Sibleyの分類ではコウノトリ目に統合されていたが、最近の研究では再びチドリ目として独立している。シギ、レンカク、チドリ、カモメなど19科、390種ある大きいグループである。多くが水辺に生息している。

 
カモメ科
 ウミネコ  オオセグロカモメ
 海岸でもっともよく見かける鳥。人にも慣れており、遊覧船に乗ると大声をあげながら集団で船のあとを追いかけてきたことが何度もある。  日本では一般的なカモメの1つで、北日本で繁殖し冬には本州以南にも飛来する。これは根室の港にたたずんでいたもの。
 1986.8 気仙沼 1993.9 根室
 クロアジサシ  ヨウガンカモメ
 見たのはガラパゴスだが、世界の熱帯海域に広く分布している鳥。最後に、船を下りる間際に見かけた。   薄暗い岩陰にじっとしていたもので、船からの撮影ということもあり上手く撮れていない。。真っ黒い姿が特徴であるが、写真のものは白い部分が多い
2004.5 ガラパゴス、バルトラ島 2004.5 ガラパゴス、イザベラ島
レンカク科
 ナンベイレンカク  アフリカレンカク
 飛んでいる時の黄色い羽が美しい。パンタナールでよく見た鳥の1つである。   ナンベイレンカクとは色分けが全く違うが、何となく雰囲気で同じ仲間とわかる。こちらは頭の水色が印象に残った。
  2004.9 北パンタナール 2007.8 ボツワナ、チョベ
ミヤコドリ科
 アメリカミヤコドリ ニュージランドミヤコドリ
 厳密にはアメリカミヤコドリの亜種でガラパゴスミヤコドリと呼ばれる。日本でも見られるミヤコドリにも似ているようである。オレンジの目とクチバシが印象的であった。   ミルフォードサウンドの遊覧船乗り場の前にいたもの。嘴の色はミヤコドリと同じだが、体は黒い。
  2004.5 ガラパゴス、フェルナンディナ島 2001.1 ニュージランド、ミルフォードサウンド
チドリ科
 ナンベイタゲリ  シロクロゲリ
 鳴き声から現地ではケロケロと呼ばれていた。チドリらしく千鳥足で歩く様子は滑稽だったが、ボニートで見たときは縄張りを守るためか人に向かって何度も攻撃してきた。2年後パタゴニアでも至近距離でにらめっこになり、なかなか強敵である。  一瞬見ただけだが、白黒の塗り分けが面白い鳥である。
  2004.9 北パンタナール 2007.8 ボツワナ、チョベ
シギ科
 キョウジョシギ  
 えさを探して小石をひっくり返す様子から、英名はラディ・ターンストーンという。オレンジの足が目立つ。 
  2004.5 ガラパゴス、フェルナンディナ島

チドリ目