米屋日記

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6/28  送信されず。

 先週よりこのHPが別の趣味のHP(準備中)がアップしてあった。自分のパソコンのHPのお気に入りでは正常にロードされたていたので気づくのが遅かった。先週の金曜日より急に一日のアクセス数が落ち込んだ。とうとうこのHPもあきられたのかなと少々落胆していた。原因がわかり、ほっとする。

 くわしく書くと、送信ロードにhtmとhtmlがある場合、htmlの方が優先されてしまうそうだ。まる一週間気ずかなかったのは無念。
6/26 ウィルスにご注意

 雨の日はヒマである。明日は雨も本降りだとか。今日以上にヒマになるのだろうか。本来ならば雨の日にこそ配達機能が有利になるのだけれども。本店の営業不足。

 かなりの悪質なコンピュータ。ウィルスが流行っている。しかも、添付けファイル開けなくても見ただけで感染してしまうとか。さらにプロバイダがウィルスチェックしても、紛れこんでくるそうだ。懇意にしている米屋さんが感染してしまい、ただちに当店に電話連絡していただいた。その真摯なる姿勢と行動力に感謝と尊敬の念をいだく。自分のことより、まず相手のことを考える。真っ先に登録してあるアドレス帳全員に電話連絡しているのだろう。

 ご存じの通り、最近のウィルスは被害者が知らないうちに、本人の意志とは関係なく加害者になってしまう。アンチウィルスソフトを常に更新し、メールソフトをチックをマメにしよう。
6/25 縁故米と虫

 W杯韓国残念。決勝はドイツか、ブラジルか(トルコか)?楽しみである。

はだ寒い一日だった。サイフの中も相変わらず寒いが。東北地方ではヤマセが吹いたらしい。今年の夏も例年並みの暑さと長期予報は出っている。この時期のヤマセは、稲の生育に影響は少ない。梅雨明け後の天気でいくらでも回復できるからだ。イモチ病の発生が気がかりであるが。

 この時期、意外にも縁故米が増える時期である。農家の倉庫を新米に備えて明けるためである。親戚・知人に押しつけるように米が送られてくる。最近は玄米で送られてくることは多いのは、田舎ならばどこにでもあるコイン精米機の性だ。ところが、保存状態が悪かったのか、古米臭い・虫が一杯の玄米送られる事が多く精米を頼まれても丁重にお断りすることもある。一切の虫除け薬品類を使用していない当店にとって、コクゾウムムシ等が入り込まれることは死活問題に当たる。

 精米機の掃除のみが防虫にとって、米の虫はやっかいな問題である。卸・生産者からは小ロット・一週間以内で販売できる数量のみの仕入れで対応。虫が発生するまでに在庫をつみたくはない。もっとも、本当の理由は資金的に在庫を持つことは年々無理になってきたことだが。
6/23  減反制度の段階的廃止へ

 せっかくの休日だけれども、カミさんが出かけるので午後から子供よろしくと。しかし、昨日友人からのせっかくの野生植物情報をいただいたので、ムダにするのはストレスが貯まる。そこで、朝五時に起きて多摩川中流にある絶滅危惧種のノジトラノオを撮影に出かけ、大急ぎで帰宅というあわただしさ。

 今朝の朝刊に原則として減反の中止の方向でに行くらしい。これにより、ますます縁故米の流通が増えることに繋がる。米の需要も減り、その反面、売り場は増え、ただでさえ米屋で米が売れない。そこに、行き場を失った農家の米が縁故米にどっと寄せる。新米時が今や恐怖となる。新米時だけの一時でなく通年縁故米に押され放しになる。

価格も一時期的に暴落の可能性があり、農業の担ぎ手である米専業農家への打撃も大きい。かくして食糧自給率は、ますます低下をたどる。

 減反制度廃止・農業補助金の縮小により、国の財政負担は大きく減額になる。構造改革は例外なくやると時の首相は言う。郵政・道路公団・年金・医療制度。米の世界だけは例外ではいられない。デフレの世は当分続く。わかちゃいるけれど。

 ピンチは、チャンスと言うけれど、座して死ぬのを待つわけにはいかない。最後の悪あがきか?抵抗か?飛躍か。今が正念場。
6/22 シレトコスミレ

 W杯韓国すごい。配達終えてTVつけるとまさにPK合戦の最中。つい力入れて見てしまった!うらやましいぞ!韓国。すごいぞ!アジアの虎。このまま30日にはぜひ横浜へ来て欲しいものだ。

 先日、懇意にしている米屋さんからモチベーションを高めるために目的・夢は声に出し周りにも宣言することだそうだ。そこで私もノート一冊買ってきて、夢・実現ノートを作成してみた。仕事の夢・目的は今はここに書くことは控えるが、もう一つの夢は、北海道知床のシレトコスミレの撮影である。

 このスミレを撮影するには、休みを最低三日はいること。休みを取るための仕事に対する余裕(ヒマで余裕あるのでは困る)と段取り。そしてもちろん体力が必要。衰えていく体力を維持し鍛え直さなくては、自生地まで登れない。とにかく、まず足腰鍛えておかなくては。それにはまず、行けるだけのお仕事をこなさなくては。
6/21 バケツ稲

 本日アクセス31000ゲット。ありがとうございます。

 W杯。事実上の決勝戦と言われるイングランドVSブラジル。精米・配達の合間ラジオで試合聞いていたが迫力のある好試合。でも、日本・韓国の次に応援していたイングランドの敗退にがっかり。

