米屋日記

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2/25 ネリカ米

 ここ一週間肩痛からくる頭痛に悩ませられる。日曜日はほぼ寝ていた。仕事は一人男なので休めないのが辛い。

 北朝鮮への援助米が実は実際に援助に回されたわけでなく、米はUターンで本土に戻り金銭に化けていた。それがテポドンや核開発に。と、ウソか本当かのウワサが先月より流れている。真実はともかく、一時過剰米や貯蔵米、とくに輸入米の処理に援助米に回そうという話しはつきない。北朝鮮はともかく飢餓に悩むアフリカ諸国に。

 しかし、アフリカで食される米はアフリカ稲。日本向けに輸入されるタイ米も豪州米・米国米は言うまでもなくアジア稲。米ならば何でもいいという考え方は単なるおしつけにはならないのだろうか。

 米の用語辞典を作っているうちに、ネリカ米という米を知った。2003年1月24日の朝日新聞に世界銀行副総裁・イアン・ジョンソン氏の論説が紹介された。これによると日本の卓越した科学技術を農業に応用することで、日本は開発協力において多大な貢献をした。ネリカ米というのも、そのひとつで、コートジーボワールの西アフリカ稲開発協会に技術援助をし、アフリカ稲とアジア稲を交配し乾燥や病害虫にも強く、多収穫な米を開発(ネリカ米)した。これにより米の輸入を抑えることができ、何百万人のアフリカの農民の生活向上を変える大きな可能性を持ってきたそうだ。

 米に限らず農産物はその土地(国)で採れたものが一番と昔からいう。日本人が日本の米が一番と思っているのと同じで、タイの人はタイ米を。アフリカの人はアフリカ米が一番の米なんだ。今、日本の食糧はほとんどが輸入。言葉変えれば援助されているようなもの。平たく言えば、有償で援助してもらているのが実情である。これで、いいのだろうか。
2/21 無題

 本日41000ゲットありがとうございました。肩痛で日記の更新もままならぬところ。でも、少しずつ米の用語辞典更新しています。(いいわけ)

 今年はインフルエンザの当たり年?というか、我が家も順番にかかってしまい、残されたのは普段から北風の中、原チャリを平均速度15kという猛スピードですっとばし、鍛えている?私のみ。もっとも、たまに体の調子がいまいちと言っても、また二日酔いかと白い目で見られるだけだが。
2/17 一杯 3

 石川の番場さんが上京。夜、品川駅近くにある居酒屋で深夜まで飲み語り明かした。番場さんは石川県の能美郡で無農薬米を長年栽培していらしゃる兼業農家。無農薬米の販売の苦労話やこれからの米作りの方向性などじっくりと話しを聞いた。なかには、天狗になってしまい周りが見えなくなってしまった生産者がいて、その後すっかりと信用をなくしてしまったそうだ。自信と天狗は紙一重。自信のない生産者からは、まずは買うことはないがオレの米が絶対だ!と天狗になってしまう人からは買いたくはないな。経験からも言って。
2/16 一杯 2

 千葉県の我孫子市で生産者の岡田さん。港区の米屋さんの小峰さん。練馬区の米屋さんの池田さんと一杯やる。いずれも、MLが知り合いのきっかけである。池田さんとは今後のレンゲ栽培について話し合った。岡田さんは我孫子における若きリーダ的な米専業農家。(くわしくはHPのリンクを見ていただきたい。)都市近郊ならではの米作りの苦労話しやこれからの豊富など伺うことができた。
2/11 一杯

 西葛西で米よしさんと、新潟の生産者丸山さんと一杯やる。丸山さんは若き将来性のある米農家。丸山さんのお米は当店では扱い始めて、三年目を向かえている。いつも安定した、おいしいお米を作って頂いている。生産者に対して辛口の私も彼の米には、今までほとんど文句らしい文句は言ったことはない。彼ははじめぶらりと当店に売りに来られた生産者のひとりだけれども、その関係で続いている生産者は希な方である。

