1972年に、三大都市と札幌市に次ぐ5都市目の地下鉄として開業したもの。同じ年の3月に市電とトロリーバスが全廃となっており、地下鉄と同時に存在したことはない。ブルーラインは関内を境に1号線・3号線と呼ばれていたが、グリーンライン(4号線)開業時に愛称が付いた。ブルーラインは第三軌条方式、グリーンラインはリニアメトロである。
ブルーライン
 1000形
 1号線開業時の車両。全長18000mmで、平行カルダン駆動ながら抵抗制御であった。
 当初は3両編成で、1977年に5両化、1985年に6両化されている。編成はMc-M-T-M-M-Tcで、編成ごとに連番となっている。1989年から冷房化され、30年以上活躍したが、2006年12月に営業を終了した。3両編成1本が新羽基地で動態保存されている。

 1972.12.16 1号線伊勢佐木長者町〜上大岡間開業、営業運転開始
 1977.6   5両編成となる
 1985.3   6両編成となる
 1989-   冷房化改造
 2006.12.16 営業運転終了
 
1994.5
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Tc>1011-、1016-
<M>1012-、1014-、1015-
<T>1013-
1011、21・・・1141F 84 1972-85 2006.12
 2000形
 1号線舞岡、3号線新横浜延伸時の増備車。1000形と似ているが、オールステンレス車体や電機子チョッパ制御、新製冷房など、改良されている部分が多い。前面も1000形と異なり左右非対称となっている。編成はTc-M-M-M-M-Tcとなった。
 3000形とドア配置が異なるため、ホームドアに対応できず1000形と同時に引退している。保存車は無く、台車や機器は3000S形に流用されている。

 1984.6.21 営業運転開始
 2006.12.16 営業運転終了
 
1994.5
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Tc>2151-、2156-
<M>2152-、2153-
  、2154-、2155-
2151、61・・・2231F 54 1984.2-86.12 2006.12
 3000形
 3000A形はあざみ野延伸時、3000N形は湘南台延伸時の増備車で、どちらも横浜市営地下鉄で初めてVVVFインバータ制御が採用されている。2004年からは、1000形・2000形を置き換えるため、新造の3000R形と機器流用の3000S形が登場した。2017年には、3000A形置き換え用に3000V形も登場し、約30年にわたって製造が続けられている。編成は、2000形と同じくTc-M-M-M-M-Tcで、やはり編成ごとの連番である。

 1992.7.8  3000A形の営業運転開始
 1999    3000N形の営業運転開始
 2004.3.30 3000R形の営業運転開始
 2005.10.28 3000S形の営業運転開始
 2017.4.9  3000V形の営業運転開始
   
2016.3 3000A形:上永谷駅 2015.11 3000N形:仲町台駅
   
2015.11 3000R形:新羽駅 2022.9 3000S形:上永谷駅
 
2018.12 3000V形:仲町台駅
 種類  形式 編成番号 両数  登場  消滅
3000A形 <Tc>3241-
  、3246-
<M>3242-
  、3243-
  、3244-
  、3245-
3241、51・・・3311F 48 1992.7-93.3
3000N形 3321、31・・・81F 42 1999.6-7
3000R形 3391、3401・・・3521F 84 2004.3-05.7
3000S形 3531、41・・・3601F 48 2005.10-06.8
3000V形 3611F 6 2017.3
 4000形
 3000形とは外観を大きく変え、ブルーラインでは30年ぶりの新形式となったもの。車体はステンレス製で、川崎車両のefACE。制御はVVVFインバータ(ハイブリッドSiC素子)である。

 2022.5.2 営業運転開始
 
2022.9 上永谷駅
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Tc>4621-、4626-
<M>4622-、4623-
  、4624-、4625-
4621-91F 48 2022.3-24.3
グリーンライン
 10000形
 グリーンライン開業時のリニアメトロ車両で、全長は先頭16100mm、中間15500mm。VVVFインバータ制御が採用されている。編成はMc-M-M-Mcの4両編成で、6両化を考慮して、末尾は1、2、5、6となっている。2022年から、6両化が進められている。

 2008.3.30 グリーンライン開業、営業運転開始
 2022.9.24 6両編成の運転開始
 
2022.6 センター南駅
 形式 編成番号 両数  登場  消滅  備考
<Mc>10011-、10016-
<M>10012-、10015-
10011、021・・・151F 68 2008.3
10161、171F 2014.3
<M>10013-、10014-   20 2022.9-25.3     増結
形式別車両数
種類 形式 1981 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025
ブルーライン 1000形 70 84 84 84 84 54
2000形 6 54 54 54 36
3000A形 48 48 48 48 48 48 12
3000N形 42 42 42 42 36 36
  3000R形 54 84 84 84 84
  3000S形 48 48 42 36
  3000V形 6 6
  40000系                   48
グリーンライン 10000形 60 68 68 88
年表

  1972.12.16 1号線(現:ブルーライン):伊勢佐木長者町〜上大岡間開業
  1976.9.4  1・3号線:横浜〜伊勢佐木長者町、上大岡〜上永谷間開業
  1985.3.14 1号線:上永谷〜舞岡間、3号線:新横浜〜横浜間開業
  1987.5.24 1号線:舞岡〜戸塚間開業
  1993.3.18 3号線:あざみ野〜新横浜間開業
  1999.8.29 1号線:戸塚〜湘南台間開業
  2008.3.30 4号線(現:グリーンライン):日吉〜中山間13.1km開業

横浜市交通局・地下鉄