 田悟作さんこと栃木の篤農家の武子さんから分けて頂いた稲をバケツで育てている。今年は若稲をノラネコにかじられることなく、順調に生育している。問題は穂がでってからのスズメであり、過去何度もせっかく頭たれた稲穂を食べられてしまった。さしても最近はカラスが我が物顔にたくさん飛び交っている。カラスがバケツ稲を荒らすことはないのだろうが、なんか不気味だ。

最近はバケツ稲を栽培している人が多い。困るのは、バケツ稲でとれた籾を精米して欲しいと持ってこられることだ。籾は、精米できない。一升瓶に入れて棒でつついて精米してと、断ることが多い。バケツ稲はあくまでも、鑑賞用として育てて欲しい。生け花の華材としてもいいのではないのだろうか。

 先日のこと、精米して欲しいと30kgの米袋を持ってこられたお客様がいらしゃった。いつもの玄米かなと思い袋明けてみたならば籾つき玄米。玄米より籾の方が保存が聞くと聞いてきたらしい。けれども、それは籾すり機ある農家での話。丁重にお断りした。
6/19 ライカと米

 W杯。日本残念。しかし、健闘奮戦した代表チームに心から拍手を送りたい。併せて韓国には、是非頑張っていただきたい。

 不景気・デフレの世とは言え今、ひそかにブーム?それも短期的でなく長期的に売れている高額商品がある。カメラを趣味としている人ならばご存じのライカを代表とするクラシックカメラである。昨年は復刻版のニッコンVが五十万円にも近い価格ながら、予約生産が間に合わないほどに売れた。

 最新のライカYやZならともかくとして、ライカVやそれ以前のバルナック型に高価なクラシックレンズを取り付け撮影する。今の電子式(デジタルカメラならびオートフォーカス銀塩カメラ)にはない、味のある写り、味がある写真が撮れるとファンは言う。たとえ、本当は解像力が悪く、ピンボケ気味の写真であっても。何百万円もするカメラーボディとレンズのクラシックカメラと普及型の銀塩一眼レフ・価格にして新品で六万円以下と、同じものを撮影したとする。(同一人物のプロのカメラマンとして)、できあがった写真を見て、どちらがうまく撮れていると問えば(どちらのカメラで撮影したかを伏せて)100人中99人は後者の写真を選ぶと思う。ヘタするとレンズ付きフィルムにさえ負けるかもしれない。

 もちろん、クラシックカメラファンはある程度承知であり、それより何もかも自動化された現在のカメラより、持つ喜びや存在感。撮影にいたる、露出や距離などの手作業に魅力を感じているに他ならない。

 今やカメラの世界もフィルム使用の今まで普通のカメラを銀塩カメラと言わなければならないほど、デジタルカメラに押されている。デジタルカメラ機能付きの携帯電話も売れている。私のような普通の銀塩一眼レフ派はだんだん少数派になりつつあり、銀塩一眼タイプから撤退する有名カメラメーカーもある。

 それでも、クラシックカメラのブームは続いている。そう、熱狂的なマニアにささえているからである。少ない杯であるマニア相手の商売は豊富なマニア以上な知識と、カリスマ的な信仰。そして資金力がいる。

 そしてそのことは、この米業界にも同じような事が、あるいは似ているような事が言えることが起きるのではないのだろうか。いや、起きつつあるのではないのだろうか。危惧ではなく、現実的な話として。
6/18 商店街のデフレ現象

 W杯日本戦が始まり、終わるとおちついて日記書けないと思うので、昼休みを利用して書く。

当店が属する商店街は、ますます歯抜け化が進む。今年に入ってからも二件の精肉店が店を閉じる。10年前は50店舗近くあったけれど今や30店舗前後である。JR西大井駅前という立地条件の良さがあるにしても。いや、むしろ国鉄時代最後の駅西大井駅が出る前の方が店舗数は多かったのではないのだろうか。同じ事は、当商店街以外の西大井駅周辺の商店街に言えることである。

 地方都市の駅前商店街の衰退は郊外の大型ショピングセンターの出現と言える。一方渋滞激しく、土地代高いい都心では駐車場の確保が難しく大型ショピングセンターよりも、中規模なスーパーやデイスカウントチェーン店のほうがわれわれ零細小売店にとって驚異だ。しかし、一度閉店された店が閉店のまま、新たに新店舗が進出しないのは、言うまでもなく土地代の高さにある。

以下は、メールマガジン萬晩報 お江戸のデスク日記の伴武澄氏のコラムであり、まさに氏の言うとおりである。

商店街が廃れ始めて久しい。都市では歯が欠けるように商店街から店がなくなっている。店が減るから客が来なくなり商店街の灯りはますます暗くなる。「商店街のデフレ現象」はいまに始まったことではないが、店主が亡くなり後継者がいないと店をたたまざるを得なくなるのは仕方がないことなのだろうか。

 店主がいなくなった店の多くはシャッターが閉まったままである。買い手がいそうなものだが、どうやら新たに商売を始めるにはまだ地価が高すぎる。一方、店主の子どもたちの多くはサラリーマンの道を選んでとうの昔に町を去っている。彼らはバブルで高値を知ってしまったから、現在の高すぎる地価を「安すぎる」と感じ、売り急ぐ様子がない。

 商店街はそれぞれの店が繁盛していてこそ価値があったのだが、歯抜けの商店街では地価も下がる一方だ。それでも現在の地価では小規模の店舗経営ではコストが合わないから、買い手も出てこない。そうこうしているうちに地価と商店街の価値がそれぞれスパイラル状に下落してもはや誰も見向きもしない廃墟となる

    (以上メールマガジンより抜粋・萬晩報 お江戸のデスク日記の購読をお勧めします。)

商店街が消店街・商店外にらないよう、もはや個々の店・商店街の問題ではすまなくなっている。
6/17 明日の夜は歓喜か、沈重?

