米屋ときどき日記

過去の日記             トップへ 

12/31  今年もお世話になりました。

 今年もいろいろお世話になりました。日記も最後は尻切れトンボになってすみません。来年は新規一転がんばります。皆様にとりまして良い年になりますように。
12/25

 本日58000ゲツトありがとうございました。最近は日記の更新さぼりがちですみません。
12/19  魚沼米

 暮れらしくない暮れである。いつものことだが。寂れていく商店街はなおさらだ。こんなに人通りがないと商店街ではなく消店街または商店外だ。なんせ夕方の五時に人通りが全くない。商店街を流れる有線放送の音楽だけがむなしく流れる。一度閉じた店は、二度と開くことはなく、新規の出店もなく寂れてゆく。

 さて、今日の入札。予想通り値上がりの銘柄が多かった。魚沼コシヒカリなぞは¥3200もプラスになり、卸で購入すれば玄米一俵四万円を上回るだろう。小売価格は10kg 一万円か?。一万円だしてまで味合う米なのだろうか。15年産は冷夏の影響を魚沼も、うけている。収穫も落ちし、味も豊作時より落ちていることはたしか。もちろん価値ある米はあるかも知れないが、一律に魚沼コシ超高値でいいのだろうか。魚沼コシの全てが10k一万円以上で、売れるだけの米なのだろうか。有機米や特別栽培米ならばともかくとしてだ。慣行栽培の米が、魚沼というブランドだけで、ここまで値上がってしまうのは逆に魚沼の生産者にとっても不幸な事だと思う。。一方他産地から魚沼より美味しいお米として売り込む最大のチャンスになる。これが魚沼神話の崩壊にならなければいいのだが。かつて新潟コシと王者を争った宮城県産ササニシキの例もある。
12/16  米仕入れ価格、高騰中

  「北の国」からのドラマ。五夜連続で今日から始まる。楽しみ。来年のNHK大河ドラマも「新撰組」脚本家が異色なので、これも楽しみ。今年の大河ドラマ「武蔵]が私にとって期待はずれだったので。さて、楽しみでないのは19日の自主流通米入札。下がることはなく上がるの予想。当店には米の在庫はないが、あるところにはある。みんな来年の端境期の米不足をねらって、自衛のためあるいは大利益のためにため込んでいる。末端が動いていないのに。

 このまま行けば平成15年産は2月には市場ではなくなり入札制度が10年前のように崩壊すると見ている人が多い。一番の理由はJAによる集荷の減少という。と、いうことはJAに出荷されていない米が豊富にあるということ。ある中小の卸は入札制度が崩壊した方が、やりやすいとも言う。なぜならば入札以上の米が流れているからだと。

 一方米屋はつらい。値上れば便乗値上げだと疑われる。先月の平塚で行われた米屋と生産者の会議・懇親会において、価格高騰によりニコニコ顔のある生産者グループは「米屋さんは10年前のように便乗値上げしないて欲しい」と、のたまわった。オイオイ値上げ分がそのまま値上げできずに苦しんでいるのに、現場を知らないな。そのグループとはおつき合いないので、あえて反論はしなかった。が、さらに追い打ちかけるように次ぎの発言「産直は据え置きで米屋に流す分はそれなりに値上げ」オイオイ、それはないだろうと、心の中でつぶやいた。
12/14 無題

 野球が終わってからは、サッカー天皇杯・東アジア選手権・U−20杯等楽しめている。とくに天皇杯のJ日本チャンピオンと高校生チャンピオンの試合は面白かった。真剣勝負で。プロ野球「ベィスターズ対甲子園優勝チーム」。ベィ負けたりして?。それにしても巨人。今に始まったことでないけれど余所から四番バッター集めてどうするんだろうか。せっかく育ってきた若手のはえぬき、腐らないだろうか?。

あまり米のことにふれたくない?今日このごろ。19日の入札もまた値上がりするというし。
12/12 冬山に残されて?さて、どうする?
 
