米屋日記

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  2/25 マヨラー

マヨラーの言葉、ご存じだろうか。なんでも、マヨネーズかけて食べる若者たちのこと。ごはんにマヨネーズ

は当たり前。イチコ゜にマヨネーズ。みそ汁にマヨネーズ。納豆にマヨネーズ。肉ジャガにマヨネーズ。マヨ

ネーズだけではない、ごはんの上にポテットチップ。ごはんの上にチョコレート。ごはんとバニラアイス。想

像しただけで気持ち悪くなるが、本当の話である。うす味、微妙な味がわからなくなり、濃い味しか理解

できなくなる。マクドナルドの社長の、12歳までの食生活で一生の味覚になるという戦略に見事はまった

のだ。

今や、お袋の味はレトルト食品の袋の味に。三食すべてお菓子ですます人さえいる今日。お米の本来の

味も、もはや関係無いのかもしれない。新米の香りと古米の臭いの区別さえできない人が増えた。無洗

米には米本来もつ香りはない。書いているうち、文脈がなくなってきてしまった。
  2/23 ラベル張り替え

 雪印食品が事件発覚後わずか一ヶ月で解散の運びになった。ラベル張り替えは雪印だけでなくその後

雨後タケノコのように続々と発覚された。牛肉の国産牛と輸入牛のすり替えは古くから業界では当然の秘

密とされ行われてきたこと。たまたま、雪印問題が表面が大きく報道されたから表面に出ってきたのだ。

 一昨年、新JAS法が執行されるというのでいろいろ情報集めていた頃、ある会合で、精肉店・八百屋に

新JAS法の対応しているかと聞いてみたところ、新JAS法そのものを知らず興味をしめさなかった。当時

大手・中小の量販店は表向きはOO産ダイコンとポップにあったけれど、町のほとんどの八百屋・精肉店

はあいかわらず価格のみであった。それは、今でもほとんど変わらない。

 一方その量販店でも昨年、新JAS法が執行されてもあいかわらず価格競争を繰り広げ、マスコミがあお

った。無理な納入価格格を要求。また量販店自ら利益を得るために中身の入れ違えや混ぜなどは当然の

ごとく行われた。それでいながら、問題化が表面化すると自らの不正を閉じこめ、すべての責任を納入業

者の性にするのは問題ないのだろうか。正義ずらさえしている。

 中国産のミニトマトが国産品とラベル張り替えが表面化した。新JAS法が違反者に甘すぎると批判高ま

る。あいかわらずディスカウント店に新潟コシ¥1700などと表示販売している米業界は、どうなんだろう。
   2/20  風邪

 インフレエンザが流行っている。我が家でも長男が学校からもらってきて、普段丈夫な次男に移り、妻が

父が、母が次々と順番にかかってしまうことに。今年のインフルエンザは38度近くの発熱と咳に苦しむ。

ただひとりふだんから寒空の中、バイクを時速20kでぶっ飛ばし配達回っている私はどこ吹く風だ。

(今日もいつの間にか小学生のチャリンコに勝負を挑まれ、一方的に負けた。でも、幼稚園児の三輪車に

はみごと完勝。どなんもんだい。次は、急な坂道でおばあちゃんと勝負。前回の雪辱をはたす)

本日は皆風邪のため、私以外風呂は入らなかったので一番風呂をゲット。一年ぶりだ。我が家一番の働

き手は、いつも店閉め会計締めてからの入浴なので、いつも残り湯。トホホホ。たまには、いいものだ。

新しいお湯は。幸い風邪の症状も皆回復に向かい、明日からは再び残り湯につかることになるけれど。

     本日は、くだらない話ですみません。このところ、堅い話ばかりだったので。
   2/17  デフレ

  デフレの世である。戦後ず〜うと右肩あがりのインフレの時代であった。インフレは、いうまでもなく

お金の価値が年々減っていくこと。笑い話に戦後すぐ、子供の将来に備えて苦しいサラリーから毎月

満期型生命保険を支払った。満期額は百万円。当時の百万円は都心で土地つきの二階建てのマイホー

ムが買える時代であった。はたして、その人がめでたく昭和の終わりごろに、、満期がきて無事百万円受

け取った。百万円では一坪の土地も買えなくなってしまった。

 今は、デフレの時代。デフレ状態になったのは事実上昨年からだ。まだ、始まって間もない。(長い移行

期間はあったけれど)デフレは、インフレと反対にお金の価値が上がることだ。

 インフレの場合、¥10000で一つ買えた物が、来年には¥12000払わなければ買えない。
 
 デフレの場合は、¥10000で一つ買えた物が、来年には¥8000で買えることだ。

  (ここでは、同一の品で、流行性などの諸条件を一切無視することにする。)