 葛西の米よしさんは、奈良から何も基盤のない東京で米屋を開いたパイオニア精神あふれる人。米MLで知り合ったけれど、こうして会って情報交換することによりメールとは異なる生の意見交換ができる。まさに、あいてえ〜革命(IT革命)だ。
2/9 名刺の整理

 名刺専用フォルダーを購入して交換した名刺を整理した。現在交流のある人、今はない人、名刺交換だけでおわった人と分ける。すでに解散した会社の人の名刺は破棄した。名刺の数だけ集めても意味はない。今活きている人との交流があることが大切である。人は生き方により、その節度、節度に人との出会いがあるという。宮本輝著「命の器」には、その人の生き方にふさわしい人との出会いは必然だという。これから先、どのような出会いがあるか。
2/5  4.3.2制度

 全国に先駆けて品川区は公立の小中学校の選択の自由化になったが、今度は6.3制から4.3.2制度を取り入れるとか。どうなるのだろうか。また、千代田区の路上タバコ禁止条例が今度は品川区全区でこの秋から実施されるとか。これは嫌煙の私にとっては、うれしいニュース。
1/28   悪魔の種子

本日40000ゲットありがとうございました。

 岡崎二郎著の漫画「アフターゼロ」8巻(小学館)に「悪魔の種子」というSF。今から11年前に書かれた話しであるがここ数日書いている遺伝子組み換え作物の問題を考えるにおいて、ちょっと興味深い話しなので紹介しよう。一見関係ないように見えるけれど。

 キヤッサバ(イモの一種。簡単に栽培できるが地力を吸いつぶす)の栽培により荒れ果てて草木ひとつはえない大地に蒔いた小麦粉の種「MR−99」は見事に実り収穫をもたらせた。この種子はどんな荒れた大地でも肥料もいらずに生育する小麦「MR−99」。古代の遺跡から発見され、学者の手で蘇り種子会社により発売された。

 「MR−99」は悪魔の種と言われるゆえんがあった。「この種を国外に持ち出してはならない。持ち出すと争いが起き国が滅ぶ」と。しかし、目先の利益を優先した種子会社は世界的に販売。世界の食糧自給率を上げ、会社も大企業に。

 ところが、「MR−99」は種付け後三年目にして原因不明の枯死する。その謎は。古代においてこの種は国外へ持ち出し禁止されていたのにかかわらず、ひっそりと流れ流出され栽培された。そして種子を手に入れた国は作物の生産量があがり人工が増える。どの農家もその種子に変えて生産量があがる。そこに、三年目の時限装置が働き、最初に栽培を始めた畑が全滅し四年後にはほとんどの作物がダメになる。一転飢えに見舞われた国は、この種を悪魔の種子と思い、国に入れたのが陰謀と思い戦争が始まる。復習のために。

 利益優先した会社は取引停止と損害賠償により倒産の危機に。普通のSFならばこれで話しは終わりだけれども、作者岡崎二郎氏のひとひねりがある。「MR−99」のにつく根粒細菌は年ごとに土壌の窒素化合物を増やしていく。そして、三年経った頃には、どんな作物でも育つほどに土地を肥沃にしている。「MR−99」はある程度窒素濃度が高くなると生きていけなくなり枯れてしまうのである。

 やせた土壌を変化させて肥沃な土地に戻す。これが悪魔の種子の本来の役目なのであった。
1/26 遺伝子組み換え作物  その4
 
遺伝子組み換え作物について好意的に書いてあると思われるかもしれないが、もちろん危惧する問題はある。

 今、組み換え作物の多くは飼料用に回されている。我が国の畜産は輸入穀物なしでは成立しないのである。これて、BSE問題における肉骨粉と似てはいないだろうか。虫や他の草を枯らす因を持つ作物を間接的に今、私たちは食べているのである。

 話しはそれるが、食物連鎖。今海洋における王者であるクジラ。捕鯨問題で、食べるな、食べるのは食の文化だと、論議されている。が。現実的にクジラは食に適さなくなってきている。クジラ。とくに北半球に生息するクジラは重金属に汚染されている。食物連鎖における毒が強者に備蓄していく。有吉佐和子の「複合汚染」に指摘されたことが今現実化してきている。クジラだけではない、マグロなど大型魚類にも同じ事がいえる。そのうち天然の魚は危ないなんていう悪夢が現実になるかもしれない。耐病・虫性の組み換え作物を飼料として育ている畜産物。それを食べる人間に影響はないのだろうか。