 夏風邪をひいてしまった。微熱がある。おまけに長年使用していたスキャナーが壊れてしまった。W杯ブラジルは強かった。次のブラジル対イングラントは事実上の決勝戦か。その前に明日は日本は強国トルコに勝てるのか。次のセネガル戦まで行けるか。奇跡は起きるか。ガンバレ!iニッポン最後まであきらめるな。
6/15 免許から登録制度

 ニッポン勝った。昨日は試合始まる前まで精米・配達終わらせ、仕事中であるが「日本対チュニジア戦」じっくりと息子たちとテレビ観戦。ハーフタイムを利用しての配達であった。勝てて良かった。次の相手は強国のトルコ。あのブラジル相手に互角に戦った強国だ。ガンバレ!ニッポン!

 食糧庁が廃止され、食糧安全企画省?が新たに設定されるらしい。当店がギリギリに更新した米小売り販売登録。昨日の業界紙によると東京都の米販売店の二割は更新しなかったそうだ。米専門店つまり米穀店もかなりの数が更新しなかったのでは。かってあれほどまでに米屋の免許に固執していたのに、免許から登録制。時の流れか。酒の免許も来期から登録制に切り替わる。大手のコンビニはすべて酒販売に切り替わるだろう。はたして、酒屋は米屋の後を追うのだろうか?

 話は戻るが、今W杯テレビ観戦中。イングランドは強い。たとえ日本がまぐれで勝ち進んでもベスト4まで当たらないのはラッキー。できればベルギーにがんばってもらって、ブラジル・イングラントに勝ち進んで欲しい。がんばれ!ニッポン。トルコを下し、セネガルまたはスウエーデンに勝って、強国を破って疲れたはてたペルギーとの対戦。ありえないか?30日は、日本対韓国。夢のまた夢である。
6/13 

 はたして、日本のベスト16の相手は、トルコか?ブラジルか?。まさか、なし(進出できない)という悪夢だけは見せないでね。たのむから。それにしても、ブラジルは強すぎる。前評判はフランスやアルゼンチンより下位であったけれど今や優勝候補か。順当ならばベスト8で当たるイングランド戦は楽しみだ。もう一つのトーナメントに勝ち進むのはスペイン?ドイツ?

 このところ悪質なウィルスが出回っている。本日だけでも4通。わけのわからないところからきた。ご注意を。

 石川の番場さん来店。時間がなくわずか10分くらいしか話せず、楽しみにしていただけに残念。今度時間を持て遊びに来てくださいね。
6/11 ニッポン、がんばれ!

 暑い日が続く。夜、石川県の番場さんからうれしい電話があった。番場さんは、品川区の小学校と米のメール情報交換しており、あさって、直接小学校を訪ねるそうである。いそがしい時間をさいて、わざわざ当店にも来ていただける。番場さんのたくましいパーワーにふれて、最近早くも夏バテ気味?な私に克つを入れてもらおう!

 W杯。優勝候補や大本命が消え、あるいは危機に追い込まれている。たとえ、最後のホイッスルが吹くまで、あきらめないで、ひたすらゴールをめざす。サッカーファンではなかったけれど、今までは日本代表戦しか見なかったがサッカーの魅力を充分堪能し毎晩見入っている。

 W杯終了後、はたして私のようなにわかサッカーファンがJリーグを注目するかどうかは、疑問。イチローの活躍で大リーグの面白さを知ってしまったように。それよりも、会場になったサッカー場は、W杯後維持はどうするのだろうか。地方の財政に大きな負担がますます増えていくのではないのだろうか。祭りのさめた後は、はたして。

ま、それはともかく、ガンバレ!ニッポン。ベスト16。いや、ベスト8めざしてがんばれ!
6/10  深夜の東京駅

 昨日、神奈川の真壁米店さん、飯島米店さんと新潟県産地見学。くわしくは別コーナーに後日、記するが当地で生産者囲んで情報交換会が盛り上がり、最終にちかい新幹線での帰京になった。深夜の東京駅ならび山手線は青いサポータがあちこちで大騒ぎ。ニッポンコールがあちこちで鳴りやまなかった。

 もし、昨日日本が負けていたならば、まさかロシアのような暴動にはならないけれど、重たい空気がただよっていたたろうなあ。さて、いよいよ決勝Tにむけてチユニジア戦。金曜日はおそらく決戦タイムは当店も仕事にはならないだろう。不謹慎と言われても、今回ばかりは。
6/6 無題

 Wカップ。スピード感あふれる試合を見て、ハーフタイムにチャンネルをプロ野球に変えると時間が止まっているような、まどろこしさえ感じる。フランスVSウルグアイも迫力ある試合であった。

 今、民営化論争盛んな郵政事業。ヤマト運輸の社長はテレビ番組の中で「郵政属や官僚は、前例主義・固定観念で凝り貯まっている固まっている。やってみなければわからない。あきらめない事が大切。」と。