つまり、今年の一万円と去年の一万円は違うのだ。物価が下がり、サラリーが下がり、売り上げが減り商

品は余る。失業率は増える。会社がつぶれる。いわゆるデフレスパイラル。

去年の一万円より今の一万円の方が価値があることである。このことを忘れて商売してはならない。 
   2/16  米ML

 昼過ぎ、宮城の篤農家の中鉢さんが当店に遊びに来られた。米MLでお知り合いになった方だ。MLを

立ち上げて、このような訪問があると本当にうれしい。ただ、あまりにも小さい店なので、がっかりしない

かと心配だ。でも、今までは米研のような組織・またはおおきな勉強会など参加しなければ、知り合うこ

とのできなかった人たちと、簡単にお友達になれる。まさに、ネット社会ならではだ。

 一時、MLの管理人として悩んだこと(力不足)あったが、万年さんや加賀さん、平野さんのあたたかい

励ましと、12月末より参加登録者が増え、再び活発化している。今現在、北海道から宮崎県まで55名

の参加登録者いって、日々情報交換が活発に行われている。

 さて、今まで知らなかったことだけれども、米屋の情報交換の場はけっこうある。(個人のHPにおける掲

示板除いて)しかし、ほとんどの場合、有料であり、細かい規定がある。(地域バッテングしないとか、産

直している生産者お断りとか。)参加希望の方は、審査を受けた後、指定された金額を支払い、参加IDを

もらってから、やっと参加できる。また、仲介を目的とするサイトは当然ながら保証金を設けている。

 一方、私たちのMLは一切参加費はかからない。参加資格の米穀店・米生産者ならば誰でも参加でき

る。自己紹介をするのが、唯一の条件だ。参加している米穀店・生産者の取引は自由。個人の責任にお

いてできる。報告義務は一切ない。その代わり、MLとしては一切の責任は負わない。

 もし、これを見ている同業者や生産者。ぜひ、参加していただきたい。無料の情報交換の場だから、た

いしたことはないと思わないで欲しい。これまでに、2600超える熱い情報が取り交わされている。有力

な米穀店や生産者も参加していただいている。気遅れすることはない、私のような都会の片隅にある

小さな米屋が管理人しているのだ。気楽にぜひ参加してほしい。 
    2/14 おいしい話にご注意 3

 バレンタインデー。8個のチョコもらいニコニコの次男と一つももらえず、しょげている長男。そして、息子

のチョコをお裾分けしてもらう父親。

 さて、昨日の続きの続きです。募集するに当たって、限定だとか、先着順とか、地域を選んで選出とか、

あおる方法は、あやしい商売がよくやる手である。申し込めば100%加盟店登録はできる。登録すれば

黙っても毎月主催者にお金が入ってくるからだ。 さらに、箔をつけるために成功している店を紹介(たとえ

全く関知していなくても。全く別の方法で成功していても・・・もちろん、こんなこと書かないけれど)しかも、

その地域で人望を集めている人だけに、あの人がいるのだから安心だ。と充分信じてしまうだろう。私は

たまたまその主催者の人間性を知っているからひかかることはないが、もし別人で、しかも日頃から尊敬

している人だったならば、どうなるか自信はない。もっとも、今回に限っては会社の説明文(かなり細かい

字で、大変読みにくく、ボリュームもある)じっくり読めば、誰でも怪しさがわかるのだが。

 ただ、今やワラをもつかみたい米業界。たとえ、そのワラが鉛で出来ていてもつかんでしまうのでは。
    2/13  おいしい話にご注意 2

