米屋ときどき日記

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8/28  古米の在庫

 昨日稲の作況指数が発表された。いちじるしい不良が北海道・青森・岩手・宮城・福島。反対に平年並みは秋田・愛媛のみ。残りは全てやや不良。正確には稲刈りして籾すりしてみなければわからない。

 今年は10年前以来の大不作という。しかし貯蔵米が倉庫一杯で需要量は満たすという。六月末で政府米備蓄は163万トン。民間に106万トンあるから10年に一度の不作がきてもだいじょうぶだという。しかし、この中で食に耐えられるのは平成13年、よくて12年産米。古米になろうとしている14年産はすでに不足気味。その数は20万トン。一方、家畜のエサあるいは加工用として使い道の無い11年産〜8年産は在庫量の三分の2を占める。もちろん、食べても問題はないけれど、食味もそうだが臭いもそうとうなもの。

 と、なると事実上の在庫は10年前の不作時と変わらない20万トンということになる。15年産が市場に出れば当然15年産から無くなっていく。来年の端境期が杞憂される。

 ただし今年の米の品不足・高騰を見て、減反の緩和政策により来年度の作付けは増加して、さらに16年は好天気に恵まれ大豊作になれば、一気に大暴落に陥るだろう。一年前の大豊作の時、このまま豊作が続き、減反制度がくずれ、作る自由が保障されれば米の平均価格が一俵一万円割れると心配された。今年の冷夏によりその危惧も忘れ去れようとしているが。のど元を通り過ぎれば〜。
8/26 シュミレーション

  う〜なんだこの新米の入札価格は。つい先日14年産は追わないよ。と言ったけれど早くも撤回。だいたい入札といっても全ての取引される米が入札されるわけでない。入札なしで流れる米の方が多いのだ。入札制度におおいに疑問有り。

 9月一杯は高めの波乱ぐるみの相場。10月に入り新米も出そろい、価格も流通量も落ち着く。さて、ここから2つのシュミレーションが考えられる。

1.新年より再び高騰
  冷夏による不作とはいえ、古米などの在庫量はあるというが、売れるのは15年産銘柄米。前倒し的に売れていき、絶対数量が品不足気味に。JAS法の影響もあり人気銘柄からなくなっていく。端境期に向けて再び高騰。そこに投機的要素・大手の独占仕入れ等により、流通する米、とくに有名ブランド米は絶対的品不足に。10年前とちがって、米屋から米がなくなる。(10年前はスーパーから米が消えていった。)

2.デフレと消費低迷と。
  10年前より米の消費が一割減。今回の不作騒動により消費者の米離れがさらに加速する。原材料の高騰により量販店がブランド米より価格優先のブレンド米に切り変えていく。(納入業者が根をあげるのも一因)思ったより米の消費が伸びないところに、減反制度の緩和により16年産米の足跡。これが豊作傾向にあると、隠していた?15・14年産が一度にどっと市場に出回る。事実、10年前のコメパニック時も無いとされていた米が新米の声と共にどっと出った。高値から一辺に暴落までは行かないけれど、値下げ傾向に。
8/25 正念場

 冷夏だったのが忘れるくらいの猛暑が三日続いた。この猛暑を青森・岩手・宮城・福島県の太平洋側に一週間遡って回してあげたいくらいだ。とくに、ギラギラとしたお日様を。

 今、冷夏・14年産の不足等により業界はパニックが起きている。10年前と違うのは、バニックに陥っているのは中小の卸と米屋業界のみであること。言い換えれば米の流通パニックとでも言うのだろうか。あれほど、豊作米余りと言っていた14年産が7月より先細り、8月には姿さえ無くなりつつある。

 これからの一年で淘汰されていく同業者は今まで以上に数多くなるだろう。確実に。当店にとって過去最大の正念場の年になる。

 豊作に売りはなし、不作に買いはなし。山高ければ谷深し。
8/23 夏が来た!