 最後まであきらめない。Wカップ見ていて、そう思う。最後の最後まであきらめない。やり方は無限だ。ひとつのやり方が悪いのならば、やり方を変え、道は決してひとつではない。夢をあきらめず、がんばろう。 
6/5 前にある不安

 何回目か数えるのがいやになってくる誕生日。自分の年ほどの実力の無さともどかしさ。全くいい歳になっているがいまだに立ち止まっている。これで、いいわけないのは、わかっているのだけれど無駄に月日は流れてゆく。あるのは、絶えないこの先の不安。そして現実を直視しないで逃避している自分である。

 暑くなってきた。生産者には悪いが米業界では密かに望んでいた冷夏・不作の線は薄れ行きつつある。今年も四年連続ならば、はたしてどのくらい米価はさがるだろうか。どのくらい、縁故米が出回るのだろうか。今かろうじてJAS法関連で価格の下げ・入札価格の上げにつながっているが。

 古米の在庫はたまりに貯まっている。規格外や中米も余っている。無洗米は古米臭さを取り消せる。入札価格は意味のないものになりつつある。デフレは米に限らず当分解消されない。

 太宰治だったか、誰だか忘れたけれど「目に見えない漠然とした不安」の言葉があるが、今現在は「目に見えてきた、現実になりつつある恐怖」。ぐちを言う前に動かなくては。

そんな日に、今や価値観のほとんどない米の販売登録店の更新書が届いた。 
6/4  Wカップとベィスターズ

 Wカップ日本VSベルギー戦はハラハラドギドギ。スーポツTV観戦でこんな思いしたのは四年前の冬季五輪の船木と、ベィスターズ優勝の瞬間以来だ。今度の日曜日のロシア戦が楽しみだ。が、当日は新潟行きで見られない。ビデオ録画しておくが、家内にも試合結果言うなと、言っているけれど、ビデオ見る前に結果はわかってしまうだろうな。

 それにしても、ベィスターズよ。今では負けた試合みても、また、いつもの通りか。なあ〜んだ。と思ってしまう。くらいの対象になってしまった。たぶん、後30数年たたなければベイファンは、喜び噛みしめられないのだろう。ぐぁんばれ!タイガース!。
6/3 有機認証米

 ワールドカップをテレビ観戦。う〜ん。サッカーは日本代表しか見ていない私にとって、フランス戦、イングランド戦、イタリア戦の迫力とスピード感。日本代表が勝てなくても当たり前のような感じしてしまうが、はたして明日は。

 生産者直売を除いて有機認証米の販売が意外と苦戦しているらしい?。原因は言うまでもなく高値の価格である。しかし価格が高いことは生産者サイトから見れば当然である。厳しい材料の選定や作業。それに加えて認定のための記録・書類作り。認定機関への検査料も馬鹿にならない。コストが慣行栽培の五倍・十倍もかかる。コストの面だけを考えれば時代を逆行している。デフレの今、有機米は本来一番買って頂きたい幼い子供がいる家庭ではなく、裕福な人のみしか買えないシステムになりつつある。
 
 その一方、中身がなんだかわからない超安米がくやしいけれど売れている。先日試しに5kg¥1480の新潟コシヒカリ複数原料使用米をドラッグストァで買ってみた。想像通りひどい米である。新潟コシヒカリが50%と記入しているけれど、はたして半分も入っているのだろうか。もっとも年度産を記入しなければ古米であっても違法にならない。残り半分は、まぎれもなく規格外の米と中米に間違いない。おいしいはずはない。

 しかし、幼い頃からこのお米で育ていけば、米の味がこんなものだと生涯思ってしまうだろう。また、近年味覚障害の人も増えている。科学調味料や食品添加物の固まりのファーストフード。濃い味しか反応できなくなり微妙な味覚は感じられなくなる人が増えていく。かくして、米の消費は減り続ける。
5/31 トレーサビリテイ

 本日30000ゲットありがとうございます。Wカップも始まりこれから一ヶ月は、世間はサッカーずけになる。

さて、私の悪いクセのさぼりぐせが出って、この日記を見ての通り毎日書いていない。そこで、苦し紛れというか、いいわけと言うか、米屋日記を米屋ときどき(時々)日記に変えた。ときどきの文字が消えるよう努力します。

 生産調整研究会の生源寺眞一氏の講演を聴く機会に恵まれた。生源氏の講演の中で特に印象に残った言葉がトレーサビリテイである。トレーサビリテイとは食品の安全政策を一新する動きであり、独立性・透明性・専門性を備えたリスク評価をすること。

 BSE(狂牛病)の発生を契機として、EUでは市場に出回る牛肉の追跡がすべて可能になった。どこで生まれ育ち、父親・母親・飼料・解体場所・流通などすべて追跡調査ができるのである。有名ブランド牛が実は真っ赤な偽物の牛という、どっかの国のようなことは、事実上不可ということである。もちろん、牛だけではなく、すべての農産物に当てはめるのである。

 BSE問題は、さておき、なぜすべての農産物にトレーサビリテイを導入しなくてはならないのだろうか。いい物が育たたず、悪い物だけが繁栄するからである。米国の流通問題に次のような有名な話がある。

 米国では、中古車業界にレモンという隠語がある。ある中古車屋は、粗悪品ばかりで、10車のうち、まともなのが一車あればいい。その代わりめちゃくちゃに安い。レモン、皮は固いが明けてみたらダメというたとえ。一方、ちゃんとコストをかけて中古車を整備販売する良心な店。しかし価格は高い。

