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◆[第371回]暦の会1月例会・新年会      
                             平成24年1月7日(土)2時~4時 出席者16名
                             会場=(目黒)雅叙園・旬遊紀
  

五節句の一つ「人日の節句」である七草の日、会員の大森みな子さんのお世話で目黒にある雅叙園の中華料理店・旬遊紀にて、新年会を兼ねた1月例会が開催された。雅叙園は1991年に全面改築されたが、唯一現存する昭和10年築の百段階段で「源氏物語展」が開催されているせいもあって、広大な館内は人であふれていた。
初めに岡田芳朗会長から2012年年頭に際してのご挨拶をいただいたあと、配布資料の「サモアが日付変更線を東に移動」という新聞記事コピー(読売12/31・朝日1/1・1/3) に基づいて、サモアが日付変更線の移動によって西側の時間帯に変わり、その結果として日付が「最も遅く変わる国」から「最も早く変わる国」になったことについての解説がなされた。そして12月29日から日付が変わる時点で、30日を丸一日消し去って大晦日の31日にしたことは、日本が明治改暦で旧暦の12月2日の次の日を新暦12月1日としたことと同じような手法といえよう、と語った。この後、あらためて岡田会長の音頭のもとに、会員各位の健康を祈念して乾杯をし、食事の会へと移った。
懇談ならびに食事会が一段落したところで、岡田会長から以前に刊行なさった自著をプレゼン
トしてくださるとの申し出を受けて、一冊ずつ、テーブルごとにじゃんけんを繰り返して獲得者を決めるという、にぎやかなイベントが繰り広げられた。
 最後に参加者ひとりひとりからスピーチをいただいた。お開きにあたっては吉成勇世話人からご挨拶があり、明治改暦以降の暦研究や暦文化の集大成をおまとめ下さるよう、あらためて岡田会長へ要請がなされた。出席者全員からも拍手によるエールが送られた。そして集合写真を撮ったあと、三々五々解散となった。
                                             (レポート=小川)