 組み替え作物による医療用も全く問題がないわけではない。世代にわたっての安全性が今現在確認されてはいない。また、食べるワクチンとして開発されたとしても、次の問題点はないだろうか。病原菌に対する抗生物質の使いすぎにより、抗生物質が効かなくなる病原菌が新たに次から次へと発生している。同じ事が、組み替え作物ワクチン?にもいえないだろうか。もっと強烈でタフな病原菌が生まれてこないだろうか。

 昔は花粉症なんてなかった。杉の花粉だけが花粉症の原因ではない。大気汚染や回虫などの寄生虫の壊滅。無菌化による清潔すぎる生活空間。これは今アトピーが社会問題になる事と同じ事が言える。もし、組み替え作物によって花粉症がなくなっても、新たな病気が発生するかもしれない。もしかしたら SFの世界になるかも知れないが、組み替えされた遺伝子の反乱。つまり副作用が生じるかもしれない。
1/25 遺伝子組み換え作物  その3

今現在、日本において遺伝子組み換え米は作付けされてはいないし、(試験的、研究用には作くられているが、)販売されてもいない。一方、大豆・コーンなどの作物に対して厳しく、表示を求められている。組み換え作物使用した場合、ブレンドした場合は表示・公開しなくてはならない。そして、今輸入される大豆・コーンはすべて普通に作られた作物であり、一切の組み換え作物が入っていないという。その証拠に、組み替え作物と表示してある食品はどこでも売っていない。

 けれど、私たちは知らないうちに、好むと好まない言えない内に日頃の生活しているなかで口にしている。なぜならば、大豆を作る醤油とか植物油には表示の義務がないからである。なぜ、義務がないのか。それは加工の過程で加熱や発酵処理のため、組み替えられたDNAとこれによって生じた蛋白質が分解して存在しないという説明である。

 日本は毎年大量の大豆を輸入する。そのうち5分の4が植物油・醤油用である。この分はいちいち分別して輸入していない。だからメーカーは当然組み換え食品を使用しているし、(意図なくても)表示義務ない食品だから売り場は変わらない。

 もし、それがいやならば国産大豆の醤油を選んで使うだけではなく、全ての食べ物を見極めなくてはならない。いくら醤油に気をつけたとしても、今食べているおせんべいに使われている醤油は?ということになり、市販されているお菓子を食べず、居酒屋にも、駅弁も料理店にもレストランにも行かず、人とのおつきあいもできない生活になるかもしれない。どこかの山奥か孤島において完全に自活生活しなければ無理な話しである。

 ちなみに組み替え作物は販売が禁止されているわけではない。現在我が国において、安全性が認められている組み替え作物は43ある。きっちんとした表示すれば販売はできる。売れる、売れないは別として。しかし、昨日書いた、医療用の組み替え作物が販売されたとき、もちろん買う側は組み換え作物であることを承知しても、買うのではないかな。
1/24 遺伝子組み換え作物  その2

 21世紀はバイオの時代だという。多額なる費用をかけてイネゲノムの解析も、基本的情報を確認・調査するためだ。さて、遺伝子組み換え作物は日本において、昨日述べたこととは違う方向性に行っている。その代表的例が今特許を申請している「花粉症に効く米」である。イネの遺伝子に花粉に対する人の抗原を組み入れたそうである。(難しいことはわからないけれど)

 その他にも、「糖尿病に効く米」「高血圧のための人の米」「歯周病を治す米」などは現在開発中である。米でなくてもよさそうだけれども、なんて言っても米は日本人の主食である。

