米屋日記

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         4/26 都心の人口増えているというけれど

 毎年この時期は小学五年生からお米の質問を受ける。店に直接来る子やメールにての質問など多くよせられる。お米に興味を持っていただくことはうれしいことだ。その小学生だが今晩のNHK番組によると城東地区の小学生の人口が増えてきているそうだ。クラスが増え、教室が足らず理科室などがつぶされて教室になるとか。空き教室ばかり増え、学校が廃校のうわささある品川区とは大違いだ。都心の人口増えているというけれど、そんなに品川区は魅力ないのかな。
  4/25  米の販売登録店更新手続き

 米の販売登録、結局迷ったけれど更新をした。更新の書類を書き、固定資産税の証明書や法人の登記簿など区役所で取り寄せ、決算報告書を用意して役所に届ける。手数料に¥9000かかる。

 今から一昔半。あれほど苦労して習得した米の免許は登録制に変わり、こんなにも、うすぺらにな存在になるとは。当時は免許なしに米販売することはヤミ米とされ、後ろ指さされたのに。今では、ヤミ米も計画外流通米として認められ死語化した。

 米の販売登録がないと一応自主流通米が買えない。が、卸しがいちいち登録許可を確かめるわけでもなく、たとえ確かめたとしても、小売り店以上苦しい立場の卸しが、たかが登録のある、無しで売るわけがない。きっちんと代金払っていただければ、どこでも売るのが現実である。

 自主流通米という言葉も一般的には死語化している。昔は自主流通米と政府米の二つだけだったが、今や自主流通米・計画外検査米・未検査米・備蓄米・輸入米に分けられる。また、その他に(こちらは、今も昔も変わりないけれど)米の品質として、一等米・二等米・三等米・規格外・くず米。その他、あまり現実的でない1類〜5類という品種格差もある。しかし、お客さまにとって一番大切なのは、美味いか。まずいかの二つだけである。

 食糧庁がうわさどおり、廃止されれば今日更新手続きしたのは全くの無意味になる。無意味になるのだから更新しなくてもいいのではと思う。が、以前免許取った苦労を思うと、たとえ無意味でも忍ばず更新してしまった。
更新の年は三年。次回までこの制度があるとは思わないし、たとえあっても次回の更新時は。?である。
     4/22 他人力
 
 昨日の日曜日、雨のためごろ寝の一日。中途半端なもう一つのHPを廃止し、新しくHPを作り直すことにする。が、アップを間違え、その後誤作動の原因がわからず本日午前中まで、正常に「まるしんお米通信」が開くことができなかった。ケーブル回線のサポートセンターに問い合わせてホッとする。

 原因がわからないとジタバタ踏む。あれこれ考えられること行うが全てがペケ。こんなときは、これ以上やっても
よけい絡まった糸はほどくことはできない。一旦止めて時をおき、しかるべき、つまり専門家に聞くことだ。専門家のアドバイスにより、簡単に思いあげない方法で解決できたことが、よくあること。

 固定観念にとらわれると、見える物が見えなくなる。他人に頼るのはよくないが、頼らないのはよけいにダメだ。「他人力」という言葉がある。仕事においても、サポート出来る人をいかに多く持つかが大切だ。名刺集めだけではダメである。他人力を発揮できる人は、自らサポートできる人だ。がんばろう。
    4/20 食糧庁

 日経新聞のトップ記事に食の安全に関する省庁が新しく新設され、変わりに食糧庁は廃止の方向だそうだ。
新しく設置される食糧安全省?は首相が任命する委員五名前後を選出。民間の研究家や消費者の代表が選ばれるそうだ。委員の下に農水省・厚生省より千人前後の事務局をおき、活動していくそうだ。これにしたがい九千六百人いる農水省の外郭団体の食糧庁は廃止になる。

ますます米の販売登録なんて無価値、ただの紙キレにすぎなくなる。はたして手数料支払ってまでも価値はあるのだろうか。価値はない。

 その日の夕刊。千葉県の米卸業のユアサ・フナショクのJAS法違反の記事が、さらにNHKニュースで報道された。価格の安い米を新潟コシヒカリなどの高級米ブレンドとして、千葉・東京のディスカウント店や現金問屋で販売されている。食糧庁の食糧事務所が最後の?意地になって摘発?したのだろうか。氷山の一角を公表して、一時をかせいだのか。それとも?

