富岩鉄道が前身で、戦時中の一時期だけ富山地方鉄道に合併されるが、買収されて富山港線となった。国鉄の北陸地区で唯一、直流の電車が走り、最後まで旧型国電が活躍した路線の1つである。富山市の通勤通学需要があったものの、JRになると輸送密度は2千人未満に減少、活性化と利便性向上のため、全国初のLRT化が行われることになった。廃止は2006年であるが、廃止とはいってもほとんどの区間が富山ライトレールに移管されたため、実質的な廃止区間は富山口駅の前後のみである。 1924.7.23 富岩鉄道富山口〜岩瀬港(のちの岩瀬浜)間開業 1927.12.15 富山〜富山口間延伸 1941.12.1 富山電気鉄道に合併(43.2.12富山地方鉄道に合併) 1943.6.1 買収により富山港線となる 2006.3.1 全線廃止 2006.4.29 富山ライトレールとして営業再開 |
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廃線跡 | |
富山〜岩瀬浜間8.0km | |
LRTとなった年の秋にさっそく訪問。奥田中学校前はライトレールに合流する所で、廃線跡も工事が始まりそうな雰囲気だった。 | |
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2006.10 奥田中学校前駅付近N | |
廃止から9年、富山北口駅は駐車場になっていたが、手間の道路に線路が残っている。そこから先はサイクリングロードとして整備されていた。 | |
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2015.2 富山北口駅跡M | 2015.2 富山北口〜奥田中学校前間M |
富山港線