代表的な水鳥の仲間で、カモ科、サケビドリ科、カササギガン科を含む。とくにカモ科は150種ほどもいて全世界に広がっている。最近の研究では、キジ目ともにキジカモ類と呼ばれ、かなり古い時代に他の鳥と分かれたようである。

カモ科
 オオハクチョウ
 白鳥は越冬のため冬になると日本に飛来する、冬の風物詩である。オオハクチョウは嘴の黄色い部分の先端が鋭角なのが特徴で、北海道など北日本に多い。涛沸湖では氷結していない岸辺付近に集まっているので観察しやすいが、美しい姿と対照的に声はかなりうるさかった。右の写真は持っていたパンを投げた所で、いっせいに同じ方向を見るのが面白い。
  1992.2 涛沸湖 1991.3 涛沸湖
 コハクチョウ  ノバリケン
 印旛沼に近い普通の田園地帯に飛来している。遠いのでオオハクチョウとの区別ができないが、このあたりはほとんどコハクチョウと思われる。  ガンの仲間で、現地では「山のあひる」と呼ばれていた。右に飛んでいるのはナンベイレンカク。
2005.11 千葉、本埜村  2004.9 南パンタナール
 エジプトガン  ツメバガン
 アフリカの代表的なガンで、2度ほど見かけた。目の周りに特徴がある。  飛んでいる姿なので羽の上側などがわからず、名前は自信ない。街の近くの川辺で見かけた。
 2007.8 ボツワナ、チョベ 2007.8 南アフリカ、シトラスダル
 チャガシラコバシガン マゼランガン コバシオタテガモ
  カラファテでバス待ちの時間が4時間ほどあったので、鳥で有名なニメス湖まで散歩した。中でもカモの仲間は多く、チャガシラコバシガンはかわいい子供を大勢引き連れていた。
 2006.12 アルゼンチン、ニメス湖  2006.12 アルゼンチン、ニメス湖  2006.12 アルゼンチン、ニメス湖
 マガモ  キンクロハジロ  ホシハジロ
  普段はあまり気にとめていないが、カモの仲間は日本にも多くいてよく見かける。これは清澄庭園を散歩した時のもので、バードウォッチングが目的では無かったので写るんですしか持っていなかった。
 2004.4 清澄庭園  2004.4 清澄庭園  2004.4 清澄庭園
サケビドリ科
 カンムリサケビドリ
 サケビドリ科の3種のうちの1つで、ブラジル周辺のみに生息する。あまり近くで見ることはできなかったが、特徴的な目の周りの赤はよくわかる。
2004.9 北パンタナール 

カモ目