 米でなくても遺伝子組み換え作物(食品と考えなくても)として、危険物を無力にする作物。たとえば地雷原に作付けして地雷を無力化する作物。中村靖彦著の「食の世界にいま何がおきているのか」には、この他に、
1..ゴールデン・ライス(プロビタミンA稲)
 ベータカロチンを植物内で合成するため三種類の遺伝子を、イネの種子のなかで発現させる。
2.フェリチン米
 鉄貯蔵蛋白質のフェリチンを、稲の種子のなかで発現させる。
3.食べるワクチン。
 コレラ毒素、病原性大腸菌、B型肝炎ウィルス、歯の歯周病ワクチンなど。
4.血清コレステロール値低下米
  ダイズ、グリシニンという蛋白質を稲の種子の中に発現させる。
5.高血圧予防米
  血圧を下げるアミノ酸を稲の種子の中に発現させる。
6.糖尿病治療米
  インシュリンの分泌を促進させるアミノ酸を胚乳のなかに発現させる。

 もしこれらの米が発売されたならば、おそらく売れるだろう。花粉症に悩む人は毎年増えている。そして、それにともないその医療費に費やす金が毎年増えている。もちろん、遺伝子組み換え作物の安全性や論理を問われると思う。でも、今、花粉症直すために、症状を押さえるために飲んでいる薬は100%副作用がないと言えるのだろうか。安全と言えるのだろうか。言うまでもなく、クスリは、反対から読むとリスクなのである。

 話しはそれるが、以前居酒屋にて米生産者の言葉を思い出す。「なるべく農薬は抑えて使うが、全く使わないことは考えられない。今、認定されている農薬は厳しい検査を受けているものである。それを指定された方法で散布することは、たとえ作り手の健康をそこなう危険性があっても、末端の消費者には全く問題がない。それに、日頃、残留農薬だとか、化学添加物だと騒いでいるけれど、病気になって医者からもらう薬は、まさに化学薬品そのものではないか。日頃、喫煙する人が、食品の安全性と論することに矛盾は感じないのか」と。
1/23 遺伝子組み換え作物   ちょっと違う視点で。

 遺伝子組み換え作物について。このHPの辞典や読書記にも書くが、今二つの方向性に分かれている。ひとつは、問題になっている耐病性・耐虫性のもつ遺変え作物。そして、もうひとつが医療用として。今日は、前者について書きたい。

 ある社会主義の中南米の国が経済封鎖により化学肥料も農薬も入りにくくなってしまい、必然的に望まなくても世界有数の有機農産国になった。これを素晴らしいといえるのだろうか。、その国では現に今でもたくさんの人が飢えている。日本における石油エネルギーをたっぷりと使用できる有機農作生産者と、己の人労働力しかない生産者を、同じとだ考えてもいいのだろうか。

 大戦前の日本の地方における小作人と変わらない。重労働と少ない賃金。そして自分で作った作物を口にすることは、ほとんどない。せっかく作った農産物は国(地主)に取られてしまい貴重な外貨稼ぎに。

 耐病・耐虫性の特徴を持つ遺伝子組み換え作物は、米国以外では・中南米・アフリカに広がりつつある。組み替え作物を開発した会社は言う。「子供が重たい農薬散布から開放される。学校に行けるようになる。」実際は農業から開放されても他の仕事に回せるという意味かもしれない。子供が家族の貴重な労働力。稼ぎ者になっている国は多い。

 遺伝子組み換え作物反対派は、ただ経済性のため、経済追求のために安全性をおろそかにしている。と主張する。たしかに正論だ。が、その正論は自分が裕福な立場にいる上での発言である。南北格差を考えていない。今、明日の食べる事さえ目の色変えている人々に、経済性だけを求めな。なんて言えるのだろうか?