 昨日の話の続き。その加盟店に共同仕入れによる有利な仕入れと書いてある。はたして、本部の推薦

する米を鵜呑みにして購入することが、はたして共同仕入れと言えるのだろうか。それならば単に卸から

の購入とさして変わらないし、卸から購入したほうが返って後腐りない。

 本来、共同仕入れとは信用できる仲間と供に苦労して取引先を見つけて仕入れることである。仲間内

での仕入れは原則的に平等でなければならない。間に他を入れることは、当然中ザヤをとられる。いわ

ゆる中間手数料というもので、これはこれで正当なものだが、これでは共同仕入れとは言えない。

加盟店本部が自分の都合の良い米を、たくさんの加盟店の引き取り量で有利に仕入れ、さらに手数料を

取って加盟店に渡すことが、共同取引って言えるのだろうか。

 本来、共同仕入れとは信頼のおける仲間と供に行うものである。信頼できる仲間がいなければ自ら産

地や情報、コネを集めて行うものである。できない者は、今まで通り卸から買うしかないのだ。商売にとっ

て大切なは仕入れは自分で、自分の責任において行うものである。幸い、今はネット時代になり昔では

考えられないほど、情報は氾濫している。そして、その中から価値ある情報を見つけること。仕入れ先を

見つけること。もちろん、失敗することはある。泣きを見ることもある。しかし、その失敗も自ら選んだ。

そしてそれを深く分解・解析してこそ、明日がある。他人まかせではいけない。
    2/12  おいしい話にご注意 1

 不景気になるとおいしい話?が出って来るのは世の常。後で超氷河期の米穀業界も例外ではない。

有力の業界紙に記事を書かせ、広告を載せ加盟店を募集!今現在の不安をあおり、有望な販売戦略を

提示していく。これは、?商法のよくやる手である。

 その加盟店に入ると、米の共同仕入れ・米以外の日常消耗品・備品の共同仕入れ、新鮮な情報の共有

化、社会福祉センターへの売り込み、商材の提供。IT時代に対応したインターネットの活用などにより新し

いビジネスモデルによる、これからの米穀店のあり方を築いていく。おいしい言葉ばかりだ。表面的には。

これらのことを分析してみよう。

 かって、オリベティという会社と提携した「米研」という組織があった。(今の米研は完全独立。)入会する

のに高価なパソコン購入(250万円)が条件。当時は、まだ米も免許制でもあり、ぬるま湯の中での競争

時代で、きたるべき自由化への不安のあった時代だ。高額のわりに、たいして役に立たないシステムであ

るが、ハードとソフトは手に入り、月一回の勉強会もあった。なかには、パソコンの箱も開けないで、勉強

会が目的で入会する人も多くいた。志同じとする人との出会いもあった。(私が米研に入って唯一の得た

こと。ちなみに今の米研は参加にパソコン買う義務はなく、活動内容も濃い。)

 さて、問題となる加盟店募集だが、毎月二万円ちかい会費を払わなければならない。米研ならばパソコ

ンソフトのレンタル代だと思えば高くて不満あっても納得できる。(実際は月¥37500を五年。レンタル終

了後もっと安い半額以下のに変える。)しかし、ここはパソコンもソフトも別に自分で用意しなければならな

い。では、その高い会費の内容はITを利用した伝票管理・商品発注・各種情報管理だそうだ。伝票管理

ならばエクセルなどの表計算でもできるし、価格の安い管理ソフトはいくらでもある。各種情報も提携する

福祉関係へ売り込むための商材の情報というより宣伝広告のようなのでは。(推定)

