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◆[第369回]暦の会11月例会      

                                平成23年11月3日(木)参加者13名


《三島市郷土資料館解説40周年記念企画展〈三島暦で旧暦を読む〉の観覧と岡田芳朗会長講演会「三島暦を楽しむ」に参加》

 十時、久しぶりに富士山が顔を見せている三島駅に集合。参加者は総勢十三名。さっそく駅からすぐそばにある楽寿園内の郷土資料館へ。園内は「菊まつり」の開催中で、中でも、世界遺産登録を祝しての黄菊に覆われた平泉・中尊寺金色堂の姿は見事でした。資料館では鈴木敏中館長、平林研治学芸員に迎えられ、解説を聞きながら三島暦を中心とした展示を観覧。併せて十問のクイズにも挑戦し、全員が参加賞の三島の浮世絵葉書セットを頂く。展示物ケース内には岡田芳朗会長の所蔵資料三十数点も飾られていました。館の前で記念写真を撮った後、徒歩で桜屋へと移動。今回は一階のテーブル席で、恒例の美味しいうな重に舌鼓を打ちました。
 この日は「三島市民まつり」とかで、桜屋の前の旧東海道筋はいろいろなイベントで大賑わい。それを横目に見ながら三島大社へと歩く。お参りを済ませて、水辺の文学碑が立ち並ぶ桜川に沿って三島市民文化会館へと直行。一時半、教育委員会の杉山孝二氏の挨拶に続いて、岡田会長による「三島暦を楽しむ」と題した講演。まくらは、今日、十一月三日の「文化の日」の由来と変遷についての、知っているようで知らない興味深いお話。本題の「三嶋暦」のお話は、「天保九年三嶋暦」のコピー資料に沿って、時折ユーモアを交えた、肩の凝らない丁寧なお話のせいか、講演後の参加者からの質疑を含めても、とても短く感じられる二時間でした。
 講演を終えて、再び楽寿園に戻り、何年かぶりで満水になったという小浜池に立ち寄り、そこで記念写真。そして四時、三島駅にて解散。岡田会長曰く、「旧十月、今日は小春日和」…。楽しく、そして目に舌に充実した一日でした。
                                        (レポート=大森みな子)