 もちろん遺伝子組み換え作物の安全性や未来の子供への影響への疑問は捨てきれない。難しいところである。
1/22 アイガモはやはり「農薬」ではない。

 当店は販売店がお米を買って頂ける理由で「朝日新聞」と「東京新聞」を交互に購読している。その「朝日新聞」に「アイガモやはり農薬じゃない」という記事が掲載されていた。と、いうことはアイガモは除草のために、農薬の変わりに使用するというのは、指定された農薬以外を使用することを禁じたのであるから、認められないことになる。アイガモのフンを肥料として、ならばOK。レンゲも、除草目的の除草剤の変わりという名目は違反で、景観用ならばOK。単なる言葉遊び?のように感じるが。
1/21 高層ビル

近くの高層マンションに配達に行って下を見下ろすたびに思う。高層マンションという外輪山に囲まれた中にある林が我らが住む町であり、そこにいくつもの川筋、つまり道が通っている。

 西大井駅から横須賀線で三分のところにある品川駅。つい昔はなにもなかった東口に今巨大なるオフィスビルがいくつも建設されている。これが完成されると都内のオフィスビルは過剰になり業界内では2003年問題として懸念されている。
1/20 サムイ!

 寒い日が続く。下の息子はいつも薄着(自分から脱いでしまう)なのに風邪もひかず元気。我が家では一番の元気者。家族順番にインフルエンザかかり寝込んでも、私が咳き程度で収まり寝込む事はなく、次男は咳きすらなく、薄着で外を走り回っている。たくましいやつだ。勉強の方もたくましいと良いのだが。毎日友達を家に連れてきては、にぎやかだが。たまには外で遊べよ。

 しかし、寒いのは季節という自然現象でなく、当店が所属する商店街はいつでも真冬。ここ数十年バブルも関係なくずう〜と厳寒期。サムイ。特に昨年は二件の精肉店がなくなり、もはや商店の数よりしもた屋の方が多い。商店街の名前のように「のんき」にやっていく時代ではないのに。あきらめて「のんき」なのかな。寒くても子供のように元気でいたい。たとえ、カラ元気でも。振る舞えば本当になるというし。
1/17 怪しい?

昨年末のこと。近所の通りの貸し店に、米の袋が大量につまれていた。30kgの米袋もあれば、10kgの白米の袋も山積みされていた。やばいな。こんな近くに同業者できるのは。半端な数じゃないな。ディスカウント店か?と思い、次の日その店には米はなく、今度はリンゴの箱が山積みに。

 リンゴ箱がみかん箱や野菜の箱と次々と変わっては運び込まれ消えていく。そして二週間後には、シャッターに「ooo商店は現在ここでは営業していません。管理人」。ムム!なんか怪しい。

 ホームページ開いていると、時々変な注文がある。「商材を考えている。見本を送って欲しい。米は100トンくらい考えている」あまりにも怪しいので無視していると、同じメールが半年後に。ただし、会社名や住所、銀行名が変わっている。現金取引ならばともかく、手形や小切手、後払い振り込みなんていったら、泣きを見るどころか倒産だ。だいいち現金取引でそんな巨大な量の米買うならば直接、米の卸またはJAに買い込みにいった方が早いだろう。

 よく「社長さんいますか?」としつこくかかってくる先物取引の勧誘もしかり。そういえば、また最近¥100で人(特にお年寄り)を集める自然食品・健康食品の店が開店しては、いつのまにか消えている。
1/16 米MLオフ会

 米ML仲間である秋田県大潟村の篤農家の田中さんが用があって上京された。ならば、MLで新宿の居酒屋でオフ会をやろうと呼びかけたならば、なんと9人(生産者4名米屋5名)も集まった。大感激である。話しもはずみ時がさるのも忘れさせてくれた。ネットによる情報交換も有益だけれども、やはりこうして逢うことにより、その意味も大きくなるのじゃないのかな。

 永六輔の著書「聞いちゃた!」に「インターネットやeメールで相手をしらないまま情報交換してますね。そうすると不思議ですね。逢いたくなるのです。これがあるんで救われます」とあります。まさにその通り。

また、秋田の田中さんに「こだわることも大切。こだわらないことも大切」と貴重な教訓を教えて頂いた。感謝。
1/13 特定農薬

 前も書いたけれど。昨年の未登録農薬の使用問題により農薬取り締まり法が改定された。それにより、いままで「農薬」ではなかったものが「特定農薬」として指定されることになった。また農薬取締法の「農薬」の規程には「病害虫防除のためのに利用されている天敵」とはっきりと記されている。