 ようやく縁故米が切れたお客様からお米の注文があった。米が値上がりしていることを知らなかったと。意外とそんなお客様が多い。米ドロボーのニュースは見かけるが、入札による米の暴騰はニュースにならない。わざと取り上げないのだろうか?それとも全く関心がないのだろうか?ようやく、今頃になって正月用のもちこめの急騰について放映しているけれど。

 19日の入札が恐い。下がる要素はない。末端が売ていなくても、動いていなくても、消費者無視してでも、もはや米の入札価格は大手卸し・小売店により握られている。小が大に勝つには?頭をつかわなくてはならなくてはならない。知恵を働かせねば。現実逃避という甘い誘惑に囚われるのは、簡単。でも〜実際は。困ったモンだ。

 冬山において一人、荒れる天候のなかジタバタしているのが今の現実か。天候晴れるのを待つか。しかし待つには忍耐と体力と気力と、あきらめないという信念がいる。それとも、とにかく前へ一歩踏み出すか。遭難に繋がることもあれば、逆に生きる道へつながることもある。待つか進むか、丁か半か。いよいよ正念場。
12/9 戦後最低の収穫量

 本日57000ゲットありがとうございました。

 農林水産省は8日、今年のコメの作況指数の確定値を発表した。平年を100とする作況指数は、全国平均で前回調査(10月15日現在)と同じ「90」にとどまり、従来表現していた6段階評価に当てはめると、最低ランクの「著しい不良」(90以下)となった。戦後、「著しい不良」となったのは、1953年、80年、93年に次いで4回目。
 収穫量は777万9000トン。93年産の781万1000トンを下回り、戦後最低になるという。冷害や日照不足、いもち病などの影響が大きかった。(以上、農林水産発表の新聞記事より)

 10年前の米パニック時より米の収穫は少なかったそうだ。しかし、10年前より米の消費量は一割上減った。今回のこの米不足でさらに米離れが進むのだろうか。
12/3 不安

 暖冬だ。北日本のスキー場には全く雪がないらしい。これからの季節だというのに。11月26日の入札で米は高騰した。すべての米が昨年の同じ季節の北海道キララより高くなり、全ての銘柄が高級銘柄になってしまった。
 一方情報誌によると10月の自主流通米の販売は前年と比べて一割減。10月の米卸の在庫は5割増。さらに11月は膨張気味。資金力のある米屋さんも在庫かき集め倉庫一杯あるそうだ。末端市場は売れてはないのにかかわらず、流通在庫は増え続け、倉庫には在庫増えているが現実に米が回らない(米屋には)・動かない状況。うまく言えないけれど、作られたインフレ。つまりバブルそのものである。

 問題は来年の2月ごろ。15年産米が切れはじめ、買いだめ?していた米穀店・中小の卸の在庫も底をつき、資本力ある大手卸の天下のひとり勝ちになるのか。そのときは、今以上米業界は流通バニックに陥るだろう。最悪の予想だけれども、ぜひ外れて欲しい。
12/1 気流

 過去100年の米の収穫からみると、不作の翌年再び不作になる率は約7割だという。だから来年も不作になる可能性が大きいという声を聞く。しかし、ここ数十年は、地球温暖化のせいか猛暑の方が数年続いている。あの十年前の冷夏・不作の後、東北・北海道においてプチ不作の年はあったけれど、全国的にみれば豊作の年が続いていた。ここ十年の統計からみれば、来年は猛暑・豊作になる可能性の方が高い。しかし、実際はジェツト気流の気分しだい。今年、欧州での熱波。日本での冷夏のように、気流の心?しだいで、どうなるのか、わからない。来年も冷夏の可能性もあれば、猛暑の可能性もある。確立は半々。丁か半だ。できれば、その真ん中に成って欲しい。
11/30  オフ会

 新宿の居酒屋にてMLのミニオフ会。岩手の河内さん、福島の松山さん、埼玉の斉藤さん、東京の浮須さん、小峰さん、大阪の樽本さんの米屋さんと長野の若菜さん・依田さんの生産者が参加し大いに盛り上がった。なかには三年分も米を蓄えたという豪の米屋さんも。バブルはじけて欲しくないと、言っていたけれど、持たざる当店のような米屋としては、一日も早くはじけてとんでしまって欲しいと思う。

 元気を失いつつある米屋仲間に、タルさんの「まいど」の明るくたくましい元気をお裾分けしてもらった。その米屋MLも来年は初の全国オフ会を開催するまでに至った。メールの出会いが本当の出会いになった。
11/29  ビンテージ米

 今、米屋仲間の話題となると古米のブレンドのこと。幸にも不幸にも古米の仕入れルートのない当店は話しを聞くだけだ。去年の14産米はとっくの昔に市場から消し去り、13年産は完売。12年産は売り切れまじか。今は11年産が中心で、10〜9年産に移行しつつあるという。いずれ食用にはならないとされる8年産も登場するだろう。貯まりに貯まっている輸入米の古米も。雑銘柄もすべて高級銘柄米になった今は、10年前は輸入米ブレンド。いまは古米ブレンド。輸入米ほどアレルギーはない。これほど新米が高騰すればデフレの今、米の味・品質は二の次なのだろうか。しかし、このまま古米の需要が増えて新米の高騰にブレーキをかけて欲しい。

 27日の入札。翌日の東京新聞には一切ふれていない。読売・毎日も。朝日には高騰の記事があり、さすがに日経はトップに。また朝昼夜のTVニュース(新聞・テレビはいずれも東京版)には米の高騰のニュースはなかった。そんなに無関心的なことなのだろうか。意図としてニュースにしなかったのだろうか。

 ようやく米の話題がでたならば、デフレが止まった。原因は米とは。
11/27  どうなるのだろう?

