新潟・群馬県境は、越後山脈の一部だがとくに三国山脈とも呼ばれる。新潟側はスキー場が集中する豪雪地帯で、長いトンネルを抜けると一面銀世界に変わるので何度通っても楽しい。また谷川岳は一ノ倉沢が沢登りのメッカで、遭難者の多い魔の山としても知られている。

谷川連峰
 谷川岳(1977、百名山) 
 谷川連峰の主峰で、オキの耳(1977)とトマの耳(1963)という2つのピークがある。下は、光っていて見にくいが、中央やや右に谷川岳をはじめとする谷川連峰が見えている。 
 
 2006.2 石打スキー場より
 上毛高原の駅は厚い雲に覆われていたので半分あきらめていたが、谷川岳が近づくと嘘のように晴れてきた。山頂付近はオキの耳、トマの耳の双耳峰をはじめ特徴的な山が多く、登っていて楽しい。しかし、ロープウェイ利用のお手軽プランだったのと、曇りを予想していて水をあまり持たなかったので、帰りは炎天下のもと水が無くかなり辛かった。

<天神平9:20-11:00山頂-12:30一ノ倉沢上部-山頂13:10-14:50天神平> 標高差490m
1996.7 天神平より   1996.7 トマの耳よりオキの耳
 1996.7 オキの耳よりトマの耳 1996.7 俎ー
 1996.7 一ノ倉沢を見下ろす
1996.7 谷川岳山頂より
左端の三角の山が燧ケ岳で、その右に至仏山。右奥は日光白根山で、その右に武尊山
 万太郎山(1954)、茂倉岳(1978)
 いずれも、谷川岳の西にある、谷川岳の支峰。さらに奥の山は、雲に隠れていた。
 1996.7 谷川岳より  右奥が万太郎山、左は俎ーで、手前がオジカ沢の頭 1996.7 谷川岳より 茂倉岳
 仙ノ倉山(2026、二百名山)、平標山(1984)
 谷川連峰の西端の山。左は南側から、右は西側からの眺めである。 
1998.11 伊香保より
左が平標山と仙ノ倉山、中央に万太郎山、右端が谷川岳
2005.3 苗場スキー場より
中央が平標山、その右は仙ノ倉山
 三国山(1636)
 三国という名だが、三国にまたがっているわけではなく、標高もこのあたりでは低い。この頃スキーは交通の便がいい越後湯沢方面が多かったが、カメラを持ち歩いていないので、友人の携帯を借りて写真を撮った。 
2005.3 苗場スキー場より 中央やや左が三国山
苗場山周辺
 苗場山(2145、百名山)
 苗場山は、約30万年前に形成された成層火山。知名度がある苗場スキー場は、苗場山でなく筍山にある。スキー場からは、平らな山頂湿原と、登山のときに歩いた右の神楽ヶ峰から苗場山への鞍部がよくわかった。
2005.3 苗場スキー場より
 2004年に登頂。登山口から2時間ほど登ってもまだスキー場のエリアで、花も少なく思った以上にきつい山だった。それでも、神楽ヶ峰から苗場山への鞍部は見事なお花畑で、ようやく楽しくなってくる。そして最後の急な登りを越えると、山頂は別天地のような広々とした湿原で、疲れも一気に吹き飛んだ。ただ、雲が多く鳥甲山が見られなかったのが残念である。

<登山口9:20-11:40神楽ヶ峰-13:15山頂14:10-神楽ヶ峰15:10-17:30和田小屋>
  標高差780m 
2004.7 神楽ヶ峰より 2004.7 苗場山頂湿原より
右に霞んで見えるのは佐武流山
  中央右寄りの奥、比較的平らに見えるのが苗場山、遠くに霞んでいるのは中央が燧ケ岳、左に越後駒ケ岳と中ノ岳、いちばん手前の右端は斑尾山。妙高は空気が澄んでいて遠くの山まで見えていたが、後で調べるとはるか尾瀬の山まで見えていたので驚いた。
 
 2004.10 妙高山より
 鳥甲山(2038、二百名山)
 左の山型が鳥甲山で、中央右の平らな所は苗場山である。鳥甲は特徴的な形をしているはずであるが、苗場山も秋山郷でも雲がとれず、まだ近くで見たことが無い。 
2004.2 志賀高原より、

三国山脈