 時代は動いている。古き良き物は残るが、悪しきものは無くなる。
    4/18  無題

 あいかわらずの肩痛の上、鎮痛用の塗り薬にかぶれてしまい、二重に肩・首筋が痛い。これがもとで頭痛にもつながる。そんな訳で日記もさぼってしまった。ベイスターズは相変わらず弱いし(関係ないか。)

 天下無敵?のユニクロが売り上げが大きく前年割れ、社長自ら「ユニクロブームは終わった。」と。これからは永田農法を中心とする食品・通販・スーパーと多角化していくとか。かって、多角化したばかりに押しつぶれた業者は多い。はたして、ユニクロは。

 同じく伸びている小売業にドンキーホテーがある。どくどくの陳列と深夜営業が若者中心に受け株価も高い。ただ地元住民などは深夜の騒音・違法駐車など迷惑かけ、社会問題化している。地元の住人に支持受けない商いがはたしてまっとうな商売と言えるのだろうか?
 
 米の販売免許に当たる登録許可書の意味は無きにふとしいが、酒の免許もいよいよ来年秋に登録制に切り替わる。おそらく全てのコンビニ・スーパーは酒の販売登録するだろう。既存店の生き残りの率は、はたして。

 定価販売を売りにしていた本屋もブックオフなどで新刊の古書が発売当日に販売している。カメラ屋はデジカメに市場を奪われ、レンタルビデオもやがって、ネットレンタルに将来的に切り替わる可能性が大である。

 あいかわらず町の八百屋・精肉店はJAS法さえ知らないのか、産地表示はない店が多い。と、言っている米屋がこの先一番最初にこの世から無くなったりして。
   4/15 休日

本日27000ゲットありがとうございました。

土曜日の夜、八王子発の長距離夜行バスに乗車、一路石川県へ。今回の目的は米でなく、プライベート。趣味の山野草撮影が目的だ。仕事でなく遊びで石川へ行くのは始めてである。トイレつきのバスは乗り心地良く、いつのまにか眠りの中に。早朝に目的地の石川県O市に到着。

 前日から当地に来ていた友人と地元の篤志家と合流。さっそく目的の野草を案内していただく。お陰様で数多くの珍しい野草に出会い、撮影することができた。ひさしぶりに好きなことを充分に、こなしリフレシュした。時間があればMLで知り合った人と一杯やりたかったのだけれども、五時の飛行機で帰らなくてはならず残念だ。

 このところ休みの日は息子たちと遊んで過ごすこと多かったけれど、いそがしい夜行日帰りであったけれど、たまには息子離れて、めいいっぱい遊んでストレスを解消できて良かった。今度はいつになるのかな? 
   4/13   返品

 今年初めてというか、卸に返品するのならば何回か経験あるが。生産者に返品したのは当店始めてである。価格の安い米ならともかく魚沼コシ米なみの価格であり、以前(平成13年産)その生産者グルーブに、その人の米を売ることにより、せっかく築きあげたブランドの信用なくすから、絶対に送らないようにときつく念おしたのに。まして、他の生産者の米が全く無いのならともかくだ。
 
 実は昨年以前からその生産者(仮にdさんとする)の米だけは疑問を感じていた。その疑問がとけたのが友人から見せてもらった農家の専門月刊誌の記事にdさんが紹介してあったこと。夏場の追肥にN肥料をどんどん散布し、収穫を二倍して、味も良いので東京・神奈川の米屋が喜んで買うと、記載してあった。夏の盛りにN肥料多くやれば収穫ふえるのは当たり前。ただし、味はだいぶ落ちる。このことは米農家の常識でもあるかかわらずに。
味よりも多収穫で価格を低く押さえる米ならば理解できる。しかし、おいしさを売り価格を自県産の1.5倍以上高いのでは、文句言いたい。しかも喜んで買っているなんて、そこの生産者リーダーは末端の米屋の苦情をきっちんと伝えているのか疑問だ。

 今年の二月にもdさんの米送られ、dさんの米あれほど注意したのだから今年はだいじょうぶかの期待は試食してすぐにわかった。この米をこのまま売ることは出来ず、泣く泣く一番価格の安いブレンド米に少しずつ混ぜて消化した。当店の一番安い米の仕入れ原価が売りより高くなってしまった。そのとき、生産者グループに次回から絶対に送らないようにと注意したのに。