 正直、ここ数日は更新する気力も失われつつあった。今も変わりはないが。

 米の入札。かなり値上がるとは予想されてはいたけれど、これほどとは。ほとんどの銘柄が昨年の同じ時期の新潟産一般コシヒカリの価格を上回った。今年の北海道産キララは、昨年(同季節)の新潟コシよりも高い。流通バニックは、さらに加速され、ますます米離れは進む。デフレ進む今、超インフレ、スーパーインフレの米は?

 10年前の夢?を忘れない多くの人がまだまだ多くいる。自由競争とはいえ、あまりにも川下の現場を無視していいのだろうか。一日も早くバブルは、はじけて欲しい。

 ただ、こんな時でも励ましてくれる当店には生産者がいてくれる。その恩義に応えるためにもこの難儀な年を乗り越えて行かなくてはならないと思う。

 夜、ニュース番組・日本テレビで、今天然の鮭が大漁により暴落。しかし養殖の輸入鮭は人気が上がり価格も高値で取引されているそうだ。日本人好みに鮭を養殖し、しかもダイオキシンなどの安全面なども厳しくチェック。欧州には、MSCという安全マークがあり、厳しい基準がある。その基準のひとつに「捕れた場所の環境・乱獲していないかのチェック」があり、養殖者にとって安定した価格、買う人にとって安全・安心をモットーにしている。

 カリフォルニアへ二年間研修に行ってこられた山形の若き篤農家の阿部さんによると、米国における日本種のコシヒカリ・あきたこまちは作付け面積はわずか7%に過ぎないだそうだ。ただし、その7%は日本の米の作付け面積の一割にも相当するという。もし、数%増えれば。しかも米国は安保上、食糧生産・輸入は軍事とならぶ重点政策。同盟国である日本を今以上に支配するとなれば。

 洋食化・コンビニ食化・味音痴が増えていく日本。米の持つ微妙な美味しさ加減が分からなくなりつつある日本人。この先、どうなるのだろう。

 いつのまに56000ゲットありがとうございます。
11/23 捨てられている米

 今年も神奈川県平塚市で、米屋と生産者との集い「米サミット2003」が開催された。いつもながら幹事である平塚の真壁さんの開催にまでこぎつける準備と企画力・行動力そして人望には頭が下がる。伸びていく人間というのは、やはり凡人とは異なるものである。

 今回、会議の中で北海道の室蘭市の白川米屋さんの発言が一番心に響いた。白川さんがお客様との交流会で次ぎの発言をしたことを報告。「米がこれだけ値上げしているのは、もちろん流通業者や生産者の責任もある。しかし、その半分の責任はお客様・消費者もある。今、コンビニやスーパーなどにおいて、タイムロスによって大量のおにぎりがごはんが捨てられている。ゴミになっている。食べられることなくゴミになっている。食べ物のありがたさを日本人はすっかり忘れている。」

 艶食の時代なんて、長い日本の歴史から見ればほんの近年の僅かな時しかない。世界の人口の何割の人たちが今でも、その日の食べ物に苦労している現実がある。
 
 米が不作のときでも、そうあの10年前の米パニックの時でさえ米(おにぎり等)はタイムロスによって捨てられていた。米がなければ麺やパンがあるという。では、その原材料はどこから持ってきているのだろうか。そして、緊急時において輸入国が自国優先になるのは目に見えている。(なかには自国民を飢えさせてまで外貨をかせぐ国はあるけれど)

 昨年の会議では米の価格がこれから先、自由化に備えて下がり続けることが主な話題。今年は全く正反対になるとは。九年間の豊作もわずか一年の不作で。もろいな。もろすぎる。
11/20  どこへ消えた?

