屋久島は、鹿児島沖に浮かぶ周囲130kmの島。ここに、九州最高峰の宮之浦岳がある。標高差があるため、亜熱帯から亜寒帯までの様々な植物が生息している。白神山地とともに、1993年、日本初の世界自然遺産に登録されている。

 
 宮之浦岳  
 屋久島は日本有数の雨の多い所だけあって、97年屋久島に渡ったときは台風で3日間閉じ込められ、翌年再訪した。登山口までは、途中から未舗装になる狭い山道を延々と登っていくので、運転が苦手な私にとっては登山よりも疲れる。歩き始めると、淀川小屋まで少し下ったあと急な登りになるが、ほどなく稜線に出たので、森の中をもう少し歩きたい気分だった。山頂からの樹海を楽しみにしていたが、花之江河の先あたりから霧に包まれ、山頂ではだいぶ粘ったがすぐ隣の永田岳が一瞬見えただけであった。

<淀川登山口7:30-8:50花之江河-投石平-10:40山頂12:10-13:40花之江河-15:25淀川登山口>
1998.9 宮之浦岳
山頂が見えているかどうかはよくわからない
1998.9 高盤岳
1998.9 花之江河と黒味岳
 縄文杉  
 縄文杉は大観光地というイメージだったが、行って見ると想像以上の山奥で本格的な登山が必要だった。それでも、途中までは歩きやすい軌道敷き、そこから先は屋久島らしい密林の世界と変化があって楽しい。そしてようやく辿り着いた縄文杉は、微妙に日が射しこんでいて、植物とは思えないほど神秘的であった。

<荒川口7:30-9:20大株歩道-9:35ウィルソン株-10:50縄文杉11:30-12:45大株歩道-14:50荒川口>
1998.9
 白谷雲水峡  
 白谷雲水峡は、世界遺産エリアでは無いが、屋久島の自然を感じられるポイントの1つ。苔むした森の風景がなんとも言えず美しい。ハイキングコース終点の太鼓岩からは、屋久島の核心部の山並みを見ることができた。

<白谷広場8:55-10:10くぐり杉-11:45太鼓岩12:05-16:45白谷広場>
2015.12 2015.12
2015.12 太鼓岩より

屋久島