日本では大型のものをオウム、小型のものをインコと呼ぶが、オウム科、インコ科という区分と違うものもあるようである。南米、オーストラリア、東南アジアなど熱帯地方全域に360種ほどもおり、ブラジルでは本当によく見かけた。

 
インコ科
 コンゴウインコ  ルリコンゴウインコ
 中米では有名な鳥で、大きく派手。鳴き声もなかなかうるさかった。現地ではパパガヨと呼ばれていたので、それが種の名かと思っていたら、単にオウムという意味だったようである。  餌付けされているのか、建物の屋根でじゃれあっていた。翌年のベネズエラでは人の肩に乗ってきたので、よっぽど人懐っこいのかもしれない。
 2002.5 ホンジュラス、コパン  2004.9 南パンタナール
 スミレコンゴウインコ ベニコンゴウインコ
 パンタナールのシンボル的な鳥の1つで、深い紫色が何とも言えず印象に残る。見られないかとあきらめかけていたら、最後の夕方にようやく見つけた。ちょうどカメラをバスに置いていた時で、取りに走り回ることになった。  こちらは濃い赤色が特徴的。スミレコンゴウと同じ所で見たので、写真を撮るのに大慌てだった。
  2004.9 ブラジル、ボニート 2004.9 ブラジル、ボニート
 クロガミインコ  オキナインコ
 鮮やかな緑色が印象的で、羽には青も混ざっている。牧場の中をかなりの数が飛び回っていた。  黄色い嘴が特徴。かなり警戒しているようで、巣から時々顔を出すだけだった。
 2004.9 南パンタナール 2004.9 南パンタナール
 テツバシメキシコインコ  キソデボウシインコ
 一見オキナインコに似ているが、こちらは嘴でなくその上が黄色い。高い木にとまっていたので、写真を拡大してようやくそのことがわかった。  オウムの仲間はホテルの近くで見ることが多いが、これもギアナ高地のホテルの庭にいた。
 2004.9 南パンタナール 2005.9 ベネズエラ、カナイマ
オウム科
 ミヤマオウム  アカクサインコ?
 現地ではケアと呼ばれる。人をまったく恐れず、車の上にも平気で乗ってきた。嘴が鋭いので、少し怖ろしさを感じた。  ブルーマウンテンの遊歩道を歩いていたら、頭の上に真っ赤な鳥が見えて驚いた。
  2001.1 ニュージランド、ホーマートンネル 2001.1 オーストラリア、ブルーマウンテン

オウム目