 夏が来た!!。じっとしているだけで汗をかく、夏が。早稲種はダメでも晩成種はまだ期待できる。この天気が十日間保っていてくれたならば。

 先日、長野県の生産者が当店に訪ねてきてくれた。春先にも来られ新米から購入して欲しいと。長野県でも特A地区で米作りしており、若くて将来性のある生産者だと感じた。春先と比べて、今売り手市場なのに、ありがたし。これからの長いおつき合いしたいので、今年の米不足関係なく、今秋からおつき合い願いたいと。かっては魚沼コシにも化けた長野特Aコシヒカリ。秋からの当店の新しいメニューがひとつ決まった。

 新潟の丸山さん。無農薬米の小見さん。宮城の白鳥さん。というように銘柄よりも、顔の見える米シリーズ。また夢こごちのように、(私の知っている限り品川区で扱っていない米)ラインアップを見直していきたい。当店にしか販売していない(少なくても品川区では。)米をこれから探していこう。 
8/21 追わないよ。14年産米。

 14年産の仕入れが難しくなってきている。冷夏、大雨と台風、新米の出遅れ、一部大手の買い占め?。JAS法がらみ。減反制度の機能が充分すぎるほど機能したこと。これらいくつの要因が重なって史上空前?(業界にとって)の事態になってきている。当店もなんとか縁・ルートを頼って仕入れているが、さすがに宮城産ササニシキ等のように品切れ・完売になった米も出始めた。宮城ひとめも時間の問題。次回入荷は10月の新米待ちというところ。来月になれば品切れ種は続出するだろう。しかし、無理して高値の14年産追うより、少なくても来月上旬には入荷する関東産の新米に切り替えて行きたい。

 逆に当店の販売している米を見直す最大のチャンス。人と同じことをいつまでもやっていってはダメだ。これからのことが当店にとって最大のチャンスでもありピンチでもある。いよいよ正念場。
8/20 10年前は

 ひさしぶりに暑さを感じた一日であった。曇り空の一日であったけれど。これも冷夏の影響か。普段は直接農家から買っているというお客様が、農家に断れて(新米ではなく、14年産)当店へ来られた。10年前を思い出す。当時は、スーパーも生協も生産者もいち早く米販売やめたのに、悪者にされたのは米屋であった。対応が悪かったといえば、それまでだけれども。

 10年前の冷夏と異なること。似ていること。

1.10年前は食管制度があり、今は流通はかぎりなく自由化。10年前は生産者はJAに出荷するのが
 主であった。今は売る自由があり、生産者から見ればひさしぶりに高値で売れる売り手市場な年。

2.10年前は古米の在庫が限りなくゼロであったけれど、今は平成8年度産まで大量に在庫はある。
 だからデイスウカト米はなくならない。ただし平成14年産・ならび餅米は極端な品不足。そのため
 一部業界では今現在パニックになっている。
 (国内の備蓄米は150万トン・民間在庫100トン・援助用備蓄米40万トン・政府の輸入米95万トン)

3.10年前と比べてインターネットなどにより情報伝達が早い。

4.JAS制度が制定され、ブランド銘柄の品不足が懸念される。逆に言えば新たなるブランド銘柄が生
 まれる可能性がある。

5.10年前と比べて米の消費は一割減。米を米屋で買う人は10%以下に後退。

6.10年前と比べて、デフレのまっただ中。10年前から続く不況。

7.10年前と比べて来年度産より減反制度が廃止される。生産者に作る自由が認められる。来年の
 天候によっては今年と全く逆の大暴落もある。

10年前も今も変わらないのは相場は100%正確な予想は不可能。人の裏道に花があり。
8/17〜19 夏休み・魚沼にて 

 夏休み。新潟県の魚沼の塩沢町へ二泊三日の家族旅行。旅行中ずっ〜と雨。宿泊先のホテルが用意してくれたイベント、そば作り、わらじ作り、笹団子作り、バーベキュウで時を過ごしたが、楽しみにしていた川遊びが出来なくて残念。

 稲穂は花盛り。見た目には冷夏にめげず一生懸命花を咲かせていた。旅行から帰った後晴天に恵まれて欲しい。今が一番大切な時である。せっかく花を咲かせてもこの時期に日が照らないと実らない。出穂が遅れた分
これからの日差しで幾分取り戻しが出来る最後のチャンス。週間天気予報では、かんばしくはないけれど。

