真田傍陽線(上田-真田12.8km、本原〜傍陽3.1km) 
 上田から真田氏の本拠地である真田町に向かっていた路線で、当初から電化されていた。旅客のほか高原野菜の輸送などでも活躍したが、最後は赤字経営となり1972年に廃止されている。

  1927.11.20 上田温泉電軌上田〜伊勢山間開業(28.1.10伊勢山〜本原間延伸)
  1928.4.2   本原〜傍陽間開業
  1928.5.1   本原〜真田間開業
  1939.8.30  上田電鉄と改称
  1943.10.21 合併により上田丸子電鉄となる
  1969.5.31  上田交通と改称
  1972.2.20  全線廃止

 真田氏は好きな武将だったこともあって甲信エリア初の廃線探訪の路線に選んだ。始めにバスで終点の真田駅跡に行ったが、最近まで残っていたらしい駅舎もすでに無く、ホーム跡の石積みがあるだけである。支線の傍陽にも行ってみたが、駅跡を見つけることができず橋の橋脚だけ見てあきらめた。しかし本原のあたりから雰囲気のいい廃線後がわかるようになり、ハイライトの樋ノ沢駅跡は草むしたホームが雰囲気満点だった。 
2006.1 真田駅跡@ 2006.1 曲尾駅跡B
2006.1 本原〜横尾間C 2006.1 伊勢山〜殿城口間D
伊勢山トンネル
2006.1 樋ノ沢駅跡E 2006.1 公園前駅跡F
 再び上田を通る機会があったので、見つけられなかった傍陽駅跡を探してみた。しかしすでに区画整理されていて、駅の痕跡は無くなっていた。
2009.9 傍陽駅跡A
 

上田交通真田傍陽線