 もちろん米は一年一作だ。たまに、不出来の年ならばしかたない、の理由はたつが、ここ数年連続だと、もはや天候のせいには出来ないはず。しかも、同じグループにおいて品質格差がありすぎる。というより、問題あるのはdさんの米だけだ。米を送る側はもう少し品質を見極め、生産者の資質をみきわけてもらいたい。でないと、仏の顔も三度まではだ。プンプン。
   4/8 入学式

 今日は次男の小学校りの入学式。生徒数は34名で男の子は13人。一クラスのみ。(長男の四年生も転校で生徒がへり、2クラスがひとつに。)私にとっても母校の小学校であり、かっての同級生一人いってが親となり再び子供が同じ舎に学ぶのも何かの縁だろう。

 小・中学校の選択自由化になり三年。近くにある小学校の新一年生は17名。うち女の子はわずか5人。うわつによると、女の子があまりにも少ないので、その女の子の親は近くの学校に早くも転校したとか(うわさ)もし事実ならば公立(区立)の小学校から男子校(クラス)?

それにしても、子供が少ないなぁ〜。近い将来人気のない小中学校は廃校になるだろう。そうでもなくても品川区は財政的に苦しい。苦しいのにアルゼンチンの国債買って紙くず化もした。区立学校のリストラは当然なのかもしれない。
  4/5 消店街・商店(は)外。

あいかわらずというより、只でさえ少ないわが商店街の人通りが少なくなり、一度閉じた商店は二度と開くことはない。人口は減りつつあり、(昼間の人口は増えているが消費には結びつかない。)しかもどういう訳か地価は値上がり気味。だから、ますます一度閉じた店に新たな店は入らない。いくら、地価が上がろうが実際住んでいる人間にとって売るわけでもないのに、税金のみ増えて迷惑千万だ。最寄り駅から東京駅まで15分。新宿駅まで20分。品川駅まで5分の地の便利が不益を生んだ。土地値上がり、商店街はさびれ、20分¥100の有料駐車所のみ増えていく。
  4/4 安売りの陰に。

 夕方の民放のニュース番組の特番にいわゆる食品のラベル表示を取り上げていた。スーパーの食品売り場をやり玉にあげ、水産物のマグロとあさりは90%以上JAS方違法しているとか。中国産あさりを千葉産あさりで販売し、その責任は中請け人にあり、スーパー側もだまされたのコメント。よく言うよ。知っていて仕入れていたくせに。また価格面で不当に圧力かけていたのに。

 先の雪印事件にしろ、加工業者にしろ、信じられないくらいの仕入れ価格を要求しておきながら、問題が表面化すると、当店は雪印食品は店頭から排除しましたと、正義ずらする。一方相変わらず、同じニュースの別の特番で安売り店の販売競争をあおる。¥10の野菜とか、¥100で袋に詰め込まれるだけ買えるとか。陰でないているバイヤーのことは取り上げない。無理な納入価格が安全性や本物性を失う、本当の原因なのに。
   4/1 四月

 四月になった。プロ野球も昨日開幕した。ベイスーズが勝つと¥500玉貯金してきたけれど、今年は全く貯まりそうもないな。いっそうタイガースに趣旨変えしようかしら。それにしても日本のプロ野球って年々魅力がなくなるな。

練馬の池田屋さんのHPがリーニュアルした。私もこの4月からイメチェンしようかな。ただ。無料のHPの容量少ないのが悩み。
   3/31 のんびり行こう。気楽に行こう。どうにかなるさ世の中は。

 デフレ・米業界での生き残りは一割未満。縁故米の増加。不況。ドッグイヤー。今、やらなければならないことがありすぎる。いったい何から手をつければいいのか。気持ちだけが先走り、焦りが心をいらつかせ、漠然とした不安に押しつぶされ、もはや頭の中はストレスにより破裂寸前。そんな時に、つい自然に口に出る歌が私にある。遠い昔に流行った歌。マイク真木の歌だ。

