アフリカの高峰は、大地溝帯の周辺に集まっている。タンザニアのキリマンジャロとメルー山、ケニヤのケニヤ山、エチオピアのラスダッシェン山、ウガンダのルウェンゾリ山、どれも富士山より高い4000〜5000m級である。

タンザニア
 キリマンジャロ(5895m)
 アフリカ最高峰のキリマンジャロは、ケニヤのアンボセリからの景色が最も有名だが、山頂を含めて山の大部分はタンザニアにある。雨期の訪問だったので厳しいかなとは思ったが、やはり山頂は厚い雲に覆われていてなかなか見えなかった。アンボセリを離れる最終日、振り返ると山頂の一部が見えていたので、慌ててバスを停めて写真撮影。僅か3分程の貴重な一瞬である。 
2013.5 アンボセリより
キリマンジャロの山裾しか見えていない
2013.5 アンボセリより
キリマンジャロ山頂
 上の写真だけでは淋しいので、妻が行った時のキリマンジャロ全景を。山頂の右肩は上の写真と同じ形である。
2001.7 アンボセリより
 ンゴロンゴロ(世界遺産)  
  ゴロンゴロは、巨大な火口のクレーターが有名な所である。クレーターの底は標高1800m、外輪山は2400mほどで、多くの野生動物はクレーターから出ることなく、クレーター内で一生を過ごす。動物観察にはとても条件のいい所である。
2013.4 クレーター入口より 2013.4 ロッジより
 ☆世界遺産「ンゴロンゴロ自然保護区」 1979年登録
 セレンゲティ(世界遺産)  
 ンゴロンゴロの西には、15000平方キロメートルもの大平原が広がっている。ここも野生動物の宝庫で、とくにヌーは100万頭いるといわれている。   
2013.4 セレンゲティ平原
 ☆世界遺産「セレンゲティ国立公園」 1981年登録
エチオピア
 シミエン国立公園(世界遺産)  
 エチオピア最高峰、ラスダッシェン山(4620m)を中心とした山岳地帯で、アフリカの屋根とも言われる。通常のツアーではなかなか訪れないが、この時はオーダーメイドの旅だったので特別に組み込んだ。ゴンダールから、シミエン入口の街Debarkまで悪路を行くこと3時間。ここで手続きをした後、さらに1時間弱進んでようやく景色のいい所に到着した。固有種ゲラダヒヒやウォリヤアイベックスなどがいる公園の核心部はまだ遥か先だが、ゴンダールからの日帰りではここまで。バブーンの集団は見たものの、かなり物足りなかった。
 
2011.5 シミエン国立公園 2011.5 シミエン国立公園へ行く途中の展望所 
 ☆世界遺産「シミエン国立公園」 1978年登録
アフリカ東部の山