
 古くから船の中継地として栄えた街で、商業で莫大な富を得た本間氏が有名である。今ではかなり寂れた雰囲気の街になってしまったが、山居倉庫はなかなか立派なものだった。なお、現在は山形県だが羽後国に含まれている。 
1991.3 山居倉庫 1991.3 旧本間邸

史跡・名勝・重伝建 -羽前国