 はたして、客はどちらを選ぶか。もちろん見た目は両方とも差がないとする。(購入してからある一定期間乗車してみなければ、差がわからないとして)価格に顧客は敏感に動く。と、なると良心店は車が売れず、価格を下げざる得なくなる。その結果コスト割れしてしまい、経営としては成り立ったない。

 一方のレモンと称する中古車屋は、いくら価格が安くてもコストの何十倍の価格で販売し、充分利益を得ている。(安く売っているように見えて、実際は高く売っている。)かくして良心店は滅びの道をたどっていく。

 良貨が悪貨を朽ちるというが、ここでは逆に悪貨が良貨を滅ぼすのである。これを、米の世界に当てはめれば言わずともおわかりだと思うが、明日改めて、この続きを書くとしよう。
5/28  温暖化

 暑くなってきた。このままの天気が続けばやや遅れていた稲の生育も回復するだろう。一番の問題は梅雨明けの天候である。小学生からの質問に「米作りにとって一番大切な物」はと質問を受ける。私は迷わず「天気(気象条件)」と答えている。適度な日照・雨・温度は必要だし、昼夜の温度格差はおいしさを決める重要な事。

 近年のヒートアイランド化により夏の夜も熱帯夜が続き、その熱が一部の近郊の農作地帯に流れる。近郊では水田が少なくなりつつあり、熱を冷やすまでにはいたらない。一方地球温暖化はいっそう進む。お米のおいしい産地が北上しているともいう。近い将来、青森・北海道米が日本一のおいしい米どころになるのかもしれない。かって、鳥もまたいで通ると言われた新潟産米が、イメージ適に日本一の栄誉受けたように。
5/27 発芽玄米

 この日記が週間日記になりつつある。反省。ワールドカップが近づく。記念コインを交換に朝銀行に行ったけれど、ほとんど並ぶ人いなく拍子抜けした。

昨晩発芽玄米がある番組で放送されるということを聞いたので見た。発芽玄米というより、ギャバの特集で、ギャバが一番含まれている食材として発芽玄米を紹介されていた。それにしも、テレビ番組で放映される米売り場がいつのまにかスーパーの米売り場に。理由はわかっているだけに、つらいな。けっさくだったのは、無洗米のテレビCMの女優が「私、いつも発芽玄米100%食べている」笑ってしまった。
5/24 顧客管理ソフト

今、店で顧客管理に使用しているパソコンは一世代どころか、化石バソコンである。なんせウインドス95より古いウインドス3.4というOS使用のやつだ。しかし、ソフトひとつしか入っていないのでフリーズすることなく、今でも現役で使っている。が、パソコンにも寿命がある。ハードディスクにも耐用年数がある。そこで、新しいハードとソフトを探すことになった。

 米屋のソフトだけにけっこう高値である。一番最初に導入したのは米研のソフトとハード。かなり毎月のリース料高く、そのわりには役に立たないパソコンであった。リース切れ、米研自体も魅力うすれて、二代目は兵庫県のソフト会社より購入。価格は米研のパソコンの半分。正直言って価格につれて購入。当時ウインドス95の最盛期であり、すでにウインドス3.4は時代遅れになりつつあったが、そのころの私はバソコンのバの字も知らなかった。95も3.4も違いさえわからなくなった。

 それから五年。店のバソコンはそこそこ動いているが他に活用できない。そこで、ノートパソコンを1999年3月に購入。このノートパソコンは壊れるくらい(本当に壊れた。現在のは2000年11月に購入)使用し、ある程度マスターした。会計ソフトを導入し、一太郎で情報誌・ちらしを作成し、ビルダーでHPを、アクセスでデーターを、ポストショップで写真をデジタル化に。五年前よりはパソコンの知識は増えている。さぁ〜て、新機種ならびソフトはどこを選ぼうか。

 と、張り切っていたけれど、再び加古川の社長のセールスに負けて購入することに。ただし、デフレの今、銀行から資金借りるのも馬鹿らしいし、まして高いリース料金はいやだ。そこで定期積み立てが満期になる九月以後の納入という条件にした。今度は自分のお金を会社が借りる形式でおこなう。
5/22  免許更新

 車の運転免許更新に五年ぶりに鮫洲へ。今回も優良のゴールドを交付してもらう。五年ぶりに来て驚いたのは勝手私が習った自動車教習所が大きなマンションに変わっていること。20数年前、そこの教習所に通っていた頃は実地の訓練の予約大変なほどにぎわっていた。なのに、今や生徒不足?のため教習所も競争の波にさらされたのだろう。

 免許更新のたびに思う。はたして五年後次回更新するときの我が身は、はたしてと。
5/20 五月晴れが少ないな。

 筋肉痛で両足が重い、痛い。たいして八丈島では歩いていないのに、日頃の運動不足が悔やまれる。もっともと足腰を鍛えておかくては、あこがれの山の知床連峰のシレトコスミレに会いに行けないぞね。

 五月に入って、五月晴れがほとんどない。五月に入ってから勝星のないベィスターズみたいだ。(関係ないか!)梅雨空のような日々は、田植え後の稲の生育に影響及ぼす。病気の発生も心配である。平成大凶作の年の気候にそっくりだという生産者も多い。もっとも、仮に冷夏による不作に落ちいても古米在庫が有り余る今、米バニックにはならないだろう。