 帰ってきたら梅雨明け撤回するかもしれないというニュースが出っていた。
8/14 寒い2
 
 一昨日・昨日・今日と肌寒い日。おまけに三日続けて雨。なんと我が家ではこの時期に夕食にすき焼き。しかもクーラーもつけずに、食べた。明日は湯豆腐にしようかしら。ニューヨークでは大停電。東京・関東地方も冷夏でなく、昨年のような猛暑ならば停電の恐れは充分にあった。停電の心配の必要はなくなったけれど、遅れていた関東産の早稲のあきたこまち・ふさおとめも収穫が遅れるだろう。

 14年産の銘柄米が、端境期・新米の出遅れなどにより、品不足。問屋(卸)にない状態になりつつある。資金力ある米屋は二ヶ月分(9月分)買い占めたと言う声を聞く。当店にはそんな資金力もないし、お金を借りてまでやりたくはない。(それが、当店が大きくなれない一番の原因かもしれないが)遅くても新米は出る。たとえ価格が高くなっても、来月には関東産・下旬には東北や北陸が入荷する。もちろん台風の影響がその時期にあるかもしれない。が、たとえ高くなっても14年産を買うよりは、新米の方がいい。そのときまで、今は我慢の時か。幸か不幸か、今は米の売れない時期でもある。
8/14  寒い!!

 本日49000ゲットありがとうございました。

 10月下旬のような寒い一日。これが8月の盛夏期の気温なのだろうか。明日も同じような天気だという。幸い日曜日からは暑くなるという。少しでも稲の生育の遅れを取り戻して欲しい。欧州や台湾では熱波による異常な猛暑だという。世界的異常気象な年である。これも地球温暖化が原因か。
8/13  どひゃ〜!

 宮崎の新米コシの入札が今日行われたが、なんと四週間で約7千円のアップ。例年ならばご祝儀相場となる第一回の新米取引から週の出荷ごと下がって行くのだけれども今年は正反対。しかも大高騰!。冷夏・集中豪雨・台風の影響・JAS法がらみ・14年産銘柄の不足と原因はいくつもあるけれど。異常な高値であることは間違いはない。

 ただ政府も重い腰を上げ14年産の調整保存米の排出を決めた。これが高騰の冷や水になってくれればいいのだけれども。遅れているとはいえ、今月末には関東産の新米が出回る。上がったものは下がるの相場の法則によれば。

 好き嫌い・やる・やらないは別として米の先物取引が開設するらしい?。戦前、米が国の管理下に入り相場の意味がなくなり、自然消滅したのだが、食管法の廃止・食糧法の改定など米の流通の自由化が進むにつれ、再び「米の先物市場」の復活の声が大きくなってきた。先物市場があることによって、価格の安定化の作用が有る反面、急騰・暴落の可能性も大いにある。はたして、どうなるのやら。

 先物取引について、くわしく知りたい方はぜひtaisaさんのHPを見てください。勉強になります。
8/11 デフレの中のインフレ?

 東北北部はついに梅雨明けないまま秋に。今、この降り注ぐ太陽を東北の稲作地帯へ譲りたいくらいだ。と、言っていたら東京も明日から梅雨空に戻るらしい。米の値上がりを見越して暗躍?がすでに現実化しているけれど。テレピニュースでは、冷夏・不作をあおり立てている。

 輸入牛肉のセーフガードの発令でさえ、デフレの今に値上げなんてほざいていった。デフレ退治・デフレ対策といいながら、実際の値上がりにはヒステリックに反応する。今のままでは新米は値上がりは間違いはない。古米が豊富(と、言ってもまもなく古米になろうとしている平成14年産は市場から姿消しつつある。13年産以前は豊富)なので、量販店の超安い米はなくならない。ここが10年前の凶作と違うところだが。
8/9 きびしい夏?

 台風10号通過。東京には接近しなかったけれど時より強い雨が振り、開店休日のような一日であった。明日から始まる盆休みで、おそらく来週も天気に関わりなくヒマであろう。そんなおり、新米の入札で普段ならは゛時が過ぎれば下がっていく九州・四国の新米が高値で落ちた。14年産の不足・新米の不足を懸念してか?どんなに遅くても今月末には関東産の早稲ふさおとめやあきたこまちが出るだろう。昨年より高値スタートと予想されるけれど。天候次第では隠れていた14年産米が出って来るだろう。

