ドロミテ・アルプスはイタリア北東部、オーストリアとの国境付近にある、荒々しい岩の風景が続き、スイス・アルプスとかなり趣が異なっている。

ドロミテ山群
 トレ・チメ・ディ・ラヴァレド(2999)
 トレ・チメは文字通り3つの岩峰という意味で、高さ500mの垂直の壁はドロミテのシンボルにふさわしい。コルチナの街から車で40分ほどの、アウロンツォ小屋からトレチメ1周のハイキングを楽しんだ。見所は北壁なので、はじめのうちは周辺の山の方が気になったが、北側にまわり込むと、斧で割ったような壁の迫力に圧倒された。アップダウンがほとんど無いので気楽に歩ける所である。
<アウロンツォ小屋10:30-ラヴァレド小屋-12:30ロカッテリ小屋13:15-アロンツォ小屋>
1996.7 北壁正面より  1996.7 北壁を右から眺める
1996.7 ミズリナ湖より  1996.7 トレ・チメ周辺の風景
 クリスターロ(3216)
 ドロミテ観光の拠点、コルチナダンペッツォの北側にそびえる山。トレチメに向かう途中から美しく見えた。デュレンゼーはコルチナのちょうど裏側になり、オーストリア方面へ向かう途中にたまたま立ち寄った。
1996.7 コルチナ・ダンペッツォ付近より  1996.7 デュレンゼーより
 トファーナ・ディ・メッツォ(3244)   ソラピス(3205)
 これらもコルチナの街を取り囲む山々。トファーナはロープウェイで登ることができたが、残念ながら霧に包まれて、まわりの景色はほとんど見えなかった。
1996.7 コルチナ・ダンペッツォ付近より  1996.7 ミズリナ湖より
1996.7 コルチナ・ダンペッツォ付近より 山の名前は不明
 トファーナ・ディ・ローゼス   サッソディストリア
 サッソ・ルンゴのあるドロミテ西部から1時間程走った所にある峠。夕陽を浴びた岩山は印象的で、しばらく景色を楽しんだ。ここからコルチナの街までは20分ほどで着いた。
1996.7 ファルツォレーゴ峠より  1996.7 ファルツォレーゴ峠より
 マルモラーダ(3343)   コルヴァーラ
 ドロミテでは珍しくゆるやかな山容だが、このエリアの最高峰。雲の間からかろうじて見ることができた。  特徴的な形をしているが、山の名前は少し自信がない。
1996.7 サッソポルドイより  1996.7 コルヴァーラ付近より
 サッソルンゴ(3181)
 東のトレ・チメに対して、ドロミテ西部を代表する象徴的な山。見る角度によってまったく違う山に見えるので、ドライブをしていると面白い。青空もいいが、少し恐ろしげな曇り空がこの山に合っているように感じた。
1996.7 ポルドイ峠より 1996.7 ガルデナ峠より
 サッソポルドイ  ラテマール(2842)
 展望台になっている山で、ロープウェイで山頂に登った。垂直の崖だが、冬にはスキーで下りる人がいると聞いて驚きである。カレッツァ湖から車で1時間と、思ったより時間がかかったので、少し急ぎ足になった。   行った順番と反対に整理してあるので、これがドロミテで最初に見た山。雲の中から時々姿を表した。
1996.7 ポルドイ峠より 1996.7 カレッツァ湖より

ヨーロッパアルプス−ドロミテ山群