ヴィクトリアの滝があるザンベジ川は、アフリカ南部最大の川で、ザンビアとアンゴラの国境付近からアフリカ大陸を横断するように流れてインド洋に注ぐ。流域に大都市が1つもない川でもある。

 
ザンベジ川
 ザンベジ川上流   チョベ
 遊覧飛行の後、どうやってツアー本体に戻るかわからないままだったが、国境まで見覚えのあるドライバーが迎えにきていたので無事ザンベジ川クルーズに合流できた。船から見る夕陽はなかなかだったが、カバやワニが近くに現れないかの方が気になってゆっくり見ていられなかった。   ビクトリアの滝はジンバブエ・ザンビア国境だが、チョベ国立公園を流れるチョベ川はボツワナ・ナミビア国境で、僅か2時間ほどの移動で4ヶ国が視界に入る複雑な所である。チョベでは川沿いのジープサファリとボートサファリを行ったが、やはり水辺は象、カバ、バッファロー、アンテロープなど動物の宝庫で、初めてのアフリカらしい風景を堪能した。
2007.8 2007.8
 ヴィクトリアの滝(世界遺産)   
 ヴィクトリアの滝ではイグアスで果たせなかった遊覧飛行を目指したが、ツアーの合間の限られた時間では予約もなかなか取れず微妙な状況に。しかし国境を越えたザンビア側なら乗れると聞いて、後のことは何も考えず送迎バスに乗ってしまった。結果的には大正解で、僅か10分強であるが広大な川が突然流れ落ちる様を見るのはぞくぞくするような体験だった。一方、地上からの見学は水煙が所々雨のように降ってきたが、これでも5月から続く乾季で水量がかなり少なく、迫力不足という感じは残った。同じ道でも雨季には滝に呑み込まれたような状態になると聞くと、また行きたくなってしまう。 
2007.8 ヘリより
2007.8 かつての滝の跡の峡谷
2007.8 ヘリより 2007.8 地上よりメインフォール
 ☆世界遺産「モシ・オ・トゥニャ/ヴィクトリアの滝」 1989年登録

ザンベジ川