 ということは、たとえばアイガモ栽培による無農薬栽培という表示は違反ということになる。「アイガモ特定農薬で栽培した米」となるのだ。無農薬米だけでもない。たとえば減農薬栽培において、使用農薬の欄に「カエル・クモ・ハチ、トンボ・ツバメをはじめとする各種野鳥、コイ、フナ、ドジョウ、米ぬか、ならび人間」などと書かなくてはいけなくなるのかしら?
1/12 言い訳

 まとめて日記を更新している。その言い訳?実はHPにマスコット(ちょっとオタクぽいが)を投入しようといろいろ悪戦苦闘。が今の段階では私の実力では無理とわかり断念。まだまだ勉強不足です。
1/11 いい加減の大切さ。

 情報は、常に自分の好む方向に引き寄せられると、以前勉強会の講師に言われたことがある。自分にとって都合の悪い、耳ざわりの悪い情報から背けて、冷静なる判断ができなくなるという。

 たしかに、カッチンと来る情報は、頭にも来る。頭に来るのはいい。誰もいない所でぼやいてもいい。枕に八つ当たりしてもいい。(それをしないと、ストレスが貯まる。おりこうさんにならなくてもいい。誰もいないところでは。)頭に来ていながら、泣きながら、反発しながら、くやしがりながら、あせりながら、でも、頭のホンの一部において冷静に、第三者的に見るということが大事だと思う。言うが易いが。けれどプラス情報だけでは、イケイケどんどんだけでは、いつまでも心はバブルのまま。

 こだわってはいけない。こだわらなくてもいけない。その加減がむずかしい。「いいかげん」が本当の意味で実践できる人は、すごい人だと思う。
1/10  マルチまがい

 ひさしぶりに二日連続同じ者からマルチまがいのカキコミが掲示板に書かれた。警察庁経済安全課に報告した後消した。以前有料掲示板を使用していたとき、一度不正・迷惑カキコミでつぶされたこともある。困ったもんだ。あれほど世間を騒がしているのに、マルチまがいやサギ商法はなくならないな。
1/9 まだまだ若い!!

 思っていたとおり昨日のもちつき筋肉痛の一日。自分の女房の声援には燃えることはないが、若くてきれいな奥様方に囲まれて声援されると、つい力いれてしまう。まだまだ若いな私も。
1/8 無洗米

 毎年恒例の息子の通う小学校の餅つき。新年早々の平日なのでお父さんの参加は少ない。若い?奥様方に囲まれてゴキゲン。張り切りすぎて明日の筋肉痛が恐い。

 今日発売の「週間文春」に無洗米の記事が掲載されていた。無洗米は環境にやさしい米だという。米のとぎ汁が河川や湖沼の汚染の元であるかのように宣伝活動している。が、昔からの米のとぎ汁が河川をずっと汚し続けてきたのだろうか。昔は河川に流してもそれを分解しえる微生物がたくさん繁殖していた。それらの微生物さえ住めない状況にしたことを無視しておいて、とぎ汁だを問題視していいのだろうか。

 下水道設備が進むなか、直接河川にとぎ汁が流されることも少なくなりつつある。少なくなったとはいえ、問題があるといえばあるが、米のとぎ汁より、垂れ流せる合成洗剤は?油類は?河川に捨てられる不正に捨てられるゴミは?米のとぎ汁よりだいぶ河川・湖沼・海の汚れに問題あるのではないのだろうか。

 今回記事にあったNPO法人。じつは、この本来は非営利団体でなければならないNPOが実体は、一つの無洗米業者が作ったような団体に思える。これが、NPOでなく、単なるOOOセンターというように情報機関ならば民間企業の広告宣伝の一機関とうなづけられる。たとえ、その活動内容に反論議論があったとちても。しかし、都の認証を受けた非営利団体。つまり公を装いながら公ではないのは問題ではないのだろうか。
1/7 今年は明るい野球のベイスターズ(この本当の意味はベィファンなら、わかるよね。)