 う〜ん。今年の二・三月頃は、14産は、あまりあるほどあった。それが6月なると除々になくなり8月には姿をけした。大手卸が不作を見越して大量のストックをためたと、真実にちかいうわさが。そして、今ブレンド米のざいり用の13・12年産はなくなりつつあり、主役は11年産だとか。一部では。食用に不適とされている9・8年産に移行しているともいう。

 といって。市場は全くの静かである。来年の端境期を向かえて大手問わず、資金力ある業者・大手小売りは米を今の内、仕入れに、買いに走っている。10年前の米パニックの再来をやろうとしているのだろうか。狙っているのだろうか。バブルを作ろうとしている。

 古米がないもちこめが市場から消えつつあるのは、わかるけれど、あれほどあった古米や雑銘柄が姿消えてしまったのは?今一番儲かっているのは。米を保管する貸し倉庫とそれを運ぶ運送業かもしれない。

消えた米は、きっと出って来る。それは、いつか。ただし来年も不作傾向だとますますどこかへ隠れてしまうだろう。
11/16 マラソン

 東京女子マラソンを家族そろって見学に。第一京浜(鮫洲付近)まで歩いて片道30分。せっかくいい天気な日曜日。なのに朝からTVゲームばかりしている子供たちの運動をかねて、ぶつくさ不平不満な文句を言う息子を無理矢理歩かせた。私にとってマラソン見学は初めて。新聞社から旗振り国旗もらえるのかなと期待?そしたら旗の変わりになんと歴代の優勝者サインが印刷してあるバンダナをもらった。ラッキー。家族で四枚しっかりいただく。来年の男子マラソンや箱根駅伝も見学に行こうかな。おみやげ?目当てに。不謹慎だなぁ〜。ボランテァの人から聞いた話だと、旗だと後かたづけが大変だそうだ。バンダナなら、みんなありがたく持って帰るわな。

 ものすごい勢いで、往路を優勝候補の高橋選手と外人の選手の二人が走り抜ける。生で見るQちゃんに感激声あげて声援。。しばらく、ずっとずっとしてから三位の選手が通過。ようやく選手の走りがとぎれなく見えだしたら、なんと、早くも高橋選手は復路を、しかもトップで。こりゃ〜楽勝の独走。オリンピックの切符手に入れたな。まずはオメデトウさん。とつぶやいて帰宅。ところが自宅でTVをつけたならば、ゴールを一番最初に切ったのはなんと二位だった外国の選手。

 一発勝負の怖さか?来年の残る予選レースには国内有力選手が次々と登場。シドニーの英雄もアテネに参加することが難しくなってきた。逆に指定席と思われた席が突然の空席に。残り二枚の切符めざして、面白くなってきた。これが男子ならば日本人一位ということで過去の実績を考えて選ばれただろうが、日本女子のマラソンのレベルは世界一高い。がんばれQちゃん。まだチャンスはある。

 あたり前のことだけれども、ふだんは車一杯・渋滞だらけの国道が、大会関係者以外の車両が消えてしまうことに、変な感動を覚えた。
11/11 薄利薄売

 今度の入札で再び米が大幅に値上げと言う、うわさが業界に流れている。かなり真実味はある。理由は、作況指数90。実際は米所の北海道・東北・北陸が指数以下だったのではないか。生産者が少しでも有利な取引をねらっているのかJAの出荷率は例年以上低いそうだ。つまり、米が集まらない。大手四大卸が資金力に物を言わせて米を買い集めている。それに、中小の買い子(業者)が現金をトランクにつめ農家を回っている。川上の方はまさに売り手市場。まさにバブル。(バフルは、かならずはじけるが、)

 しかし、川下の方は例年以上動いていない。10年前のパニック時はどんなに米が値上がっても飛ぶように売れた(らしい)のと違い、今回は全くの静かそのもの。さらに米の仕入れの値上げがそのまま売りに反映することができず、利益率は下がる一方。薄利薄売りの最悪の最悪。

 政府は十年前のようなパニックにはならないと宣伝する。理由は貯蔵米がたっぶりあるからだと。しかし、あれほどあった14年産は姿を消してしまい、今流通しているのは12年産が中心と聞く。古米で最もあるという8〜10年産は食用には適さない(臭いが)と言う。また、仲間の話だと13年産を卸から買ったら12・11年産とセット販売されたとか。資金力のない当店は、新米と暮れのもち米の仕入れに追われて古米を買う余力もない。困ったもんだ。

 不足気味のもち米は緊急輸入された。もしかしたならば、米も?
11/10  残念

 本日55000ゲットありがとうございます。

 毎日楽しく読んでいる万年さんのHPが心ない人からの投稿により閉鎖されてしまう。大変残念である。田圃を見るにも交通費のかかる所に住んでいる私にとって万年さんの日記はバーチャルの農家体験させていただき、その考え方、ユーモァ、文章の魅力にすっかりファンを通り越して、その人間性に惚れ込んでしまただけに。残念だ。
11/7  つらい一年