「のんびり行こうよ。俺たちは。焦って見たって同じ事。仕事がなければ金もない。バカとよばれてもクヨクヨするな。どうにかなるさ、世の中は。気楽に行こう。気楽に行こう」「気安く行こうよ俺たちは。金がなくてもやる気はあるぜ、どうにかなるさ世の中は。気安く行こう。気安く行こう」歌詞の一番と二番と四番のごちゃ混ぜだ。(気楽にいこう 作詞・作曲マイク真木)

 ガチガチに固まっていてはなにもできない。昔のビールのCMに「がんばる〜命と、のんびりいく人生。どちらも男の生き甲斐さ。」とある。一度やると決めたならば、開き直るのは必要。がんじがらめでは足は前へ出すことさえできない。なんとかなるさ。とにかく前へ一歩進めよう。気楽にね。

 女房が昔の友人との会合に出かけたので二人の息子つれて東京タワーへ。よせばいいのに帰り大展望代から階段降り。足がガクガクだ。ついこの間まではこれくらいヘの河童だったのに。年取りたくない。
      3/30 松井証券社長の言葉

 深夜番組をなにげなく見ていたならば松井証券の社長のインタビューが放送されていた。氏曰わく「今まで規制という護送船団に守られてきた連中は、例外なく地獄を見る」「lリーダーに大切なのは思い込みとひらき直りだ。」「商人は顧客からこの指とまれでなくてはならない。」「好きか、きらいかで物事を決めろ!好きなことだけをやれ!」なかなかうんちくのある言葉だ。

 松井証券はご存じネット証券の先駆けの人。営業マンを廃止し、個人客のネット取引に絞り、不況ただよう証券業界で唯一元気な証券会社である。
       3/26   日記

   26000ゲットありがとうございました。(3/22) 肩痛に悩み日記もしばらく休みました。

 よく読むHPに「農村報知新聞」のコラムに太田竜一の「俺に言わせろ!!」がある。今月のコラムの「夢を叶えるコツ教えます」から以下を引用。夢をいつまでも枕元で見ているのではなく、机の上で現実のモノとして捉えて具体的に書き出してみてはどうだろうか。

 そこで日記を毎日つけることにした。結婚する前までは高校入学以来欠かさずに書いていた。再会だ。己をじっくりと見つめるために。現実逃避しがちな自分の軌道を修正するためにも。ただ、今更大学ノートに手書きするのもめんどくさい。そこで、日記専用のソフトを購入。わざわざソフト購入したのは、ソフト代をムダにしないように書きつづるよう心がけるためにだ。もちろん、非公開。妻にも見せない。果たして、自分の夢実現できるか。まずは最初のページに、夢を具体的に書こう。
      3/21  桜の開花

 次男の幼稚園の卒園式。桜が満開だ。普通桜の季節は入学式のシーズンなのだが。お花見も今週末までとか。これも地球温暖化のひとつなのだろうか。温暖化現象のひとつであるジーゼル車の排ガス規制は一日も早く執行して欲しいものである。

 これから伸びる産業の一つに環境に配慮した商品であるという。無洗米のような「環境にやさしい」というキャッチフレーズを悪用しているのは無視するとして。ジーゼル車の排ガス規制や規定守れない車両の都内乗り入れ禁止。ハイブリットカーや電気自動車の実用化への促進。ソーラーシステム、風力発電など。

 米もしかり。いままで有機栽培や減農薬栽培はどちらか言うと、付加価値つけて高く販売するためにあったようなものであった。ところが、本来の目的の農薬や化学肥料をあまり使用しなくなったことで作り手の健康。ならび土の健康につながり、環境に優しい米作り、農業になるのだ。時代は少しずつ良い方に向かいつつある。
     3/20  土星食

 夜、カメラに望遠レンズ取り付け土星食を見る。今度東京で見られるのは22年後。息子は32才と28才。それまでに、はたしてまるしんは生き延びていられるのだろうか。そんなこと考えると切なくなってしまった。 

 逆に22年前はどうであっただろうか。インベーダゲームが流行し、当時はコンピュータゲームが簡単にできるようになったと勘違い。確か、当時のパソコン?のソフトはカセットテープだったと思う。やがってフロッピーディスクに変わり、私がパソコン購入するとき5インチか3.5インチか迷った。紙のような薄ぺらい5インチはいつのまか消え、使いかって悪いパソコンよりワープロ専用機の方が使いかって良かった。ソフトもメーカー別に購入しなくてはならなかった。

