前身は播州鉄道で、国鉄時代も貨物輸送が多かった。関西圏に近いが、山陽電鉄やバスとの競争に敗れ、存廃の基準となった輸送密度は1536人と少なかった。橋梁が老朽化していたこともあって鉄道としての存続は諦められ、特定地方交通線の中でも、かなり早い段階で廃止されている。

  1913.12.1 播州鉄道加古川〜高砂口間開業
  1914.9.25 高砂口〜高砂浦間延伸
  1921.5.9  高砂〜高砂浦間客扱い廃止
  1923.12.21 播但鉄道へ譲渡
  1943.6.1  買収、高砂線となる
  1981.9.18 第1次特定地方交通線として廃止承認
  1984.12.1 全線廃止 
  1949 1956 1960 1965 1970 1973 1977 1980 1983
 輸送人員(千人/日) 3.2 3.0 2.8 3.4 2.3 2.5 2.6 2.2 1.7
 輸送密度(千人/日) 2.4 2.2 2.0 2.3 1.5 1.6 1.7 1.3 1.0
 貨物輸送量(万t/年) 24.2 32.9 36.2 36.0 42.7 36.3 25.8 23.6 12.2
廃線跡
 加古川〜高砂6.3km
 沿線はほとんど市街地で他の廃線跡とはイメージが違う。それでも尾上付近は山陽電鉄の脇にある廃線跡の築堤がローカルな雰囲気であった。 
2005.12 高砂駅付近@ 2005.12 高砂北口-尾上間A
2005.12 尾上駅跡B 2005.12 尾上-鶴林寺間C

高砂線