昔はペリカンの仲間にウやカツオドリ、グンカンドリ、ネッタイチョウなどが含まれていたが、最近の研究でペリカンにあまり近くないことがわかり、分離された。逆に、コウノトリ目に含まれていたトキ、サギ、シュモクドリ、ハシビロコウなどが、ペリカン目に移されている。このホームページでは鳥を分類ごとにまとめているので、このような大移動があると整理が大変である。

 
ペリカン科
 カッショクペリカン  モモイロペリカン
 ガラパゴスではよく見かけた鳥の1つ。エサをとるのに水面のすぐそばから海にダイビングするのが、いかにも不器用そうで微笑ましい。  アフリカ、ヨーロッパ、アジアと広い範囲に生息する。これはバスの車窓から一瞬だけ見えた。
 2004.5 ガラパゴス、バルトロメ島 2007.9 南アフリカ、ケープタウン郊外
トキ科
 ベニヘラサギ
 パンタナールで最も見たかった鳥だが、旅の後半になってようやく出逢えた。バスで移動中だったが、バスを停めて降りることができたので落ち着いて観察できた。近寄ろうとしたらすぐ飛び立ってしまったが、うすいピンク色は飛ぶといっそう美しく見えた。  
2004.9 南パンタナール 2004.9 南パンタナール
 アフリカヘラサギ
  その名のとおりヘラのような嘴が面白い。ベニヘラサギもそうだが、名と違ってサギでなくトキの仲間である。
 2007.8 ボツワナ、チョベ
 ブロンズトキ  ハイイロトキ
 パンタナールではいい写真が撮れなかったが、ボツワナで再会した。これでも羽の光沢はあまり上手く撮れていない。
  2007.8 ボツワナ、チョベ 2004.9 北パンタナール
 カオグロトキ  クロハラトキ
 南米ではトキの仲間をいくつも見たが、ベニヘラサギを除くと地味な色のものが多かった。   こちらは派手な色だが、残念ながらとても遠くにいたので、写真を拡大してもこの程度である。
  2006.12 アルゼンチン、ニメス湖  2004.9 北パンタナール
 クロトキ  シロトキ
 その色あいからシロクロトキと勝手に呼んでいたら、ただのクロトキだった。背後の動物はバッファローで、こんなに近づいても何ともないようである。  木の枝に群がっていて、まるで木の実がなっているかのような光景だった。
2007.8 ボツワナ、チョベ   1998.12 アメリカ、エバーグレーズ
サギ科
 アオサギ  
 日本からヨーロッパ・アフリカまで広く見られるサギである。
2007.9 南アフリカ、シトラスダル 2017.6 島根県、八雲たつ風土記の丘
 ダイサギ  コサギ
 アオサギと同じほどの大きさで、日本でも見られる一般的なサギ。  こちらも日本で見られる。シラサギの代表種である。
2004.9 北パンタナール 2007.8 ボツワナ、チョベ
 オオアオサギ  ナンベイアオサギ
 ガラパゴスでもっとも背の高い鳥。北米を中心に広く分布している。  こちらもアオサギの仲間。人の近くまで寄ってきた。
2004.5 ガラパゴス、イザベラ島  2004.9 北パンタナール
 ガラパゴスササゴイ  シラガゴイ
 サギのイメージとは違い、背が低くずんぐりしている。人に平気で近づいてきた。ガラパゴスの固有種とする見方と、ササゴイの亜種とする見方があるようである。  暗くなってから行動するが、運よく朝方に見ることができた。
2004.5 ガラパゴス、サンチャゴ島 2004.5 ガラパゴス、サンチャゴ島
 トラフサギ  サンショクサギ
 虎のような模様が特徴的であるが、遠かったのであとから写真を拡大してようやくわかった。。パンタナールに着いてすぐのところで見かけたが、その後見ることはなかった。   この当時は鳥にあまり興味を持っていなかったので、こんなカラフルな鳥を見たことも忘れていた。古い写真を見ていたら大発見である。
2004.9 北パンタナール 1998.12 アメリカ、エバーグレーズ
シュモクドリ科
 シュモクドリ  
 頭の形が何とも言えず面白いが、揺れるサファリカーから見ただけなので写真はぶれてしまった。。 
  2007.8 ボツワナ、チョベ

ペリカン目