 話はそれてしまった。パソコンの世界はわずか22年で天と地の違いがある。ただ、物価はどうだろうか。かぎりなく22年前に近づいて行くのではないのだろうか。22年前は¥100ショップなぞなかった。今流行っているのは¥100の価値が大きくあることだ。今年の¥100は来年さらに価値大きくなるのだろう。でデフレ。一言でいえば簡単だけれど。  
     3/18  米販売の登録制度

 今年も米の取り扱い登録の更新の案内が役所から届いた。食管制度が崩壊してから、免許制から登録制に切り替わった。別に、登録しなくても米の販売は可能だし厳密にいえば違反なのだが、無登録店が摘発されたことはない。米は事実上、自由商品なのである。

 はたして、今米販売の登録の更新がはたして必要なのだろうか。言うまでもなく登録店の看板だけで食っていける時代ではない。手数料や謄本などの資料を添えてまで更新する必要がはたしてあるのだろうか。まして、当店のような非組合店は。(組合店でも登録更新しない店が増えてきているが)

 当店が、今から15年前米の免許取るときは大変だった。実に10年以上費やし、周りの米屋からさまざまなイヤガラセと妨害を受けた。一時は狭い店内に区内の50は越える米屋が押し寄せたこともあった。やっと、免許取っても周りの米屋は食糧庁へ大挙として押し寄せて、免許の取り消しを迫り、強硬派の一人はヒステリーをおこして倒れ込んでしまったと聞く。今逆の立場で思えば、あの米屋のエネルギーはどこに消えてしまったのだろうか。

 それほど価値のあった米販売の免許も今や無価値同然である。時の流れは速い。加速度は止まらない。
     3/14  食味鑑定士

  民間の資格のひとつに食味鑑定士という資格がある。10万円の講義料を払い二日間の講習を受け、試験を受け合格すると資格(なぜか100%に近い合格率)を得ることができる。米穀店や米生産者が主な資格獲得者。店の箔づけに、「食味鑑定士が選んだ米」とセールスポイントにするために資格とる米穀店は多い。

 ディスカウント(以下DS)米穀専門店の激戦地区のK県H市。食味鑑定士の資格をとったDSが超格安米の米を売るに当たって、食味鑑定士が炊き方を指導しますと。米のとぎ方から、つけておく時間などを細かく指導。裏を返せば普通に炊くと、どうにもならない米なのだ。友人が、客を装ってその米を購入したところ、中身はほとんど中米。(玄米選定・網ふるいで、一定の大きさからこぼれ落ちた米)新潟コシヒカリの表示だが、正式には新潟コシヒカリ中米100%の米では?と。

 本来ならば、こだわり米販売を目的とした食味鑑定士なのだが、このように使われるのはこの協会趣旨でないのだろう。しかし、協会としては資格講習料や毎年の更新料を収入としいるだけに、このような使われ方されても文句は言えないのだろう。だが、資格そのものの存在の意味、価値がなくなるかもしれないが。

 民間の資格といっても日商簿記のように世間も価値認めているのもある。が、不景気の今、なにかしらの資格制度を悪用した、いわゆる士(サムライ)商法というのがある。また、たとえ公的資格といっても、実際に役たつ資格なんて数は少ない。資格さえ、とれば安泰なんて安易な考えは捨てた方がいい。 
     3/11 東京ミニオフ会・米ML

 夜、新宿駅にて米MLのミニミニオフ会を行う。福島県の生産者のがんたら屋さん。府中の米屋さんの小澤さん、北区の米屋さんの平野さんと、初対面にかかわらず話に盛り上がり、楽しく充実した時を過ごせた。先進的であり前向きな人たちと知り会えたということは、私にとっても大変なプラスになる。

 これからも、このような前向きな人たちとの交流を深め、自分に磨きをかけたいものだ。
     3/10  休日

 本日は休日。子供たちは妻の実家へ。ひさしぶりにカメラをもって、多摩川の支流の浅川・八王子市へバードウォッチ。目的は空飛ぶ宝石のカワセミの撮影だ。カワセミ観察ポイントにカメラを構え、のんびりとカワセミが飛来するのを待つ。気まぐれなカワセミを待つ間、読書するのもめんどくさくなり、ポカポカ陽気にウツラ・ウツラ。カワセミが来たよという、同好の人の声にハッとしてもあわててカメラ構えてバシャリ。