 でも、来週の週間天気予報は台風通過後も良くはない。気候的には涼しくても、きびしい夏になりそうだ。
8/7  凶作?今朝の新聞より。

 大手新聞に米の作況指数(民間データーバンク)が掲載されていた。10年前以来の大凶作が予想されていた。とくに、青森・岩手・宮城・福島・岐阜は著しい不良。逆に平年並みは、秋田・奈良・鳥取・広島・愛媛のみ。8月9月の天候回復で挽回の可能性のあること。ただ、台風は来るや、来週の天気予報も雨が多いと、いやな展開である。

 それでも10年前の夏は暑いが一日もなかったと記憶しているが、今年は日差しがさせば暑い。日差しがさして暑いのならばいいのだけれども、ただ蒸し暑いだけでは稲の病気のイモチ病が蔓延する。

 宮城・岩手・福島県では十年前は作付けはヤマセに弱いササニシキ。今はひとめぼれに変わっている。ひとめぼれは、ササニシキと比べて冷夏に強い品種であること。

 それにしても政府は今こそ貯蔵に回す平成14年産を放出すべきである。今売れば確実に売れるし、古米として価値無くなるよりずっといいのではないだろうか。倉庫代も助かり、ムダな税金を使わなくて澄む。ただでさえ古米は平成8年度米からたくさんあるのに、これ以上増やさなくても。
8/4 夏本番?

 やっとの夏本番。できればこの暑さ・日照を今さえぐずつき模様の東北の稲作地帯にあげたいくらい。気になるのは台風10号の動き。ただでさえ新米の刈り取り・集荷・発送が遅れている九州産米。そのあおりを受けて14年産が、高値・または品不足。業界ではちょっとしたパニックになりつつあるけれど、世間一般は知られていない。そこが10年前の米パニックと大きくちがうところ。

 しかし14年産。とくに銘柄米が市場から姿を消しつつあるのは事実。もち米に至っては13年産の古米もないしまつ。15年産のもち米の作付けも少なく、高値スタートは必至である。歳末が恐い。
8/3 始発電車

 ようやく夏らしくなってきた。ベイスターズはあいかわらず秋を通り越して冬であるが。(はたして春は来るのか?)

 このところ、休日に趣味の山野草の撮影のためJR大井町の京浜東北線の始発電車に乗ることが多い。始発電車なのに、乗客は多い。夜通しで遊ぶ人が多いのかな?。終電から始発まで約四時間。都会ではその間過ごせる場所は増えているし数は多い。商いもその土地や時代に合わせるように、時の対応の変化は速い。いつまでも変わらないのは、既得権に守られてきたo屋。だから絶滅危惧種の商いになるのだろうか。

 始発電車を乗り継いで、仲間と落ち合い、木曽路へ幻?の花を求めて。長野県も冷夏の影響なのか、本来6月に咲く花が、例年ならば終わってしまっている花を見ることができた。それにしても、木曽川の支流を訪ねたけれど水は、恐ろしいほど(この表現はおかしいけれど)美しく澄んでいた。
8/2 梅雨明け

 やっと梅雨が明けた。関東も東北南部も。一日も早く東北北部も明けて欲しいもの。それにしてもいきなのり猛暑には暑さが体になれていない分きつい。汗だくになりながら精米をした。この暑さとぎらつく太陽がこの一ヶ月米所に照らせば、7月のイネの生育の遅れも幾分取りもどせることだろう。ただ、天気予報によると、この陽の恵みも長くは続かないらしい。普通梅雨明け十日は、もっとも天気が安定するのに。お日様に手を合わせるのみ。
7/31  冷夏2

 暑くなってきた。しかし日照不足は相変わらずだ。関東地方は明日にも梅雨が明けるという。が、東北地方はこのまま梅雨明け成らずになる可能性もあるという。7月の日照時間の短さは気象庁の観測史上以来。冷夏の影響による米の収量・品質の低下は多いにあり得る。問題は、これからの天気。早稲種はともかくとして、普通・晩成種はこれからイネの花が咲き、受粉・実りに夏の太陽はかかせない。いつものように、猛暑となれば収穫が1〜2週間の遅れですむのだけれども。

 いつもならばこの時期、宮崎・鹿児島産の早稲が店頭に並ぶのだが、(当店に限らず)今年は、問屋から案内も来ない。(仕入れるつもりもないけれど)不作を決め込んで、どこかが買い占めているのかしら?当店は盆明け後から新米を取り扱う予定。
7/28 米不足?