 大凶作はごめん被りたい。冷夏にうまい米はない。と、言って4年連続の豊作も流通業者も生産者も正直言って望んではいない。豊作を望まないなんて、世界の食糧事情から考えればバチが当たる。困ったもんだ。
5/19 八丈島にて

 八丈島へ。あこがれの野生ランを撮影に行く。山草業者やマニアのため乱盗掘され絶滅危惧種に陥ってしまった山野草は数多い。八丈島の自然研究家である石井さんと地元の高校の理科の先生の川畑さんに自生地を案内して頂く幸運に恵まれて、無事撮影することができた。さらに、冬虫夏草という大変珍しい寄生キノコ、それに夜光キノコを観察することが、私にとって、ひさしぶりの充実した一日であった。

 石井さんは冬虫夏草や夜光キノコ、シダ類を日夜研究し、新たなる自生地の発見が数多い。とくに今回きわめて稀なタマムシタケという、八丈島で発見されまで過去に二例しか確認されいないという、きわめて稀な冬草夏虫を観察でき大感激。

 伊豆諸島でも水に恵まれた八丈島はかっては水田も多く見られたそうだけれど今や廃田が多いそうだ。米屋も昔は島でも成りっていたけれど、食糧制度改正後限られた人口の島内のこと、たちまち競争に敗れ米屋は姿を消してしまったそうだ。身に詰まる話であった。八丈島だけではなく、近い未来の縮図かもしれない。夜中の廃田にただように飛び交うホタルを見ながら、リアルに感じてしまった。

 夜泊めて頂いた石井さんより、日本酒飲みながら、含蓄のある話をたくさん聞くことができ、自然や観光、物の見方・考え方などたっぷり伺うことができた。器の大きな人と一晩過ごし、まさに至福のひとときだった。翌日朝一番の航空便で帰宅。いつもながら、あわただしい旅行である。
5/17 雑談

 本日29000ゲットありがとうございます。

注目のWカップの日本代表が決まった。中山の起用はないと断言していたトルシエ監督。欧州遠征でのシアルド・マドリード戦・ノルウエー戦の敗退の内容が、かなり選考の見直しになったのだろうか。ファンやマスコミの後おしは、会ったけれどまさに大逆転で中山ゴン。中山より可能性なかった前回のフランス大会の代表者秋田が選ばれたことには驚く。マスコミも予想外だったらしく記者発見の時、秋田の名前だけが手書きのフロップであった。

 中村俊介。個人的には好きな選手だったので選ばれずに残念だ。くやしさをにじませながらの記者会見。このくやしさをこれからのバネにする。プラスにしていくと。男らしいコメントだ。一方、まさか選ばれた秋田は、たとえ1%の可能性しかなくてもあきらめなかったと。あの三浦カズも先日の試合後「ベルギー戦で会おう」と。最後まであきらめなかった。

 私は正直サッカーは日本代表の試合しか興味はなく、どちらかというとプロ野球派とくに横浜ベィスターズファンだ。。でもでも大キライの管理野球の森監督の元でひたすらに連敗街道をひとり突き進む。負けても負けてもあきらめるなといいたい。(が、今年ベイスターズよりも星野阪神を応援してしまう。)

1%の可能性があればあきらめない。大やけどする前にあきらめろ。可能性の限り夢は実現をめざす。ただし、やり方を変えろ。ひとつのことにこだわるな。ゴールへの道は一つではない。幕末の志士・坂本竜馬もたしか、こんな意味のこと言っていた。

米屋の道もひとつだけではない、話がだいぶそれてしまった。がんばれ、ニッポン。とにかく一勝を。
5/15  おかげさまで二周年

 おかげさまで二周年。三年目を向かえます。ありがとうございます。

 三年目に向けてこのHPを少しずつ改めていきたいと思う。まずは、お米のふるさとを作り直す。読書記も最近さぼりがちなので書こう。新コーナーも設けたい。と、言っても無料HPの容量はわずが10MB。すでに三割五分は使用している、オーバーにならないよう気をつけよう。でも、かけ声で終わらないようにしなくては。まずは、日記を毎日さぼらないようにしなくては。

 米MLに三月からアメリカへ研修に行っている山形の若き生産者から熱き情報が届く。将来のために国際感覚を磨いている。その行動力となんでも吸収してやろうの精神は、素晴らしく尊敬の念を強く感じる。これだけ国内の自給率下がる今、ただ嘆いているだけでなく、自らその問題点に飛び込んでいき体験し、生きた勉強を志す。日本の米作りに、こうした若いエネルギーを持つ人が増えつつあり、大げさな言い方をすれば明日への農業に光明であると思う。

 米屋もただ滅びるのを待つのではなく、まず行動していくことだ。過去の小さな成功を忘れて。で、なければ生存率一割も満たない米屋業界にて生き残れない。残るには、まず自分(つまり、この私まるしんが)行動を変えていかなくては。
5/13  涼しい日

 涼しい日が続いている。天気も雨や曇りが多く、まるで梅雨のようだ。昨年の今頃から季節が一月ずつずれている感じがする。今年の3〜4月の気象条件はあの平成大凶作の年にそっくりだという人がいる。逆に今年も暑い夏を予想する人も多い。暑すぎて、三年連続の高温障害の心配も起きるのではと。豊作が生産者ですら、素直に喜べない。
5/12 公園にて

