古代米とは、昔の稲が持っていたであろうと推測される特徴を 今なお残している稲を言い、現在の稲に比べて草丈が長く、倒 伏しやすく、脱粒しやすく、収量が少ないのが特徴です。古代米 には玄米表皮に色素を含む「赤米」や「黒米」と香りのある「香り 米」があり、縄文時代から弥生時代に原産地とされている中国か ら渡来したと言われ江戸時代まで広く栽培されていました。 |
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黒米と白米の成分比較
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明治中期降、突然変異で生まれた考えられている白米(しろごめ) のみが選抜改良され、有色素米は雑草扱いとなり駆除されました。 しかし、神社が神事用として継承してきたほか、一部の研究家が 山間地などで作り続け、近年になって、各種のビタミン、鉄、カル シウム等を多く含む健康食材としての「古代米」として栽培気運 高まってきました。 古代米と言われている中でも特に紫黒米(黒米)は表皮に「アン トシアニン」という色素を含んだ米で抗酸化作用があり、体内に 発生する活性化酸素を消極する働きがあるとされ、漢薬学書に よれば、精力増進、脾臓、肝臓を強め造血作用により肺機能を 強化させると、その薬用効果が特記されています。 科学分析測定によっても、高蛋白質で多様のアミノ酸がせ揃い ビタミン各種含み、ミネラルにおいてはすべてバランスよく含有 し、特に鉄分、カルシウムは精白米の2〜3倍の含有量があり、 貧血、慢性疾患、アトピーなどの虚弱体質に有効とされ美容と 健康の自然食として注目されています。 |
古代米のおいしい炊き方 古代米を2時間以上水にしたします。赤い水が出ますが捨ててください。 水研ぎした白米2合に古代米大さじ1を混ぜてください。 炊飯器で普通のご飯のように炊きます。小豆ごはんのように赤く炊けます。 お好み応じてごま塩を振りかけてお召し上がりください。 |
黒米の花 | 黒米 |