 昨年は開幕と共にシーズンが終わった、我が愛する横浜ベィスターズ。東京生まれ、東京育ちの私だが大のアンチ巨人であり、なぜもうひとつの東京のホームタウンであるヤクルトではなく、横浜を応援するかは私の天のじゃくの性格と、弱くて弱かった前身の大洋ホェールズに魅せられてからだ。

 ここ二年、なにを間違えたか一番似合わない管理野球の森監督になり、予想通りよけいに弱っちくなってしまった。大洋(ファンは横浜よりこの名前が好きだ)は大味な野球が魅力なのだ。チマチマした野球なぞ面白くもなく魅力もない。

 はえぬきの新監督の山下監督は「明るくて、毛がない(怪我ない)野球」をキャチフーレズに。いいねえ。今年は古木、吉見いう、期待の若手がいる。若田部もダイエーからきた。少なくても最下位からは脱出してくれるだろう。めざせ、30年後の優勝(大洋は30数年後に一度の優勝周期がある。)五位めざして、今年はやってくれるだろう。昨日ガンバレというコトバはあまり使うべきでないと書いたけれど、ここは唯一例外として、ぐわんばれ!ベイスターズ。栄光の五位をめざせ!せめて五月の連休みまでは楽しませてくれ。お願いじゃ!
1/6 頑張る!

 「がんばる」本来このコトバは「我を張る」ということの意味である。あいつは一人でなんか違うことをやっているな。ひとりでも意地になってもやっているな。に使われる言葉であり、本人が「がんばる!」と言わない限り「がんばってね!」と言ってははいけないコトバなのである。

 また、「がんばる」「がんばろろう!」は、本来、己自身につぶやくために言うコトバであり、、むやみに人に使うコトバではない。たとえば、今苦しんでいる人、悩んでいる人、悲しんでいる人に向かって、絶対に言ってはならないコトバでだ。そんな人に対しては、黙って隣に座って、側にいって、その人の話をはじっくりと聞いてあげるのが一番だ。

 「てきとう」と言うと、なんかズボラなコトバに思える。が本来は「適当」適していることプラス当たり前・つまり普通のこと。無理をせず、まず出来る範囲から少しずつ一歩ずつ歩こう。「ま、いいか」とつぶやきながら行こう。そして、心の奥で自分に向かって「がんばろう!」とほんのひそかに、闘志をこめて。
1/5 資格

 不景気の今、資格を取ることが流行っているらしい。自動車運転免許のように現代社会に必要のもあれば、はたして資格を持ったところで、それでどうなのと言えてしまう資格も多い。たとえば、苦労して税理士や中小企業診断士・弁理士の資格をとっても、すぐにそれで独立開業でき、大儲けできるほど甘い世界ではないことは、周知の通り。

 国家資格の調理師免許もしかり。べつにこの資格がなくても、コックさんや料理人になれないわけではない。(ふぐの調理師は別格。ふぐ料理する人は必需の免許資格)保健所に営業許可を届けて許可が得れば誰だって外食産業できる。ラーメン屋さんは誰にだって、資金があれば開業(まで)はできるのだ。

 わけがわからないのは、業界人よる業界のための資格。一昨年、自由化の波が押し寄せる酒業界において酒の販売士というような資格制度が考えられ、結局は世間からの批判と共に消されていった。この制度はこの資格のない人間は酒類の販売できない、つまり新たな規制作りを始めようとした。従来からの酒屋には無試験でそのまま資格得られるが、新たに資格を取るとなるといろいろな条件が必要になる。

 「中小の商店主を、商店街を守る」ためとか、エラソーな大儀を言って業界の選挙における支持をもらおうとした総理大臣候補(予備選途中棄権)の代議士が唱えたが、もっと大きな業界から大反発を受けて、あっさりと前言を翻してしまった。その資格の反対署名の多さも選挙には不利とした要因のひとつ。後に残ったのは、先資格制度のために集めた資金の払い戻し作業だとか。