 カワセミは一時東京都で見ることは幻になりつつあったが、下水道処理の徹底化と河川の記よ清浄化により、カワセミは再び、上流より下流へ戻りつつある。河川の汚れが米の研ぎ汁のせいだと、無洗米のメーカーはとなえるけれど、本質の問題は別にあると思う。一方的にこじつけて、自社の製品を正当化するのはおかしい。 
      3/8  10kg 1800円の米

 雪印のラベル張り替え事件が次々と飛び火している。飛び火というより、いわゆる以前からの業界の常識が世間の非常識となって注目をあびたのにすぎない。ついに、その飛び火は農協までに及んだ。そんなとき、業界紙に、近畿のディスカウント店で10kg¥1800の米が販売されたそうだ。以下その記事を抜粋してみよう。

 「現在一番安い原料米は八年産政府三等米だが、精米換算すると¥200を超す。業界ではほぼ100%整粒で販売理解できるのか理解できない」と物議を呼んでいる。以前このDSに納入していた卸担当者は「ライバル卸から国内産100%で10kg¥2500のコメさえ、どうなっているのと批判めいた声が多く、安すぎるとの指摘があった。納入していた時の原料玄米は政府古米と中米で、DSは販売価格に¥80上乗せて売っていた。」

 米はすでに消費者から安い米は当然混ぜ物・偽物と知って買っているからいいのだろうか。米の中身と表示は古くから問われていたこと。今精肉の表示に世間は感心集まっているけれど、米業界が注目されたならば精肉業界などの比ではないだろう。
      3/7 携帯電話は不携帯

 携帯電話の毎月の使用料金がほとんど¥100以下であり、先月(1月分)はわずか¥40。無料通話分の¥500を未だに越えたことはない。妻からは、もったいない、携帯電話持っている意味はないとよく言われる。どうしても相手の時・立場を考えないで電話するのはためらってしまう。よほど急をいそぐ用件以外でしか利用したことはない。

 ふだん携帯電話を持ち歩くこともない。(それはそれで、妻からいつも強く文句言われる。)アドレスは7名しか入れていないし。携帯のメールはまだらこしくて、一度も送信したこともない。メールはパソコンで充分間に合う。妻を見ていると、携帯電話にしょっちゅうメールや電話がかかってくる。そのたびに着メロが鳴るが、はたから見ていて、よくうっとおしくはないものだと思う。

携帯電話のない人生考えられないという人は多い。私にとってあれば便利な時もあるのだなの範囲。でも、せめて無料通話分は仕事で使う用努力しよう。女房に怒られないように持ち歩こう。(妻以外ほとんどかかってこない。友人には携帯に電話かけても((持ち歩いてないので))ムダだよ。自宅にかけてね。と言っている。)

 携帯電話はたしかに便利だ。でも、なんで一日24時間誰とに繋がっていないと気がすまないのだろうか。あまのじゃくな私である。 
      3/6  カエルの法則

 有名?な法則がある。煮えたぎったお湯にカエルを入れると、すぐにカエルは飛び出すが、ぬるま湯から徐々に暖めていくとカエルは飛び出すことを忘れてゆで上がり死んでしまう。長年ぬるま湯に浸っていると、今せまる危機に気がつくことなく突然死してしまうことのたとえだ。

 と、言っても現実逃避は甘い誘惑である。楽である。今すぐにでもやななくてもいいじゃないか。明日からやろう。やろう、やろうで毎日繰り返してしまう。それでいって、どこかの国の首相ではないが口だけは構造改革・自己改革だと叫ぶ。直接自分に関連しないことには、ものすごくムキになる。本当はそんな余裕ないのに。現実を見るのが怖いだけ。認めたくないだけ。