 生きた情報というのは、上から与えられものではほとんど役に立たない。情報とマニァルとは違う。情報

とは、自分の足で、目で、耳で、メール打ち、人に会い、そして数多くの情報から自分のものにする感性を

磨くことだ。単に教えてもらうだけでは、「ふ〜ん、そうなんだ」に終わってしまう。 続きは明日。         
   2/10  雪印問題について一考

最近夕方の民放のニュースの特番で、安売りの量販店のことがよく取り上げられている。たとえば、用意

した袋の中につめこまれるだけ、つめこんでも¥100とか。ひとつ¥10の野菜・果物・菓子など。番組で

は、喜ぶお客さんを映しているが、おそらく納入業者はかなり、いじめられているのではと、思ってしまう。

協賛金やリーベート、特別割引なので。今、納入業者はどこも苦しいから泣く泣く受けるのだろうなぁ〜

 一連の雪印問題。狂牛病騒ぎによる肉の詐欺事件。産地偽りのラベル張り替え事件。95%は雪印の

企業体質に問題ある。しかし、残りの5%は無理押しな納入価格を要求する売る側のスーパーや量販店

に問題はないのだろうか。いくら安売りしても量販店は損をすることはない。一方、仕入れる方はライバル

との熾烈なる競争や特売品の要求やリーベート、返品、売り子の派遣など、もろもろの要求される。かって

コンビニに入れていた文具品がすべて¥10納入をさせられていたことが公表され問題が表面化したこと

が記憶に新しい。

 雪印だって、企業だから当然利益を得なければならない。そこに、あまりにも厳しい納入条件をのまなけ

ばならない。断れば当然出入り禁止。ライバルに市場を奪われてしまう。追いつめらてラベルの張り替え

や中身のすり替えしなければ利益でない。利益なければ当然社員に給料出せない。もちろん、うその表

示など許されるわけではない。

 だからといって、問題が表面化したとき、雪印商品をすぐに、一切店内から排除しました。と、、正義ぶっ

ている量販店の態度も腑に落ちない。第二の雪印は絶対にでって来る。 
    2/8  一太郎12

 普段使用しているワープロソフト「一太郎」がバージョンアップしたので買い求める。わずか4年で三度の

バージョンアップ。別に更新しなくてもいいのだが、インターネットディスクが増量されるのでついアップして

しまう。同じワープロソフトの「ワード」もパソコン購入時にインストロールしてあるが、もっぱら添付けファイ

ルを明けるとき以外使用していない。一太郎買うとき、店にいったジャストシステムの社員に「毎年更新す

るな」と一言文句を言った。
     2/7  毎日見るHP

 本日24000ゲットありがとうございます。年内50000ゲットめざすぞ〜

 読書記を書いているので、ここではよく見るHPの紹介。すべてリンクのコーナーでアクセスできます。

まずは、taisaさん。三度目の新装開店で魅力も大幅に増えた。辛口なる日記は、ぜひ業界人ならば必読

である。私は友人(米関係)で、なにか面白いサイトはないかと聞かれると必ず、taisaさんをあげる。もっと

も近くの同業者には絶対に教えない。とにかくためになる。勉強になる。その情報量のたしかさ、考え方、

魅力は私のHPの2〜3倍以上である。絶対のお勧め。また、一度ぜひお会いしたい。

 兵庫の米屋さん、花房さんの試食日記は楽しい。まだ、一度もお合いしたことはないけれど、そのあたた

かい人間性に魅力を感じる。当店の近くに花房さんがいなくて良かった。ライバル店でなくて良かった。兵

庫県で良かった。本当に。

 万年さんの日記は、勝手ながらバーチャル農業として読んでいる。毎日の農作業や人とのつきあい。

都会にはない、独特な農村の世界。毎日読むのが楽しみだ。

 田んぼやさんの日記や掲示板は、すごい。とくに掲示板の盛り上げはうらやましい限り。きっと、田んぼ

やさんの人望の厚さなのだろう。まだ、電話でしか本人と会話したことない。会いたいよ〜。

同じく石川の馬場さんの愛名弟子?の日記も面白い。一人の人間が大きく成長していくのがわかる。

 練馬のラスカルさん、さのやさん、りえさん、最近あまり更新なくて寂しい。なお、当店の米の販売にある

「訪問に関する表記」はさのやさんの許可を得て、大部分参考(パクリ)させていただきました。感謝。
    2/5  丸山さん

 夕方、新潟コシヒカリの生産者・丸山さん夫婦と一粒種の千穂ちゃんが来られた。わずかな時間だった

が、楽しく有意義なひとときを得た。丸山さんは今では少数派の専業農家。米と手間のかかる枝豆「黒埼

茶豆」を栽培している。これからは、丸山さんのような真摯なる生産者とのおつきあいの輪を広げていき

たい。仕入れ先は、商売にとって生死かかわる大切なこと。これからも、新しい出会いを求めていこう。
     2/2  どこか、おかしい?日本人の食事

 早くも二月である。昔からニッバッチはヒマというが、米屋は、トオ・トオイチも含まれるだろう。めげない

で頑張ろう!

