200系
 1982年の東北・上越新幹線開業時に登場した車両。車体は、新幹線で初めてアルミニウム合金製。基本的には0系に似たラウンドノーズだが、2000番台と、先頭車化改造された200番台は100系タイプのシャークノーズとなった。台車は0系と同等のDT201とTR7002。主電動機はMT201(1時間定格出力230kW)。駆動はWN、制御はサイリスタ位相、制動は電気指令式(発電併用)である。
 0番台 
 登場時は最高速度210km/hだったが、240km/hに改造されたものもある。一見、0系の色違いのようだが、鼻が少し長く、スノープラウの形状も異なる。

  1982.6.23 東北新幹線にて営業運転開始(E編成)
  1987.4   10両に短縮したK編成登場
  1990.6.23 2000番台等のH編成「スーパーやまびこ」運転開始
  1999.2   リニューアル工事始まる
1985.7 一ノ関駅 1991.6 左から200系、0系、100系:東京駅

○221-1、237-1
 200系のトップナンバーで、利府にある新幹線総合車両センターに保管されている。通常は非公開であるが、年1回の車両基地公開イベントの際に見ることができる。

○222-35
 2006年1月に廃車となったもので、リニューアル工事がされていないので原形を保っている。鉄道博物館で展示されている。
 
2017.10 221-1 新幹線総合車両センター 2015.12 222-35:鉄道博物館 
 1000番台 
 最高速度が240km/hとされたもので、外見は0番台とほとんど変わらない。先頭車は1000番台と1500番台があるが、これは7次車から業務用室の大きさが変更されたためである。1999年から、10両編成11本に対して延命を目的としたリニューアル工事が実施されている。

  1983.11  1000番台のF編成運転開始
  2013.3.16 定期運用終了
  2013.4.14 最後の営業運転
2006.11 リニューアル編成:新潟駅
 2000番台 
 1990年6月に「スーパーやまびこ」として運転を開始したもの。先頭車は100系タイプのシャークノーズで、6本のうち2本は新製の2000番台、4本は改造車200番台だった。当初は13両編成だったが、1991年3月には16両編成となり、2階建て車両を2両連結していた。

  1990.6.23 2000番台等のH編成「スーパーやまびこ」運転開始
スーパーやまびこ編成
 番台 Mc M Ms Mb Tsd  前歴  登場  消滅  備考
  0番台 72 288 36 36 新製 1980.10-82.6 2012.1 210km/h対応
1000番台 42 126 21 21 1983.11-85.4 2013.6 240km/h対応
2000番台 4 12 1990.6-91.3 2005.5 100系タイプ
200番台 14 中間車 1988.2-92.6 2005.8 先頭車化改造車
車両配置表

1982 1985 1987 1990 1995 1998 2000 2002 2005 2008 2010 2012
仙台・新潟 372 660 688 688 700 684 546 384 168 110 110 80