 平成14年産の入札が北海道産きららのみしか上場なかった。また、東北・北陸の銘柄米が値上げというより品不足化している。とくに、もち米などは極端な不足。冷夏を見通して大手卸・量販店が買いあさっているウワサも。毎年今頃入荷する九州産の新米の入荷も遅れている。

 八月になり暑さが戻れば、まだ挽回できる可能性はある。しかし反当たりの集荷は例年よりは少ないだろうし、収穫も遅れる。平成14年産品不足において、冷夏?の被害。10年前の米バニックの時と似ている。ただ違うのは平成8年産も含めた古々米がたくさん国の倉庫に眠っている。だから、量販店の格安のブレンド米はなくならない。
7/25 来週には梅雨明け?

 梅雨も来週には明けるそうだ。猛暑になるという。農業に関係のない東京23区内だけは冷夏のままでいて欲しい。ただでさえ、コンクリートジャングルの照り返し。クーラーによる放熱。ヒートアイランドの東京の夏。東京都二十三区だけの冷夏ならば、今言われている節電には多いに役たつだろう。電力不足による停電の心配はない。しかし、プールなどの季節に関係する業者にはとんでもない話しと怒られてしまうだろう。う〜んせめて品川区。二葉町だけでも。(笑)そんなに都合良く行くわけないやな。

 と、書いているときに宮城県で大きな地震というニュースが。長雨で地盤がゆるんでいる。土砂崩れなどが心配される。
7/23 明けない梅雨

 昨日今日と涼しいというより肌寒い一日。暑中お見舞いなんていう雰囲気ではない。暦の上では大暑なのに。ただ梅雨明けの遅い年は猛暑になるという。10年前のように梅雨が明けないということは例外として。関東地方は天気予報では今月末には、やっと梅雨明けするそうだ。
7/21 

本日48000ゲットありがとうございました。ベイスターズの試合のように、涼しい日が続く。

 昨日よりメールの受信が上手く出来ずにいる。そろそろ再セットアップしてパソコンの頭をクリーンにしなくてはならないのかもしれないな。再セットアップは、データーの保存など丸一日かかりとなる。やっかいだがしかたがない。
7/20  水郡線に乗って、ある山にて

 始発の京浜東北線で上野。常磐線に乗り換えて水戸へ。さらに水郡線に乗り換える。花追い仲間から貴重な野生植物の情報をへて、日帰りの一人旅。久慈川に沿って進むデイゼル車の水郡線はローカル色あふれ、とてもなく遠くへ旅をしているような思いがする。窓外の景色に見とれながら袋田駅で下車。タクシーを使って教えられた地へ。タクシー降りて徒歩五分。そこに目的の花。ミヤマスカシユリの花を見る。近づけない岸壁に咲く花を望遠レンズにて撮影。重たい思いして200ミリf2.8持ってきたかいがある。レンズが明るいので1.5倍のテレコンも有効に使える。よし、ミヤマスカシユリ。ゲットだぜ!。

 帰りは道無き道を強引にヤブコギに悪戦苦闘して、観光地で有名な袋田の滝へ。おみやげ屋で鮎の塩焼きをふたつと生ビールを飲み干し、袋田の駅まで40分の県道を歩く。薄日さしてきて、蒸し暑い。このまま、夏らしい暑さが戻ってくれればいいのだが。

 本来ならば以上の記は、私のもうひとつのHPにアップしたいのだが、そちらの方は未だにに中途半端。さぼりがちなこの日記にupする。
7/18 通信簿

 梅雨明けが遅れている。このままだと梅雨明けは来月の月初めになりそうだ。涼しくて体は楽だが日照不足による米の生育の遅れや品質の低下、病害虫の発生など気になるところだ。梅雨明け後に気象庁発表の通り、猛暑になれば、今までの生育の遅れは挽回できるが。

 明日から息子たち(小学生)は夏休み。学期末恒例の通信簿をもらってくる。昔とちがって五段階方式でなく三段階のA・B・C方式。今ひとつ、成績の見方が分からないけれど、自分が子供の頃取ってきた成績と比べれば息子たちの方が良いのだがら、通信簿見て文句は言えないな。できの悪かった親を持って息子たちは幸せ?だ。ま、今は学校の成績よりたくさんの思い出を作って欲しい。オイ、だから朝からTVゲームばかりやっていないで外へ遊びに行きなさい。
7/16  資格制度の疑問