 ニュースで、今の若い人、子供の食生活が取り上げた。なんと、三食お菓子という人までいた。スナック

菓子が主食なんて。化学調味料や人口着色・香料、米食から小麦粉食へ。野菜や魚から肉へ。和食から

洋食へ。ファスートフード・レトルト食品の全盛。お袋の味がレトルト食品の袋の味になり、家の冷蔵庫は

コンビニの冷蔵庫にとって変わる。現代人はいそがしい。食の時間は短いにこしたことがない。食事の団

らんがなくなり個食化が増える。マクドナルトの社長は、子供の時に食味が決まる。だから、損をしてでも

子供をねらうという。ハンバガーで育った子供は米の味を忘れ、みそ汁の味を忘れる。刺身の形で海の中

で泳ぎまくり、焼き魚の目が怖いという。旬でない野菜を食べ、見た目の良いものしか売れない。足りない

栄養素は、高価なサプリメント食品で補う。やがって、知らずに毒素は体内にたまり、成人病化してやがっ

て次の世代にはアトピーとして爆発する。
     1/30  人との出会い
 
 今週の業界紙のコラムにいいことが書いてあった。抜粋してみよう。

芥川賞作家・宮本輝氏の「命の器」と題したエッセーに次ぎのような一文がある。「運の悪い人は運の悪い

人に出会ってつながり合っていく。やくざのもとにはやくざが集まり。偏屈な人には偏屈な人と親しんでい

く。心根の清らかな人は心根の清らかな人と、山師は山師と出会い、そしてつながっていく。実にふさわし

いことだと思う。類は友を呼ぶということわざが含んでいるよりも、もっと奥深い法則い法則が人と人との出

会いをつくりだしているとしか思えない。出会いは決して偶然ではないのだ。

コメントはいらないだろう。思い当たることは誰にもあるはずだ。何の本だがわすれたけれど、人は節目に

かならず自分の人生に影響及ぼす人に出会うという。どのような人に出会えるのか。それは、その人の心

がけ次第ということだ。いくら、エセ評論家フナイ先生が、その著書でつく人とつきあえと言っても、単に知

り合うだけに終わってしまうことだ。つまり名刺の交換だけということに。  
     1/28  あいかわらず

 先日のある新年会でのこと。携帯電話の話題になり、電話代が月2〜3万円とか、携帯電話なしではとっ

ても不便。先日電源うっかり切れてしまい、えら〜く不便。携帯無しでは生きていけない。アドレスが少しだ

と友達少ないみたいで恥ずかしい。妻の親子電話で契約している私は、月¥1500。無料通話¥500つ

いているが、いつも¥300程度余る。アドレスは、自宅と妻しか入っていない。最近は仕事中持ち歩くこ

と多いが、油断すると忘れてしまう。先日は一週間着替えたジャンバーの中に入れ放し。そんな私は話の

中に加われなかった。最近は携帯でしか、相手につながらないときに利用している。こちらから、自分の

携帯電話の番号ほとんど教えていない。覚えていないからだ。ただ、一度電話すると相手側で記録でき

ることを最近知った。でも、不携帯のときが、圧倒的に多いので、私に電話するならば自宅にかけた方が

確実です。気の弱い私は、いつかかるか、わからない携帯電話はあまり好きになれない。そうは、言って

はならないのだが。

雪ずるし(雪印)北海道産を九州産として販売。JAS法違反で捜査。オイオイ米の世界では、どうなんだ

い。魚沼コシが生産の10倍出る現実は、どうなんだい!
     1/26  感謝

 夕方から雨になる。そんな中車でお米買いに来られたお客様。以前手渡した、まるしん友の会申込用紙

を記入していてくださった。住所見てみると、なんと町田市。そんな遠くからわざわざ来ていただき感謝感

激。一週間の疲れがふっとんだ。ありがとうございました。
       1/24  氷山の一角

 今世間を騒がしている雪印。一度目の不祥事の中毒事件の時は、背景にスーパーや量販店などの無

理な要求(価格等)があり、同情の余地あったけれど、今度は凶(狂)牛病事件を悪用。言語道断の詐欺で

あり、許されなることはない。しかも、一連の肉の差し違えは氷山の一角という声もあり、ようやく立ち直

りかけてきた精肉業界に再び大きな嵐に襲われたようなものである。

 一方米業界はというと、あいかわらずデタラメが通っている。新JAS法何処吹く風といった感じだ。あい

かわらず中身と表示の一致しない米が出回っているし、複数原料使用米という逃げ道もある。かって、

宮城ひとめぼれがデビューした時、天女の舞の米袋以外の産直精米の米は偽物とされた。しかし、今

どう考えても入札価格を大きく下回る価格で、天女の舞ひとめぼれが量販店中心に売られている。もち

ろん、量販店の損して売る・おとり商品として、さらに納入業者いじめもあるだろう。それらを割り引いて

も、腑に落ちない価格での販売である。

 米は、牛肉や牛乳とちがって、米単体で食中毒や病気を起こしたことはない。お客さんも価格の安いの

は中身がたぶん違うと疑いつつも買っている。無洗米は米の香りを消す。と、言うことは古米臭さも消し去

る。わからなければいいや〜と通じてきて米業界。今度の事件を他山の石として無視していいのだろう

か。言い分けない。きっと大きなシッペ返しが来るにちがいない。すでに、米離れというシッペは来ている。
      1/22   チーズは自分で作るもの

  前回に続き読書記に書き損なったこと。読書記に「チーズはどこへ消えた」を書いた後、ヤフーの掲示

板を覗いてみた。案の定、マルチまがいの宣伝のカキコミ多く、内容もそれにそったものが多く書かれてい

た。しかし、ひとつだけいいことが書いてあった。「チーズがなければ、チーズは自分で作ればいい。」と。

本読んだことのない人には、なんのことか分からないだろう。大きな本屋さんで立ち読みして欲しい。(買

うことはない。10分もあれば読めてしまうし。お金だして買う価値はない。)