 休み。息子たちをつれて戸越公園(品川区では大きな公園に入る。)で行われている手作りおもちゃ工作に参加した。紙飛行機や竹トンボなど子供にナイフを使わせての工作。目を輝かしながら作っていた。一生懸命作った紙飛行機を思い切って飛ばし追いかける。汗いっぱいかく。兄弟仲良く、一日外で遊んでいた。

ゆとり教育が学力の低下と何かと騒いでいる。ついこの間までは詰め込み教育反対なんて言っていた癖に。当店の子供には、なるべく好きなこと、好きな道に進ませたい。もっとも有名私立中学など入れるほどの資金がないのが本音だけれど。息子が大人になるころまで、米屋という職業は残っているのだろうか。
5/9 小学五年生からのお米の質問

 このところ、小学生からメールで、米の質問をよくいただく。とってもうれしいことだ。米に興味をもって、数多くある米屋のホームページから当店を選んでいただき、感謝。さて、そのなかで、一番多かったのは、次の質問。

米は暑い国で取れるのに、寒い東北地方で美味しいお米が沢山取れるのはなぜですか?


質問ありがとうございます。
 お米は、もともと南方系の植物で 寒冷地での栽培が不可とされてきました。
 タイ米を代表とする長粒種の米です。

 今日本で栽培されているのはジャポニカ種という 短粒種であり、縄文時代の後期より大陸やインドネシア・フィリピン・台湾の 海の道より、米が我が国に入り、長い時をへて、 品種改良を繰り返し、日本人に合う米、炊き方、食べ方の文化として 独自の進化していきました。

 とくに、明治以後、国の政策より品種改良を行い、 戦前から太平洋戦争終わってから10年後までは、 きびしい環境(寒さや病害虫に強い)米 たくさん収穫のできる米の品種を優先して作り出し 不可能とされた北海道で米が作れるようになりました。 (今でも、きびしい減反制度ありながら全国一の米の収穫量は北海道です。)

 そして、今ではご存じのように、おいしさを求めた品種改良に取って代わり、 コシヒカリ・ササニシキ・ひとめぼれ・あきたこまち・はえぬき・ひのひかり ミルキークィーンが生まれました。

 そして、お米をおいしくする条件として、夏の日中の暑さと夜の涼しさ 昼と夜の温度の格差が大きいことが条件です。 そして、おいしい水があるところ。

 一般に米のおいしい県として、 秋田県南部・山形県・岩手県南部・宮城県・福島県・ 新潟県・富山県があげられます。 戦前は、山形県と滋賀県、兵庫・京都の丹波地区が有名です。

 が、現在は青森県でも津軽ロマン・北海道のキララと、 味的には、今ひとつだった県にも、おいしいお米が 改良によって、生まれました。

追伸

 日本の米をおいしいと思っている人は、日本人が多く(けっして、日本人だけではな い) タイ米を主食している人は、日本の米よりタイ米の方がおいしく感じます。 そして、世界のほとんどの国で作られているのは、タイ米を代表とする長粒米・アメリカのカリフォルニァを代表とする中粒米です。

日本の農産物の自給率はついに20%に限りなく近づきました。唯一自給できる作物である米も、いつ不足になってもおかしくはありません。そのために、ぜひ、ごはんを一杯でも多く食べてください。お願いします。とくに、朝ご飯は、かならず。ごはんと、みそ汁と魚と旬の野菜を食べて医者いらずの健康な人になってください。
5/7  当座預金

 最近使用しなくなった物のひとつに当座預金がある。支払いは生産者は郵便振替。また卸や業者も以前のように営業マンが集金に来ない。営業マンがリストラされて人数が少ないのか、当店が信用されているのか。それとも買いが少ないのか。集金に来なくなった。たまに、営業マンが来たとき、ついでに支払い持って行って、と言っても振り込みでいいですと言われる。

 当座から振り込むのは正直言ってめんどくさい。いちいち窓口に言って振込先を書かなくてはならないし、一文字も間違えれば振り込んだ小切手は相手に送られずに返ってきてしまう。その点、普通預金からのATMからの送金は便利だ。大手銀行だと、振込先カードも簡単に作れて利用できる。しかも簡単で、手数料も窓口と比べると安い。なによりも伝票の書き間違えで小切手が戻って来ることはない。

 したがって会社の普通預金が当座預金化し、売掛金で回収した小切手も当座預金ではなく普通預金に入れる。そして、そのまま支払いに利用。便利な世の中になった。したがって、小切手を書くこともほとんどなくなり、少額の仕入れは現金ですませている。

 支払先の口座も以前は当座口座であったけれど、今ではほとんど普通口座である。もっとも普通預金の利息はないのも同じなので、、当座と普通の区別はないかもしれない。が利便性では当座より普通口座の方が分がある。手形取引は今まで一度もないし、手形を振り出したこともない。ますます当座預金は使わなくなりそうだ。
 5/5  休日

 世間でいう連休。日曜日以外店を休まなかったが子供をどこへも連れて行かないとアトがうるさい。そこで4月28日は、栃木県の武子さんのレンゲ畑見学。レンゲの花畑の中、思い切って走り回ったり、花を摘んだり、寝ころんだり。レンゲは耕耘機により土の中にかき混ぜるために、いくらでも花畑を荒らし?回ってもかまわない。お花畑の真ん中でバーベキュウという、ちょっと贅沢な思いを体験できた。

 5日は高尾山。リフトに乗るのに30分待ったけれど、初めてのリフトに息子たちは大喜び。下り道。沢沿いのコースを下る。驚いたことに、このコースから頂上めざす人たちの大渋滞。狭い道なので、登りと下りとすれ違いが手間かかることもあるが、頂上からコースの半分まで登山者の列が並んでいる。まるで、遊園地の順番待ちみたいに。登りにこのコース使わなくて良かった。都民にとって身近な山、高尾山も連休で、さらに日曜日で、しかも天気が良いと、こんなにも人が集まるなんて。山登りというより、人混みを見に来たようなものだ。
  5/4  コメ・米・小芽?