 上記とは、別に資格があると、公的資格のように勘違い。あるいは、その勘違いをねらった資格制度も増えてきている。とくに、最近の業界における業界のための資格は多い。資格制度を作ることにより儲けを得ようとするところや、組員のための資格制度やら。 三つ星だとか、五つ星だとか、店の権威だとか。誰が決めるだろうか。自己啓発や己の知識や情報・技術を磨くためならばわかるが、資格を得て、その資格がいかにも価値があるようにふるまい、または資格に身をゆだねてしまう。店に名刺に単に箔をつけるための資格なて、ナンボの者じゃ。

 いっそう。自分自身で勝手に資格制度・免許作って見たらどうだろうか。たとえば「日本・米ソムリエ免許一級」とか。免許書も看板も自分で制作して。もっともこの場合資格でなく、自称だが、少なくても金はかからないし、自己満足はできる。(むなしいが)けれど、先の業界のための資格と五十歩百歩ではないだろうか。
1/4 どうなってるんや!

 昨日までの勝者が今日では敗者に転じるデフレの世。勝ち組といわれた、ユニクロもマックドナルドも赤字に転落するほど厳しさがます現在。なのに、税金は増税の方向に向かいつつあり消費税もUPの方向に。国の財源がないのはわかっていながら、国費の無駄遣いは減るばかりか、増えるばかり。官僚や高級国家公務員。不景気の今、民間では信じられないくらい退職金を国からもらい受けながら、なおファミリー企業への天下り。海外視察という名の地方議員の税金を使った観光旅行。これらを是正しないのに増税だなんて。

 米が余り4割も減反しているのに輸入する米。中国に巨額なODA(なんで中国がODAの対象国なんや!)に農業技術指導しておき、国内の農家の首を締め付け、ますます自給率を下げる。

 食の安全・表示違反と騒ぐニュース夕方の民法の番組。場面変えればプライスハンターの特集。安売りの量販店の宣伝。¥1野菜。先のニュースで、食の安全・残留農薬なぞとほざいていたのに。どうなっているんか。

正月早々、ぐちついてしまった。
1/3 更新しているよ。少しずつ。

 雪降る本日は、のんびりと家で過ごす。子供も妻も昨日実家に預けてきたし、父・母もいなく、こたつの中で過ごす。このサイトの米の辞典や読書記・白鳥さんからの手紙などを少しずつ更新した。たとえ、日記が更新されていなくても、どこかが更新されていますよ。(とくに米の辞典は項目の内容が変わっている可能性は大きい。)
1/2 アイガモもカエルも農薬

 今年の冬はひさしぶりに冬らしい寒い冬だ。おおみそかの朝日新聞に興味深い記事が掲載されていた。アイガモもカエルも農薬になるということだ。

 昨年の無登録農薬問題以来、登録されていない農薬は違反であることに法改正をした。その結果、アイガモやコイ、フナを除草目的に田圃に放すことは、アイガモが農薬と認めていないことから法を犯す。というなんだかわからない事大になってしまった。

 そこで、苦肉の策が「特定農薬」として合法化しようとしている。その「特定農薬」にはアイガモやアヒル、コイ、フナの他自然界におけるカエルやテントウムシなども入っている。その他に木酢液・米ぬか・コーヒー・活性炭・米ぬか・ビール・米酢・海水など。

 手で雑草を抜いたら人間も農薬か?。の声もあり、なんだかわからなくなってきた。
1/1 あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。今年は皆様方におきましてご多幸の年になりますように。今年もよろしくお願いします。本日新年早々39000ゲットありがとうございました。年内70000ゲットめざしてがんばります。

 小雪舞う元日の朝。地元の氏神様と恒例の神田神社へ妻子と初もうで。「みのり」のお守りを買った。今年一年実りの多い年になりますように願いをこめた。

 今年は言うまでもなく昨年以上厳しい年になるだろう。無事来年のお正月を迎えることができるだろうか。一年の計は元旦にあり。一冊の新しいノートに今年の豊富とやるべきことを書いた。後は優先順位をつけて実行するのみ。ピンチはチャンスなり。変革の時代は成長のチャンス。過去にこだわらす、前向きに行きたい。

よ〜し今年一年。多いに踏ん張るぞぉ〜。そして、一歩でも前へ歩こう。!