 チーズがなくなり、迷路の中を探す。平凡な今を 変えようとして動く。捜し物がわからない。ここにあるよ

とマルチまがいの怪しい誘い。つい、それに乗ってしまうが、乗った本人はそのことに気付かない。やっと、

自分が見つけた。行動したからチーズはみつかったのだ。と、思いこんでしまう。ここでいう探すことは他人

が用意した解答を見つけたことに過ぎない。チーズがなければ自分で作ればいいのだ。自分の力で、頭

で。お客さまは探すのでなく、自分で作るものである。(自分自身に訴えているが我ながら耳痛い。)
   1/19  ニッポンのコメは不足している。

読書記を新コーナーで立ち上げてしまったせいで、タダでさえ少ない日記のネタが、さらにネタ不足に。そ

こで今日は「ニッポンのコメ」より書き忘れたことを書こう。

「今、日本のコメは不足している」米あまりの中、なにを言うか思われるだろう。「しかしある程度のロットで

プロの生産者が特定の仕様で生産した品質のしっかりとした均質のコメ」にニーズがあることや、にもかか

わらず、そうしたコメになかなか出会わないということだ。衰退著しい大手流通スパーの「なんでもあるが、

欲しい物がない」と同じ状況である。たしかに、われわれ米屋として仕入れとして、直接農家と取引するに

当たっても、なかなか作り手と売り手がかみ合わない事もある。有機栽培だから、減農薬栽培だから、特

別な栽培方法だから、と、言って特別に高く売れる理由でもないし、生産者のこだわりが逆に押しつけに

なったり、プライドのみ高くなり、人の忠告を聞こうとしなくなったり。困ったもんだ。

もっとも、誰でもどこでも同じような品質が仕入れられるようになってしまったならば、それはそれで面白み

なくなるけれど。どこで、買って飲んでも、同じメーカーの同一品種のビールの味は同じというように。
   1/17  掲示板

 本日23000ゲット。ありがとうございます。

掲示板を有料から無料のに変えた。普通は逆なのだが。お金の問題ではない。迷惑宣伝カキコミの多さ

に嫌気がさしたからだ。どうやらticapの有料掲示板のアドレスが大量に売られているらしい。併せて、カ

キコミ代行とか、カキコミソフトなどによりHPを開けることなく勝手に自動的に書き込まれてしまう。いくら

投稿禁止者にしても次から次ぎへと異なる投稿者の迷惑宣伝カキコミが書き込まれてしまう。内容は、マ

ルチまがいの宣伝。投稿者が次々と変わるところ見ると騙されている人多いのだなぁ。
    1/16  米糠

 今日も暖かい一日であった。ひさしぶりの雨ふる一日でもあった。

業者への糠の引き取りが有料であったのが、今日より逆にお金もらえるようになった。やっと正常にもどっ

た。無洗米の流通により米糠が不足気味になったという、あまりありがたくない理由だけれども。無洗米

の糠は水ぽくて、漬け物には利用できないのである。肥料としても今ひとつで、結局は産業廃棄物として

処理するそうだ。環境にやさしい米がたくさんの産業廃棄物を生む。なんか、おかしくはないか?
    1/14  ウルトラQ

  今日も祭日店開けたけれど休日のような一日であった。DVDで子供たちと「ウルトラQ」を見る。

昭和41年のテレビドラマ。怪獣ブームのさきがけになった。当時小学校二年生の私は夢中になり翌日の

学校ではみんなと怪獣ゴッコ。なつかしいな。もちろん、CGもパソコンもなかった時代。手作りの特撮。

ストーリも今見ても珍腐化していなく大人でも充分に楽しく鑑賞できる。30分番組の白黒。当時の服や自

動車・電話・テレビなども一流の風俗史の資料になるのでは。今こうしてポケモン。遊技王に夢中の二人

の息子に見せる。二人とも気にいったようだ。目を輝かして見ていた。その後は、もちろん子供たちと怪獣

ゴッコ。女房は子供たちと同じレベルになって遊んでいる。とアキレ顔。しまいには、次男(五歳)「お父さん

って、子供だなぁ〜」と。ところで、今ひそかに昭和30年40年代がブームだとか。そういえば昨年の大ヒッ

ト曲「明日があるさ〜」は、言うまでもなく故・坂本九の名曲。急速になんでもかんでもデジタル化した今、