 まずは、なんでもいい。どんなささいなことでもいい。まずは、動こう。行動しよう。アクションを起こそう!
      3/5  情報とML

 暖かくなった。我が家では鈍感な私と次男以外は花粉症で、これからつらい日々となる。

よく携帯電話の登録アドレスの量や名刺をたくさん集めることで友人や人脈を誇る人、自慢する人がいる。しかし言うまでもなく、ただ集めただけで終わってしまうのでは。

 情報というのは、自ら多く発信する人に多く集まるという。情報を発信することは常に世の動き、流れに敏感であり問題提起できる人である。私が一応管理人をしている米ML。生産者と米穀店の情報交換の場であり、北海道から宮崎まで、有力なる参加登録者がおり、日夜盛り上がっている。メンバー的にみても、よくもこれだけのやる気と覇気に富む人たちが集まったものだと、我ながら感心してしまう。

 つい、昔ならばこんな出会いなんて、考えられなかっただろう。まさに、時の流れを感じる。さて、そのMLもリストラ?を行った。いわゆる登録しているだけの人。ROMだけで自ら情報発信しない人に対して退会をうながした。なかには、非礼を詫びて退会した人(本当は退会して欲しくない人もいたがやむ得ない。)また、自ら退会手続きを取ったもいる。

しかし、これらの人たちは少数派であり、たいていは、何度も個人的メールでうながしても、無視するのみ。以前と投稿はないし、参加登録も取り消さない。完全なる無視である。

 本来ならば、このような幽霊会員もいたほうが、MLも参加人数多くて自慢できるし見栄えがいい。しかし、なんの意味も持たない。たくさんの名刺を自慢する人と同じである。来る者は拒まない。が、できれば少数精鋭で行きたい。非凡な時ならばたくさんの登録者を誇るのもいいだろう。しかし、今業界は非常に厳しい時代。ともに、情報交換や考えの交換できる人のみでいいのだ。したがって、完全無視をする登録者の何人かは退会していただいた。おそらく本人もどうでも良かったのだろう。
       3/3  明日がある

 今日は肩こりからくる頭痛に悩み、休日を幸いに床についていた。また本日は次男の誕生日。女の子ならばグッドな日なのに。

 戦後初めてのデフレ不景気な今、不振の理由を不景気や周りの環境の性にすることは簡単だ。また、なかには現実的ではない期待をする人がいる。たとえば、宝くじの当たりのお金をアテにするような人もいる。責任転嫁することは簡単だ。なぐさめにもなる。でも、いつまでたっても事態は進歩するどころか、後退するのみだ。

 今ある現実を自覚して、今ある者・物を見極め、自分の足で情報を集め、自分の頭で考え、決め行動するしかない。無理な背伸びはしない。蛇口をしっかりとしめる。見栄は張らない。そして自分を卑下しない。あきらめない。やることをやってから、はじめて「明日はどうにかなる」と言えるのだ。

偉そうなこと書いたけれど、だらしのない自分自身に克つを入れるために書いた。一番大切なのは、「態度」である。「姿勢」に置き換えてもいい。すべての行動において、その人の「態度」で決まるのだ。人の出会いも。進む道も。

 よく、自分を変えたいとか、こんな自分がキライだとか、言う人がいる。しかし、自分で自分を認めなければ誰が認めるのだ。うぬぼれだって、いいじゃないか。うぬぼれを粉々にされてもいいじゃないか。恥かいてもいいじゃないか。たとえ一時的にプライド傷ついても、一時のこと。その傷がやがって勲章になっていくのだ。そして、少しずつ伸びていく、成長していくのだ。実際の年齢なんて、関係ない。若いも老いも関係ないし、それをいいわけにしたくはない。

 自己改革は、難しいことではない。毎日、何かひとつ生活にアクセント新しく起こすことだ。寝ぼすけが朝早く起きることとか、朝早く起きて散歩するとか、店の前掃除するとか。まずは、簡単なことから初めて実行することだ。

説教くさい話になってしまった。言いたいことは、「自分は自分なのだ。」たとえ自信なくても自信があるふりをして行こう。その態度が本物になる。なんとか、なるさ。明日があるさ。
      3/1  弥生

 本日25000ゲットありがとうございました。今、世の中はムネオハウスと雪印から始まる、ラベル張り替え・偽表示。そしてデフレスパイラル。暗い話題ばかり。

 米業界もますます深刻化し廃業する店も多い。できれば近所の同業者が店たたんで欲しいのだが、米以外の資産で食べていけるようで、なかなか店閉いはない。残念だ。