 不景気に流行る物。そのひとつに資格商法または資格制度である。長い間免許制度に守られた米屋業界も今や三個の資格制度がある。いずれも民間資格または組合のための資格である。なかには、いかにも利益誘導団体?のような資格もある。いずれも100%に近い合格率は、いかがなものだろうか。

 外食の三星マークや五星マーク。これもマスコミによる裏が有るとも言う。ならば業界が定めた星勘定なぞ、なんの意味があるのだろうか。全く関係のない機関が調査・認定された格付けならばともかくとしてだ。背景には業界(組合離れ)のピンチイコール横一線の考え・甘えがあるのではないだろうか。ピンチや苦しくなったら組合がなんとかしてくれるだろうの考えがないと言えばうそになるだろう。または、資格とることが他店との差別化と容易に考えているのかも知れない。100%ちかい合格率では差別化といえるのだろうか。

 本当の三つ星・五つ星はお客様の投票によって選ばれるのではないだろうか。身内が選んでどうするのだ。なんでもかんでも仲間を募って、手を上げて横断歩道を渡ろうよの考えだ。長い物には巻かれよ。商売のバッテング回りの同業者は全て敵(米屋に限らず)。絶対に友達にも仲良くもなりたくはない。そこが、親の代からの米屋と、そうでない米屋の考え方の違いかもしれない。

 資格が取るのが難解といわれる、弁理士や司法書士、税理士。しかし今やこれら難関の資格を得ても独立して一本立ちするのが難しい時代である。まして100%ちかい合格率の資格なんて?
7/14  冷夏?
 
 七月とは思えないほど涼しい日。いくらクーラー嫌いな私だが今年の夏になって一度もクーラーの電源入れていない。今の気象条件が十年前の冷夏・凶作が頭によぎる。開けない梅雨。肌寒い日々。ただし十年前は古米ゼロでの大凶作。今年は平成8年産まで遡ってまでたくさんの古米が倉庫に眠っている。米パニックには陥らないが新米高は気になるところ。

 最も梅雨明け後日照が戻れば、稲の成長はまだまだ挽回できる。今年の夏は平年並の暑さと予報は出っている。が、はたして。
7/11 未成年の事件

 ひさしぶりに夏らしい暑い一日。たっぷりと汗をかく。今年も平年なみの暑い夏になるという。昨日までの東北太平洋側のヤマセや日照不足は、これからの天気次第で取り戻せは出るが。

 世間のニュースでは、未成年の残酷な殺人事件がこのところ多い。未成年だから犯罪にならない。逮捕でなく補導というが、被害者から見れば腹が煮えたぎる思いだろう。一般成人の犯罪と同じ扱いにして欲しいの思いはわかる。しかし、加害者の親は、言うまでもなく世間から大きく制裁を受けざる得ない。自分の子供は大丈夫。から、自分の子供は大丈夫なの?の社会性になってきた。

 私も二人の小学生の親として人ごとではない。もし、子供たちが大きな社会的事件起こしたとき、商売はもちろんこの町に済むこともできないだろう。 もっともこのセリフ。親父が私が子供の頃にも言っていたな。小学生のころ消防署から「おたくの息子さんが」と電話合ったときは顔が真っ青に。その後「小学校消防団員として活躍していただきありがとうございました。」の言葉にホットしたとか。(それぼど、小学生のころの私は信用されてなかったの?その反発から親父のヘビースモーカーに対して第嫌煙家になってしまったが。)
7/9 一粒の種もみから

 一粒の種もみから約二千の米粒が生まれる。三株の稲で茶碗のごはん一杯分が取れる。

 稲三株が生える空間にミジンコ五千匹、オタマジャクシ35匹生息できる。アキアカネ一匹そなえるのに、三杯分必要でヘイケボタルなら208杯必要となる計算である。(福岡県のNPO法人「農と自然の研究所」宇野豊氏研究による)

 以上の資料をお米辞典にどこへに載せようか、迷う。中干し・出穂については万年さんよりくわしく教えていただいた。名文でわかりやすいのでそのまま、掲載することにした。
7/6 野生ラン

