501系
 209系とほぼ同じ仕様の交直流電車で、常磐線の土浦以北まで運行できる4扉ロングシート車として登場した。15両編成が4本のみである。
E501系車種別両数
 番台 Tc M T  前歴  製造  消滅  備考
0番台 16 24 20 新製 1995.3-97.3
 営業開始は1995年12月。2007年3月に上野から撤退し、土浦以北のみで運行されるようになっている。
2016.10 勝田駅
 E501系配置表
1995 1998 2000 2002 2005 2008 2010 2012 2015
勝田 5 60 60 60 60 60 60 60 60
E531系
 常磐線の415系を置換える目的で登場した車両。E231系の交直流仕様といえる。2005年7月に営業を開始した。基本編成は10両、付属編成は5両である。2015年からは、準耐寒耐雪構造の4000番台も登場している。
E531系車種別両数
 番台 Tc M T Ts  前歴  製造  消滅  備考
0番台 96 142 71 46 新製 2005.3-15.3 量産車
4000番台 8 8 4 2015.10-16.3 準耐寒耐雪構造
2015.10 松戸駅
 E531系配置表
2005 2008 2010 2012 2015
勝田  15 300 300 310 355
701系
 東北地方において、客車列車や急行型電車による普通運用を置換える目的で開発された、交流区間初の通勤型電車。標準軌向けは、秋田地区が5000番台、山形地区が5500番台に区分されている。  
701系車種別両数
 番台 Mc Tc M T  前歴  製造  消滅  備考
0番台 38 38 13 新製 1993.3-9 初期車
100番台 6 6 1 1994.11-95.1 ライト位置変更
1000番台 42 42 4 4 1994.10-96.3 仙台地区向け
1500番台 17 17 1998.2-01.3 IGBT素子インバータ制御
5000番台 10 10 1996.12-97.3 標準軌・田沢湖線向け
5500番台 9 9 1999.10-11 標準軌・奥羽線向け
 狭軌向け  
 1993年6月に秋田地区で運用を開始した。0番台は尾灯の位置が他より下にあるので見分けられるが、100番台以降は外見で見分けることは難しい。秋田、盛岡、仙台の地区ごとに塗装が異なる。
 
2017.6 0番台秋田色:四ツ小屋駅付近 2017.6 100番台秋田色:四ツ小屋駅 
2008.10 1000番台盛岡色:北上駅 2015.12 1500番台仙台色:船岡駅
 701系狭軌車配置表
1995 1998 2000 2002 2005 2008 2010 2012 2015
青森 54 54 54 14 14 14
盛岡 30 30 30 30 32 30
秋田 102 102 92 92 92 94 94 100 98
仙台 18 52 62 82 82 80 80 66 70
勝田 6 6
 標準軌向け  
 秋田新幹線・山形新幹線の開業によって標準軌となった区間向けのもので、前面デザインも変更されている。
2015.11 5000番台:盛岡駅 2015.12 5500番台:山形駅
 701系標準軌車配置表
1995 1998 2000 2002 2005 2008 2010 2012 2015
秋田 20 20 20 20 20 20 20 20
山形 18 18 18 18 18 18 18
 譲渡車  
 整備新幹線開業に伴う並行在来線の転換によって、16両が青い森鉄道に、8両がIGRいわて銀河鉄道に譲渡されている。
2016.5 IGRいわて銀河鉄道:八戸駅 2015.11 青い森鉄道:青森駅
719系
 仙台地区における輸送改善等を目的として開発された車両。2両編成セミクロスシートである。標準軌向けは5000番台に区分されている。 
719系車種別両数
 番台 Mc Tc  前歴  製造  消滅  備考
0番台 42 42 新製 1989.12-91.8 狭軌向け
5000番台 12 12 1991.9-10 標準軌向け
 0番台  
 仙台地区と福島・郡山地区を中心に使用されている。
1990.3 岩切駅  2015.12 長町駅
 5000番台  
 JR初の在来線の標準軌向け車両で、奥羽線福島〜山形間に投入された。1999年からは新庄までが標準軌車両の使用区間となっている。外見は0番台とほとんど変わらない。
2016.2 山形駅
 700番台  
2019.4 「フルーティア」:郡山駅付近
719系配置表 
1990 1992 1995 1998 2000 2002 2005 2008 2010 2012 2015
山形  24 24 24 24 24 24 24 24 24 24
仙台 18 84 84 84 84 84 84 84 84 84 84
E721系
 仙台地区に残っていた455系等を置き換える目的で開発された車両。719系と同じく、2両編成セミクロスシートである。仙台空港線向けは500番台、4両固定編成の増備車は1000番台に区分されている。  
E721系車種別両数
 番台 Mc Tc  前歴  製造  消滅  備考
0番台 44 44 新製 2007.1-10.9 量産車
500番台 4 4 2006.2-10 仙台空港線向け
1000番台 4両固定編成
2019.4 0番台:二本松付近  2007.3 500番台:仙台駅(右の車両)
2017.6 1000番台:仙台駅
E721系配置表 
2008 2010 2012 2015
仙台  86 86 92 92
EV-801系
 直流区間向けのEV-301系に対し、交流区間向けに開発された蓄電池駆動電車。耐寒耐雪機能も強化されている。男鹿線に投入され、2017年3月に営業運転を開始している。  
2017.6 土崎駅

JR東日本の近郊型電車、交流・交直流