◆[第396回]暦の会レポート 平成26年6月21(土) 2時~3時 会場=五反田文化会館 出席者=18名 |
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[テーマ]〝岡田芳朗・佐藤次高・古川麒一郎・神田泰・高橋正男・松井吉昭 編 『暦の大事典』(朝倉書店) 刊行にあたって「その主旨・内容・特色」を語る〟 ◎発行元の朝倉書店から編集担当の石黒太郎氏がパンフレット持参で来会下さり、そのパンフレットの内容を見ながら、上記のテーマで、編集のうち、代表の岡田芳朗先8生をはじめ、古川麒一朗先生、高橋正男先生、松井吉昭先生にそれぞれ受け持たれた内容や御苦労話などをお話しいただいた。なお、本会関係の執筆者としては、ほかに西澤宥綜氏、石原幸男氏、須賀隆氏、村治笙子氏等々の会員のお名前が見受けられます。 *本会会員は15%引き(16,524円 税・送料込)の会員特価でお求めいただけます。 希望者は、朝倉書店編集部 石黒太郎氏宛に、申込者氏名・届け先・電話番号・部数をFAXで お申込み下さい。 (Fax 03-3268-1376 問合せ先☎ 03-3260-1963) 『暦の大事典』の内容 *B5判 528頁 定価19,440円 (税込) 7月中旬刊行予定 第1章 暦の基本〈1.1暦とは 1.2暦の形式 1.3暦の天文学的基礎と基本要素〉 第2章 原始的な暦=諸民族の暦〈2.1狩猟・漁撈民族の暦(2.1.1アイヌの暦 2.1.2ブヌン族の暦 2.1.3 カナダのイヌイットの暦)2.2農耕民族の暦(2.2.1ポントク・イゴロット族の農耕暦〉)2.3 メソアメリカ諸文明(マヤ・アステカ等)の暦〉 第3章 古代オリエントの暦〈3.1 シュメル・バビロニアの暦 3.2 エジプトの暦 3.3 古代イランの暦 3.4 ユダヤ教の暦〉 第4章 古代ギリシャ・ローマの暦〈4.1 古代ギリシャ・ローマの紀年法 4.2 古代ギリシャの暦 4.3 古代ローマの暦〉 第5章 キリスト教世界の暦〈5.1 キリスト教的要素 5.2 教皇グレゴリウス13世による改暦 5.3 グレゴリオ暦改良運動〉 第6章 イスラームの暦〈6.1 イスラーム暦の誕生 6.2 イスラーム暦の伝播6.3 ムスリム社会の祭6.4 イスラームの時刻法〉 第7章 南アジア・東南アジアの暦〈7.1 インド暦の多様性 7.2 インド暦の構成 7.3 インド暦の歴史と現在 7.4 南アジア・東南アジアの暦(7.4.1 パキスタン,バングラデシュ,モルディブのイスラーム暦 7.4.2 スリランカの仏教暦7.4.3 東南アジアの暦)〉 第8章 中国の暦〈8.1 中国式太陰太陽暦 8.2 中国における主な暦法(8.2.1 暦法完成以前 8.2.2 太初暦以後の暦法 8.2.3 太平天国暦と少数民族の暦)8.3 中国暦の伝播と周辺地域の暦(8.3.1 秦簡・漢簡暦と敦煌暦 8.3.2朝鮮の暦 8.3.3 チベットの暦 8.3.4 ベトナムの暦)8.4 グレゴリオ暦への改暦と農暦〉 第9章 日本の暦の変遷〈9.1 自然暦 9.2 中国暦の受容 9.3 日本暦の誕生(9.3.1 貞享暦 9.3.2 宝暦暦 9.3.3 寛政暦 9.3.4 天保暦)9.4 地方暦(9.4.1弘前暦 9.4.2 秋田暦 9.4.3 盛岡暦 9.4.4 南部絵暦 9.4.5 仙台暦9.4.6 会津暦 9.4.7鹿島暦 9.4.8 大宮暦 9.4.9 江戸暦 9.4.10 地震なまず絵の「いせごよみ」9.4.11 三島暦 9.4.12 月頭暦 9.4.13 丹生暦 9.4.14 伊勢暦 9.4.15 京暦 9.4.16 大坂暦 9.4.17 南都暦 9.4.18 泉州暦 9.4.19 薩摩暦 9.4.20 琉球暦)〉 第10章 明治の改暦〈10.1 改暦に至る国内・国外の情勢 10.2 改暦断行 10.3 太陽暦の啓蒙運動 10.4 頒暦制度の整備、官暦と「おばけ暦」10.5 近代・現代の暦〉 第11章 日本の暦の様式と内容〈11.1 様式-現存の暦から 11.2 内容-近世の暦註〉 第12章 日本の時刻制度〈12.1 古代・中世 12.2 近世 12.3 近代・現代〉 第13章 現代の暦文化〈13.1 日本の暦文化 13.2 世界の暦文化 13.3 日本カレンダー暦文化振興協会〉 巻末付録 ①暦関係人名録抄 ②世界暦法年表抄 ③暦関係文献目録抄 ④ユリウス暦-グレゴリオ暦日付換算表 ⑤ユダヤ教暦-グレゴリオ暦日付対照表 ⑥ヒジュラ暦-グレゴリオ暦日付対照表 ⑦不定時法の時刻と現行時刻対照表 ⑧世界の標準時間帯 ⑨暦関係公的機関抄 *その他各章には計30余のコラムが付されている。 |
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(レポート=小川益男 暦の会理事) |