 朝一番でML仲間の山形県の若き篤農家、阿部さんが遊びに来た。突然だったので、驚く。せめて事前にアポして欲しかった。庄内で、「はえぬき」「ササニシキ」を栽培しているそうだ。小口ロットでも応じて頂けるならばいいのだけれども。もっとも、今月は来月の業務用のもち米を優先して仕入れていくので、お金の出が激しく、新たな取引ができないそうもない。小資本の当店の現状だ。縁故米の影響をモロに受ける今月。出に対して入りが少なく、とくに今年は不作・価格の高騰となり益の少ない、厳しくもつらい一年になりそうだ。

 それにしても、もちこめの価格。同じ金額で去年の数量の半分しか買えない。厳しい。
11/5  やっと勢揃い

 日本シリーズの終わった後、プロ野球ファンにとっては寂しい季節だけれども、今年はオリンピック予選が札幌ドームで開催され、プロ選抜チームの真剣勝負が見られてうれしい。ベイの選手が一人も選ばれていないのは寂しいけれど。ガンバレ、ニッポン!!

 宮城県の白鳥さんから待望の米「ひとめぼれ」届く。これでやっと、当店のお米が一応勢揃い。14年産と比べて「魚沼コシヒカリ」と「宮城ササニシキ」がないのが寂しいが。前者は価格高騰のため。後者は不作により。魚沼コシはスポット的に仕入れる予定。店先に並ぶときと無いときがあるので、HPのこだわりのお米のメニューには乗せない。お米の古里のコーナーは引き続き掲示していく予定。(16年産もあるし・気が早いな)富山アルギットコシヒカリに変わって「長野コシヒカリ・五郎衛米」が新たに加わる。

 当初、「新潟産こしいぶき」はスポット商品の予定だったが、味・品質がとってもいいので年間取り扱いたい。(予定)問題は、もち米。魚沼コシより、高いもち米。来月が心配。

 先日、変な問い合わせが電話であった。「HPにある夢ひかりの新米は、いつ入るのか」と。「夢ごこち」や当店のブレンド米の「夢米」の間違いではと、言うと、「HPに書いてある。書いてある以上、いつ入荷するか責任持って教えて欲しい。無責任なこと書くな」と一方的に電話を切られた。もしかして、販売のコーナーの「こだわり米」に間違えて記入したかなと思い、確認しても間違ってはいない。

 後でわかったのだけれども、小学生から一番質問多かった「お米の産地別品種」の欄に「夢ひかり」はあった。このコーナーは県別の主な品種を掲載しているだけであり、もちろん全ての米を取り扱い・販売しているわけではない。だいたい、そんなこと不可能である。こんな問い合わせあるのならば、そこに注意書きも必要なのかしら。
11/3 尾瀬あきら

 祭日・雨・店売りには最悪の日。漫画「夏子の酒」(尾瀬あきら著)を店番しながら一気に再読。今から10年前以上に書かれた作品だけれども、今読んでも古さは感じられない。ただ、当時は有機栽培や特別栽培は村でも変わり者?とされた人栽培していなかった。中には、保守的な所では村八分・学校での子供のイジメなどもあった。しかし、ここ数年では、逆に差別化として、村あげて推進したして栽培面積は増えつつある。時代は変わった。

 尾瀬あきらの漫画は私は好きで、SFの「リュウ」は傑作。ぜひ文庫版で復活して欲しい。また、今ビックオリジナルで連載中の「光の島」は、ぜひ親子で読むことを薦めします。
11/1 作況指数

 今日から11月。毎年先月と今月は米屋にとっては売れない月である。特に今年は冷夏のため縁故米のピークが今月にずれ込んでいる。もし、今年も豊作ならば価格は暴落のうえ、縁故米の量も半端ではなかったであろう。逆に来年も不作だと・・・考えたくもない。

 米の作況指数が全国平均90と発表された。兵庫県の米屋さんの花房さんHPの日記に書いてあるとおり、実際の流通から見ると作況指数は80である。(詳しくは、花ちゃん日記見てね。当リンクのコーナーから飛べます。)と、言うことは冷夏だから縁故米や産直が増えるのではなく逆に増える可能性は高い。米屋としては、ますます厳しくなっていく。

 今月は選挙の月。当選という名前の米あれば売れるかも。(今はもちろんない)