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◆[第385回]暦の会例会レポート      


                                    平成25年5月26日(日)10時
                                    集合=三島駅南口 
                                    出席者=12名

◎三嶋暦師の館参観と月光天文台「世界のカレンダー展」見学
 今月は恒例の三嶋詣。10時、三島駅南口に集合。久々の三島とおっしゃる古川麒一郎先生も奥様同伴でご参加下さった。11人ゆえ、タクシー3台に分乗して、まずは三嶋暦師の館へと向かう。
【三嶋暦師の館】暦師の館の玄関横には、「天地明察」にならってか「算額絵馬」が掛けられており、皆さんはしばし、それらの問題に挑戦すべく?見入っておられた。座敷にはすでに座布団とテーブルが用意されており、美味しいお茶をいただきながら、53代目・現当主の河合館長から直々に、暦家である河合家の歴史について、現存する1753年(宝暦3)以降の各種資料に基づきながら、いろいろとお話しいただいた。加えて〈鯉のぼりを揚げない〉〈披露宴はお茶とぼた餅〉といった独特の習慣や、近年、近くに住んでいた作家・大岡信がよく訪ねてきていた、などの興味深いエピソードも披露された。その後、資料室の展示物を拝見したり、金山寺味噌や現代版三島暦などのお土産を分けていただいたりした後、玄関前で岡田先生持参のカメラで記念撮影を済ませ、河合館長のお見送りをいただきながら、館を後にし、恒例となっている昼食会場の桜屋へと向かった。
【桜屋での昼食】途中、希望者のみで三嶋大社の本殿参拝を済ませたあと、旧東海道をおよそ15分ほど歩いて桜屋に到着。二階にしつらえてある「暦の会」の席で、皆さん同じ鰻重を堪能。昨年、若くして急逝された町田さん、桜屋ではいつも二段重ねの豪華版を召し上がっておられた彼の思い出ばなしが、誰とはなしに披露されたりしました。合掌。
【月光天文台】お店からほど近い伊豆箱根鉄道・三島広小路駅から一駅を電車に乗り、三島駅にて東海道線に乗り換えて隣の函南駅へと向かう。駅前からは天文台のお迎えの車2台に分乗。到着してみると直行された会員が一名すでにおられ、参加者は合計12名となる。五味台長はじめ蒔田さんほか、職員の方々の懇切丁寧な解説付きで望遠鏡や天文写真、そして恒例の「世界のカレンダー展」を観覧。その後、天文台に併設されたもう一つの見どころ「地学資料館」では、常設展に加えて「ホタテガイの化石展Part2」が特別展示されていて、皆さんは天文とは違った観点で熱心に、かつ興味深く見入っておられたようでした。最後に玄関前で、これまた岡田先生のカメラで記念撮影。そして帰路もまた函南駅まで車で送っていただくなど、いろいろとお世話になりました。
函南駅にて4時ごろ解散。天候にも恵まれ、アクシデントもなく、それぞれ熱海から、あるいは三島からの新幹線組など、三々五々家路へと向かったのでした。最長老の平井大兄、お疲れ様でした。
                                        (レポート=小川益男 暦の会理事)