雑記・雨は降るがままにせ010
2006.11.26(日)曇 08:35
夜 回 り 先 生
11月3日深夜、NHK教育テレビで「夜回り先生」のドキュメンタリーが2本連続で再放送されていた。たまたまチャンネルを回していたら「夜眠れない子どもたち」への叫び声がテレビから聞こえ、ビックリしてしまった。この人、前にテレビで観たことある人だとすぐに分かった。で、見入ってしまった。
私は缶焼酎を飲みながらテレビを観ていた。泣きながらテレビを観ていた。
「リストカットを止められない」
「overdose(薬の過剰摂取)で昏睡」
「少女は薬漬けにされ風俗へ売られる」
「大人たちへの復讐のためHIVを感染させる」
小金井公会堂での講演があった。子どもを持つ親たちに「十褒めて、いち叱ってください」と語っていた。(小金井公会堂かー、懐かしいなー、20年前の私が卒業式をした場所だ)
数日後、穴守稲荷駅近くの居酒屋で「夜回り先生」をテレビで観ながら、涙が止まらなくたってしまったと言ったら、若女将に「歳をとると涙腺が弱くなるのよね」と冷たく言われ、会話は途切れた。
ネットで「夜回り先生」水谷修氏のDVD2本と本を3冊注文したのが11月7日頃だったと思う。品切れらしくなかなか自宅に配達されなくて気を揉んでいたが、二週間が過ぎて、やっと手元に来た。嬉しかったので、これ泣けるぜと言って仕事関係の友人に貸してしまった。
そんなこんなで数日が過ぎた。23日は祝日で仕事が休みだから前日は思いっきり飲んでしまった。「夜回り先生」談議で速攻コケテしまった穴守稲荷はパス、途中蒲田でのアルコールも考えたが、結局大森ビーチへgo!
2軒飲んだ後、3軒目での待ち合せ時間調整のため回転寿司でアサヒスーパードライを飲んでいた。ビールが空になったからお茶でも飲もうとしていたら椅子ひとつ空けた席の青年が私のグラスにビールを注いでくれた。見ず知らずの人だったからびっくりした。
「どうぞ」「空になっていたから」「ここの寿司屋、ネタが回っていませんね」
青年の言葉を聞きながら、不思議な人がいるものだなーと思った。
彼は歌う人だった。サラリーマン生活とは別に、自分で曲をつくりひとまえで歌うということをしている人だった。
初めて逢った青年と一緒に次の店に行ってまた飲んだ。翌日は超二日酔い。イカンナー。
アルコール性頭痛の状態で彼のblogを覗いたらコンサートの予定が記されていた。金曜日は銀座でやるのか、行きたいなーと二日酔いの頭で考えていた。けれど諸事情があり行けなかった。次に彼と逢ったら、ビールで乾杯したい。
万 太 郎