 梅雨寒が続く。今日は私のもうひとつのHPの関係で知り合った、群馬県の松井さんを箱根と湘南平へ案内。趣味の野草撮影。このところ、松井さんにいろいろ案内していただいたので今日はご恩返し。早朝の東海道本線と小田原からバスに乗り換え、箱根へ。あいにくの天気が幸いし、めざす場所は登山客も観光客もいなくて、貴重な野生ランの撮影をすることができた。その後箱根からJA大磯駅に移動。湘南平の人も通らない?林の中でヤブ蚊と戦いながら、ここでも大変に珍しい野生ランを撮影した。

 今年に入ってからやや忘れかけていた山野草の撮影に再びはまりだしている。今日は野生ランの撮影だったが、最近は地味な種ながら絶滅危惧種を追いかけている。いつの日か、はるか知床に咲くシレトコスミレを撮影する夢を見て。夢はかならず実現する。具体的に行動すれば。
7/4 時

 梅雨。東北地方のヤマセが気になる。今月末には九州の新米が出回る。米余りの今の米不足。まさに複雑系。近い将来今の強制?減反が廃止され、作る自由・売る自由が完全に満たされれば米の価格は、どうなるのだろうか?確実に言えるのは縁故米が今以上増えること。売れる地域・品種とそうでない地域・品種の二極化。または脱ブランド化。厳格なるJAS法が、脱魚沼コシ・新潟コシの方向性に向かうか。

 言えるのは家庭小売り米専門店がますます難しい佳境に入って行くこと。ピンチはチャンスというけれど、本当にそれを活かすのは100に1つもないのでは。どうにかなるさでは、どうにもならない時代になった。
7/2  少しは意地みせろよ。ベィスターズ

 う〜今までチマチマ書いていたけれど、今日は書くぞ。お米のことじゃないけれど。やい。タイガースファン。ベイスターズ(横浜方面に)に足向けて寝るんじゃないぞ!Gファン。ベイはパリーグでも台湾でも行けなんて暴言はくな。TほどではないがGにも、いやYA・Ca・Dにも大きく貢献しているじゃないか。白星を。

 残り試合一勝二敗のペースで行くと100敗は確実。しかし現実はさらに最悪の一勝五〜八敗のペース。110敗まで行くのじゃないだろうか。日本新記録を狙って、ガンバレ!

 チャンスで打てない。どうでもいいところでしかホームラン打てない。まるで相手の勝利の祝砲のように。先発が崩れるとあとはSMの世界。めたくそに打たれる。河原・福盛・デニーは必敗のリレー。ヒット五本打っても点取れない不思議。どうぞ、勝ってくださいと内・外野のエラーの連続。相手チームはリハビリに調子の落とした投手を先発させて、自信つけさせてあげている。ベイは、診療所か?

かっては横浜総合銀行と言われたけれど、今や、ヤミ金にぼられているほうだろう。とくに、Tというヤミ金に高利を。もしかしたならば開幕戦にTに勝ったことのローンを16回払いで払っていたのか。そろそろ借金の返済は終わっただろう?少しは意地を見せて。
7/1 今日からしちがつだぁ〜

 ひさしぶりに涼しい一日。ベイスターーズは相変わらず寒い日々。もう、何度も応援するかと言いつつ、気になるのはベイファンの性か。めざせ100敗。(冗談でなく、このままでは本当に?)

 先日ひさしぶりに新幹線に乗った。自由席4両のうち三両は禁煙車。でも禁煙車は途中乗車では座れないくらい混んでいた。後で一緒に行った友人に聞くと喫煙者は楽々に座れたとか。これも時代の流れか。昔は禁煙車さえなかったのに。

 さて、その新幹線に乗って訪ねたのは以前から計画を練っていた幻?の野草の撮影のため長野県へ。ひさしぶりに逢う山の友人の足の速さ・軽快なこと。私より年上なのに、ついて行くのがやっと。こちらが息もたえたえなのに、全くの涼しい顔。やはり普段から歩いて鍛えている人は違う。老後は足から来るという。鍛え直さなくては。

 天気予報の三ヶ月予報だと今年も暑い夏。暑い夏とくれば豊作。豊作とくれば縁故米の増加。さらに、米余りの深刻化。なのに、今米は値上がっている。JAS関連が原因だけれども、値上がりの報道はない。仕入れ値が上がっても簡単に値上げできないのが現状。きびしいな。