前身は魚沼鉄道で、小千谷へつなぐ鉄道として建設された。軽便鉄道法による免許交付の第1号である。1920年に並行して国鉄上越線が開業すると役割を失ったかにもみえるが、なぜか国鉄に買収。そして戦時中に不要不急路線として休止されるが、戦後に1067mmに改軌されて復活という数奇な運命を辿った路線である。国鉄末期の収支係数1283、輸送密度は多い時でも1千人に届かず、最後は0.3千人程度であった。

  1911.9.14 魚沼鉄道新来迎寺(のちの来迎寺)〜小千谷(のちの西小千谷)間開業
  1922.6.5  買収
  1944.10.16 全線休止(54.8.1復活)
  1981.9.18 第1次特定地方交通線として廃止承認
  1984.4.1  全線廃止 
   1937 1956 1960 1965 1970 1973  1977  1980 1983
 輸送人員(千人/日) 0.3 1.3 1.5 2.0 1.7 1.1 0.8 0.5 0.5
 輸送密度(千人/日) 0.1 0.9 0.8 0.5 0.4 0.3 0.3
 貨物輸送量(万t/年) 1.2 1.5 1.4 2.3 1.8 1.3
廃線跡
 来迎寺-西小千谷12.6km
 平坦な水田の中を走っているのかと思ったが、行って見ると崖に沿って上り下りがあり意外だった。小粟田付近は鉄道らしいゆるやかな坂が残っていていい。 
2006.11 片貝〜高梨間@ 2006.11 高梨〜小粟田間A
2006.11 高梨〜小粟田間A 2006.11 西小千谷駅跡B
 

魚沼線