逆にアナログが癒し系として、見直されいるのかもしれない。そこに商売のヒントないかな。
     1/13 休日

二週間続けて日曜日は風邪のため自宅療養。正月にヨドバシカメラで買った福袋に入っていたDVDを

使って映画「ゴジラ」昭和29年作をビール飲みながら子供たちと見て過ごした。そして、夜はひさしぶりに

NHKの大河ドラマを見る。「利家とまつ」ここ数年大河ドラマは題材の取り上げは興味あったのだけれど、

中身のお粗末と退屈さ。役者に魅力なかった。歴史好きな私にとって、今年の、前田利家という人物という

は私個人的には今ひとつ。だが役者と脚本。話の内容・テンポの良さが、見ていて面白い。今年一年見る

ことにしよう。過去の大河ドラマでは「国盗り物語」「獅子の時代」が好きで夢中になってみた。
     1/11  メールマガジン

 風邪をひいてしまったみたいだ。のどが痛みせきが出る。無理せず今日は早く寝ることにしよう。

ML仲間の富山の川崎米店さんが今度新しくメールマガジンを発行した。自店の宣伝のメールマガジンで

はなく、パパママストァを応援、共に問題点を考えていこうというサイトである。読んでみればなかなかタメ

になることが書いてあり、今後が楽しみである。きびしいのは米穀店だけではない。異業種の商いの方と

の意見交換交流はきっと役に立つと思う。外から見ると、気づかないところも見えるのかもしれない。今後

ぜひ、このサイトが発展していくことを心より祈る。もはや、四の五と言ってられる時ではない。役に立つ物

ならば、勉強になるものならば、活きるものならば、何でも興味を持って行かなくては。ただし、焦りすぎて

欲を優先してしまうと、怪しげな商売に手を出してしまい、ハイ、それまでよ〜。ジ゙・エンドなのよね。
      1/9  新コーナー

昨日の息子の小学校のもちつきの筋肉疲労痛の一日。息子と若い奥様たちの前で張り切りすぎたかな。

新しいコーナーを作った「丸新の仕事に役にたたない読書記」だ。昨年無料HPの容量が10MBに増えた

ので、余裕ができたからだ。それまでの5MBだとすでに、2.7MB使用していたので更新するにも考えも

のであった。米屋のHPならば、どこにでもある「おいしいお米の炊き方」とか「お米の品種の解説」等をup

するのが本来なのだろうが。はたして、この新コーナー立ち上げても続かず消却に陥るかもしれない。

 この読書記は印刷された本だけでなく、メールマガジン・HP等も含まれる。とりあえず百冊めざそう。

お暇なら読んでください。感想を掲示板等でいただけると、うれしいです。
       1/8  ユニクロ
 
  毎年恒例の息子の小学校のもちつき大会。つきてのお父さんの参加とっても少なく、終わった後は体

中痛い。今年の春には次男も入学。校長先生にお聞きしたところ新入生はわずか34名。一クラスに決

定。 少ないなぁ〜。クラス変えなく六年間過ごすことになるな、次男は。ちなみに長男は20人二クラス。

  ユニクロが農産物に進出?ユニクロ野菜を専門店やHPの通販販売していくそうだ。ユニクロの事だか

ら海外の価格の安い野菜を大量に作らせての輸入販売と思うのだが、そうではあらず。永田農法という

土地のやせた土壌でも高級野菜を作れるという特別栽培の野菜。価格も高めに設定するとか。フリース

とトマト。大衆衣料と超高級野菜。180度も異なる戦略になるが、はたして?。そのうち10kg一万円

の超高級ユニクロ米の出る可能性もあるかもしれない。
      1/6 もうひとつのお米通信

 風邪気味なので昨晩は夜の八時に寝る。ふだん夜更かしするせいか、夜中に何度も寝がさめた。

本日はどこへも行かずに会計とお客さまに配布する情報誌作りで一日を終えた。この情報誌もここのHP

と同じ名前の「まるしんお米通信」毎月一回発行で今月で94号となる。三日坊主の私としてはよく続いて

いる。有名女子マラソン選手の言葉ではないが自分で自分をほめてあげたい。毎月締め切りギリギリにな

