手宮線は北海道初の鉄道という由緒ある路線であるが、支線となった後は客扱いの休止と復活を繰り返し1962年に姿を消した。ただ貨物線としては1985年まで残っている。

  1980.11.28 官営幌内鉄道手宮〜札幌間開業
  1989.12.11 北海道炭礦鉄道に譲渡
  1906.10.1  買収、小樽(現南小樽)手宮間は手宮線となる
  1907.7.1   客扱い休止(12.8.11復活)
  1943.10.1  再び客扱い休止(48.11.10復活)
  1962.5.15  客扱い廃止
  1985.11.5  全線廃止 
  1932 1937 1949 1956 1960 1965 1970 1973 1977 1980 1983
 輸送人員(千人/日) 0.8 0.9 1.8 1.4 1.5
 輸送密度(千人/日) 0.6 0.6 1.9 1.4 1.5
 貨物輸送量(万t/年) 189.4 192.5 65.7 85.0 110.5 119.2 153.0 97.4 33.6 16.8 5.4
廃線跡
 南小樽〜手宮2.8km
 起点の手宮は北海道鉄道記念館になっていたが、電気機関車やレールバスなど手宮線と関係なさそうな車両が多かった。廃線跡は、この時点では貨物線廃止から間が無いため、線路が残っていたと思うのだが、覚えていない。 
1989.7 手宮駅跡@ 1989.7 手宮〜色内間A
 約30年ぶりに手宮線跡を再訪。廃線跡は線路を残したまま遊歩道が併設され、歩くと楽しい。手宮に近づくと複線になり、ポイントも残されていた。手宮駅跡の北海道鉄道記念館は、1996年から小樽交通記念館、さらに2007年から小樽市総合博物館と名を変えているが、今も多くの車両が保存されている。 
2017.9 色内仮乗降場跡C 2017.9 手宮〜色内間B
2017.9 手宮〜色内間A 2017.9 手宮〜色内間A
 

手宮線