スズメ目は世界中に5700種以上。全鳥類10000種の半数以上を占めている。おまけに小さく素早いものが多いためなかなかいい写真が撮れず、名前を特定するのにいちばん苦労する。

タイランチョウ科
セキレイタイランチョウ ズグロエンビタイランチョウ
 パンタナールでよく見た鳥の1つ。キバシコウカンチョウとともに餌場に集まってきた。  燕尾服のような姿が印象に残る。尾は長いが体はとても小さい。
 2004.9 ブラジル、南パンタナール  2004.9 ブラジル、北パンタナール
 キバラオオタイランチョウ
 セキレイタイランチョウと似ているが、目の周りの黒と白がすっきりした印象を与える。
 
2004.9 ブラジル、北パンタナール 2017.9 メキシコ、カラクムル 
フウキンチョウ科
 ダーウィンフィンチ
 食べ物によって異なるクチバシをもったガラパゴスの13種類のフィンチは、ダーウィンの進化論のもとになった。この写真の2種も明らかに違う姿で、他にも何種類かは見えたと思う。
   2004.5 ガラパゴス、サンチャゴ島 2004.5 ガラパゴス、フロレアナ島
 コウカンチョウ キバシコウカンチョウ
 右のキバシコウカンチョウと似ているが、赤いトサカが特徴的である。こちらは2羽しか見かけなかった。  人に慣れていて、餌を与えると群がって寄ってきた。
 2004.9 ブラジル、北パンタナール  2004.9 ブラジル、北パンタナール
 アカフウキンチョウ ハシガシラソライロフウキンチョウ
 ベニタイランチョウと思って追いかけたが、写真を見ると違っていた。  美しい空色であったが、残念ながら逆行で黒くなってしまった。
   2004.9 ブラジル、南パンタナール 2004.9 ブラジル、ボニート
ムクドリモドキ科
 カオグロムクドリモドキ   オオツリスドリ
 オレンジ色がとても目につく。同じところを何度も行き来していたので写真は撮りやすかった。  見にくいが写真右下にいる。
 2004.9 ブラジル、北パンタナール 2002.5 ホンジュラス、コパン
ホオジロ科  アメリカムシクイ科
 アカエリシトド  キイロアメリカムシクイ
 パタゴニアでいちばんよく見た鳥。人のそばにも平気で近寄ってきた。  鮮やかな黄色は目にとまりやすい。海岸から高地までいろいろな所でみかけた。
   2006.12 チリ、パイネ 2004.5 ガラパゴス、サンタクルス島
ハタオリドリ科
 ケープハタオリ  シャカイハタオリ
 南アフリカでいちばんよく見た鳥。その名のとおり機織りをするようにせっせと巣をつくっていた。  ハタオリドリの中でも、最大級の巣を作るもの。木のシルエットが、巣でまったく違うものになっていた。
  2007.8 南アフリカ、セダーバーグ 2018.5 ナミビア、エトーシャ
 キンランチョウ  
  見たことも無いほど鮮やかなオレンジ色。バスの車窓からも見えていたが、散歩をしたときに近くで見ることができた。
  2007.8 南アフリカ、シトラスダル
スズメ科
 フナシセイキチョウ   イワヒバリ
 英名ブルーワックスビル。ロッジの水場に集まってきた。  本州の高山の岩場に棲む鳥。姿をはっきり見られることは少ないので嬉しかった。
  2007.8 ジンバブエ、ヴィクトリアフォールズ   2002.7 北岳 山頂付近
ムクドリ科
 アカハネテリムク  セイキテリムク
 ケープ半島でよく見た鳥。地味な色のようでオレンジのワンポイントがある。  派手な蛍光色である。ロッジの庭にきていた。
  2007.9 南アフリカ、ケープポイント 2007.8 ボツワナ、チョベ
 ガラパゴスマネシツグミ
  人を恐れず、平気で近くに寄ってくる。ガラパゴスで訪れたほとんどの島で見かけたが、ダーウィンフィンチと同様に島によって嘴が違うようである。
 2004.5 ガラパゴス、サンチャゴ島
タイヨウチョウ科 セッカ科
 オリーブタイヨウチョウ  キムネハウチワドリ
 南アフリカにはタイヨウチョウの仲間が多いようだが、これしか見つけられなかった。  本物の鳥かと疑いたくなるほど、遠くまで響き渡る機械じかけのような大声をあげて、同じ場所で鳴き続けていた。
  2007.8 南アフリカ、テーブルマウンテン 2007.9 南アフリカ、ケープポイント
ヒタキ科
 クロエリサバクヒタキ  ノゴマ
 街の中で普通に見かけた鳥。  おもに北海道に渡来し、喉の赤がワンポイントになっている。鳴き声が美しく印象的で、かなり長いこと同じ場所で鳴いていた。
  2007.8 南アフリカ、オキープ  2003.7 大雪山赤岳
メジロ科 ツバメ科
  メジロ   ツバメ
 日本のメジロとは違う種かもしれないが、よくわからない。これもロッジの水場に来ていた。   お馴染みの鳥だが、飛ぶスピードが半端ではないため、なかなか写真を撮ることができない。これは偶然目の高さの電線にとまっていた。
2007.8 ジンバブエ、ヴィクトリアフォールズ  2007.4 韮崎
カラス科
 ムナジロカラス  カササギ
 カラスの仲間であるが、木にとまる姿はなかなかかっこいい。ナミブ砂漠の中心ソッサスフレイでよく見かけた。  アジア、ヨーロッパ、北米ととても広い範囲に生息する。青い羽根が印象的。
 
  2018.5 ナミビア、ソッサスフレイ  2007.9 ソウル

スズメ目