って頭ひねりながら作成している。ネタ不足とマンネリ化と戦いながら。できあがると一つの宿題が完成し

た気分になる。まもなく100号向かえるが、ぜひ200号が発行できるよう店を存続、発展させていかなくて

は。たとえ道は険しくとも、走って行こう〜。昔の歌にあったけ。走らなくても、歩いて行こう。上を向いて。
      1/5  米の仕入れ価格

今日から仕事始め。例年ならば6日からだが、明日が日曜日なので一日早いスタートになった。いつもの

とおり静かな仕事始めだ。

 taisaさんのHPが新年度から装い新たにスタート。楽しみでもあり、貴重な情報の収集になり勉強にな

る。そのtaisaさんの言葉に、米の入札価格下がれば縁故米や産直が増えると。米相場が本格的に下が

るのは、これからである。と、言うことは昨年秋からの縁故米に苦しんだけれど、さらにこれからが本番と、

言うことである。米屋にとっては、ありがたくないニュースである。生産者との取引も入札価格が下がった

から価格下げてくれとは、言いづらい。生産者は米の価値(価格)=プライドである。取れ秋の一年一度の

価格決定は、そろそろ見直さなくてはならないかも。逆に昨年の魚沼米の急騰のときは、助かったけれど

生産者側から見れば歯ぎしりする思いだったかもしれない。変動制が双方にとってプラスなのでは。

ただし、この方法だとあくまでも価格優先。価格=販売となって、誰でも出来る商いということになる。生産

者にも安心して今までのような米作りをお願いというわけにはいかない。難しいところだ。
   1/4  香港の女性が銀座にエルメスを買いに来る理由

 2〜3日と義父の退職祝いの旅行で、女房方一族と千葉県へ旅行。本日はその疲れがドッと出る。

今日は毎年恒例の神田神社へ子供つれてお参りに行く。不景気のせいか、昨年以上の参拝客であふれ

ていた。勝札を購入。最も最近は御利益はあまりないけれど。

 デフレの一方高級ブランド品はよく売れているらしい。そして、世界一売れている場所が銀座だという。

かっては、香港が日本人買い物ツアーでにぎわっていたそうだが、今や見る影もないそうだ。香港の女性

さえも、高い航空運賃払ってまでも日本に買いに来るそうだ。もちろん、香港にも高級ブランド店がある。し

かし偽物も多い。しかし銀座の一流店には偽物が混じった商品はひとつもない。全部が本物である信頼感

これに、つきる。

 こだわり米が、米屋よりも産直の方が売れるのも同じ原因。長年にわたり米屋の信用なくしたのも米屋。

いまさら、米屋の信用取り戻すのは容易なことではない。米屋全体の信用なくても、丸新だけは信用ある

店と言われるようにしなくては。地道に。
    1/1  新しい年の初めに

 あけまして、おめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

正月ながらおめでたい気分はない。今年は例年以上厳しい年になることがわかっているからだ。言うまで

もなく時流はドックイヤーといわれるほど急速に動いている。インフレからデフレの世の中に移りかわり、

買いの天国・売る地獄に。過去の常識は今の非常識に。過去の非常識は今の常識。変わらない事は、

買うのはお客様である。米は言うまでもなく自由商品。店を選ぶのはお客様の勝手なのだ。こだわりの店

で買うのも、ディスカウント店で買うのも、生協で買うのも、生産者から買うのも、お客様の自由。当たり前

だ。お客様から支持されない店は滅びるのも当たり前の事。売れない原因を他に探して逃げることは簡単

だ。楽だ。その方が傷つかないで済むし、あきらめられる。売れない原因はお客様に支持されないこと。つ

まり、その店に魅力がないこと。そして、その原因の全ては己自身にある。何度も言うけれど、単純明快な

当たり前のことなのである。心して、この一年。まさに正念場であり背水の陣。己の持つ全てをこの一年に

全力投球しよう。それでもダメならば、商才がなかっただけのこと。悔いは残らないと思う。中途半端なこと

だけは、やめよう。今年が全て。今年一年の成績こそ、全てである。