 休日・開店休業。連休あけの縁故米が攻撃?を恐れている、まるしんです。

昨日に続いてコメの語源について。

 稲(いね)(い−ぬぇ)  i(確かに)−nwe(根)   確かに(食の)根本となるもの

 豆(まめ)(むゎ−め)  mwa(本当に丸い)−me(本当に大切な)  本当に丸くて真に大切なもの

 麦(むぎ)(むぅ−き)  mwu(本当に〜になる)−ki(もの)  本当に再生する(増える)もの(麦踏み)

 米(こめ)(こ−め又はくぉ−め) 
                     ko(ちいさいもの)−me(本当に大切な)
                       kwo(軸になる)−me(本当に大切な)

                 小さいけれども本当に大切なもの  軸になる本当に大切なもの(主食)
                            (池田仁三「語源が語る木草のこころ」より

もしかしたならば米という漢字は、本当は小芽(小さいけれどとっても大切な植物の芽)かもしれませんね。
  5/3  コメの語源

MLの仲間の米屋さんから、娘さんからコメがなぜコメと呼ばれているのか。その意味は?と聞かれたそうだ。米の品種や栽培ならわかるのだが、コメがなぜコメなんだと言われても困ってしまう。漢字の米ならば八十八の手間がかかるからと、すぐにも答えられるのだが。

 言われてみて、私もわからず国語辞典・漢和辞典・百科事典調べてもコメのいわれは載っていない。米の歴史・起源で調べていくと、日本最古の古書である日本書紀に、すでにコメという名詞は使用されている。国造りの神話にコメは重要な儀式に、コメが使われコメという表記で使われているのだ。

 コメは、縄文後期から弥生前期にかけて大陸、または南洋の島々から渡来人により持ち込まれた作物である。と言うことは、米という作物はコメという作物名が一緒に持ち込まれたのだろう。現代におけるパパイヤやマンゴのように。

 米が持ち込まれた当時の日本に、文字は大陸から持ち込まれていたか、どうかは不明である。文字よりも先に言葉・名詞が持ち込まれたと考えた方が自然である。そこで、言葉の意味。つまり語源について調べてみた。

 komeのkoは、小さい物という意味である。me=まことに大切なものという意味。(例。目・芽・女・雌。また爪のツメのメも同じ)つまり、コメ=komeは、小さい物だけれども、とっても大切な物(作物)という意味になる。

 古代において、かなりの困難を乗り越えて倭の国にコメを持ち運んだ渡来人。農耕、米作りの起源における当時の人々にとって、小さいけれど命の元になる、とっても大切な物(作物)がコメといわれる由縁かもしれない。コメという名前は古代からある、そう思うとロマンと日本人とコメに対しての思いを感じえない。
  5/2 水

本日アクセス28000ゲットありがとうございます。

 あと数年で世界的に水不足に陥るそうだ。水豊かな日本では信じられないけれど。アジア・中東・アフリカはすでにその兆しが出っていることは承知の通りだ。

 周りを海に囲まれ、山河に恵まれて、雨に恵まれている日本は関係ないとは思わないで欲しい。日本の自給率は、わずか21%だと言う。日本に農産物を輸出するために、その国で使われている水の量は。科学肥料や農薬に汚染される水源は、半端な数量ではない。自国の貴重な水を犠牲にして、外貨を稼ぐために、日本人の胃袋を満足させるために、水を消費し続けている。

 地球温暖化、水不足、干ばつ、砂漠化。砂上の楼閣の日本の食料。安さだけを求めて、国産を捨て輸入に走る我が国。「食うものがなくなれば人は、争って農家にやってくる。食うものが余っていれば、田畑なぞ見向きもしない。」「昔のことではない。おれは未来のことを言っている。飽食の時代など歴史から見れば、ほんの一瞬の出来事にすぎん。真っ先に飢えが訪ねるのは、自給率30%のこの国だ(今から5〜6年前。今現在さらに自給率がさがっているのだ。)」夏子の酒・尾瀬あきら著

もっともっと日本人は農業に。どの国にとっても一番大切であり、根になる農業や第一産業に目を向けなくてはならない。過保護はいけないと言うけれど、今ある程度保護しなくてどうするのだろうか。目の前のことばかり、目に
見えていることばかりの今の農業政策に疑問を持つ。今に大きなシッペ返しあうのではないだろうか。
   5/1 バックアップ

 日曜日夜からパソコンがクラシュ。再セットアップ・再ソフトロードに時間に今日までかかる。請求書の作成や毎月の情報誌も作らなければならないのに。幸い土曜日の夜、偶然にもデーターをCD−Rにバックアップしていたので、被害は最小ですんだ。

 普段あまりバックアップしないのだが、パソコンがフリーズする虫の知らせだったのかもしれない。晴れの日の傘というか、パソコンデーターは常にバックアップしておかなくては。