米屋ときどき日記

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2/26 「日本の米」 富山和子著より

 本日66000ゲットありがとうございます。(ペースが早い!!)また、五郎兵衛米のたくさんの新米のご予約ありがとうございます。まだ、半年も先ですが、どうぞ忘れないでくださいね。
 
 昨日。米は特別な食品では、なくなったと書いたけれど市場的な意味合いで、日本人が国の始まり以前から遺伝子に組み込まれた「米」に対する考えや思いは、意識する、しないに限らず。日本人の根として消えることはないと思う。

 石川県の篤農家・万年さんのお勧めの一冊。富山和子著「日本の米」を一気に読む。いずれ、このHPにある読書コーナーに書き入れたい。以下、抜粋。米が他の穀物・作物を押し述べて、日本人の主食になれたのは、

1.栄養価が高く、栄養のバランスにおいても優れている。
2.生産性の高い作物
3.長期間の保存に耐えられる。
4.おいしいこと。

日本人が今日まで米を主食としてくることができたのも、また米を基本通貨とし、給料の役割、金の役割を担わせてくることができたのもの、そんな国が世界には他になく、またそんな時代をつい最近まで続けてくることができたのも、根底には「米さえ食っていれば」という「命の根元」への絶大な信頼があったからにはならない。

お勧めの一冊。
2/24 この先 その3

 自主流通米の入札が本日行われた。予想していた以上大きく値下がった。うわさによれば、模様眺めの業者が、まさか通らないと思って出した札が落札されたとか。(それは、それで負担が増えたそうだ。)しかし、下がったとはいえ、昨年の同じ月と比べれば、はるかに高いけれど。

 今回の入札価格により、頭を抱えている業者も多いと思う。下落の要因は、古米が15年産の不足分を埋めたこと(主に裾物)。まずくて、高い(安い)米が多く出回り、米離れがますます加速した。さらに追い打ちかけるように、アメリカ牛肉のBSE問題(もし、これが豪州牛にも、飛び火したならば。豪州も全頭検査ではない。)鳥インフルエンザによる、外食産業への影響も加わった。

今後の予想展開として考えられることは。(無責任的な予測・考察です。)

1.今日の入札価格が15年産の底。安くなったJAS有名銘柄に買いが入り、来月の入札は反発する。ただし、売れる米(JAS有名銘柄)と、そうではない米との差はつく。今までのように、なにもかもが高騰にはならない  。

2.来月は大半の卸が決算を向かえる。ある程度在庫を処分して現金に換えなくてはならない。それと政府米の大幅な放出もかさなる。が、川下のあいかわらずに動きにぶくく、流通サイドに米がだぶつく。来月は小幅な下げ。
 しかし4月からは、予想は読めない。古米の消費で不足とされていた15年産の需要が賄えるとなると。隠れていた米が出って来るのは、いつものパターン。来月の反発を期待して、在庫の放出をがまんしている方々。吉となるか凶となるか。もっとも、がまんできる財政的に余力のある方って?

  入札では把握できない、JAの出荷率では把握できない、かなりの隠れた米が、どこかにあるのかもしれない。

3.今回一番喜んだのは政府の備蓄米の担当者。ブタのエサとさえ言われた平成八年九年産のお米さえ次から次へと売れていく始末。古米の消化が進んだということは、備蓄米がなくなったこと。ということは、16年産が豊作になったとしても、法令で定められた備蓄米を確保するため、16年産の価格は急激にはさがらない。

  ただし、減反政策の緩和・作る自由が本当の意味で認められていくと、上記の限りではない。ますますJAへの出荷率は減り、縁故米・過当競争の時代に。米は特別という時代は終わる。
2/21 発送終了。
 
 おかげさまで五郎兵衛米の新米予約もたくさんの方からいただいた。まだ田植えもしていない16年産。案内をお届けする半年先まで、忘れないでくださいね。ほぼ一日かがりで、先に予約いただいた五郎兵衛米を発送、あわただしい一日であった。
2/18  三本柱から二つのエースへ。

 本日65000ゲットありがとうございました。う、昨日の同じようなフレーズが。
 W杯第一次予選。日本大苦戦。でも勝った!。やったー!ドイツへの道は、はてしなく遠い。ガンバレ!

 五郎兵衛米は思いもやらないことから完売してしまい、当店の三本柱のひとつが無くなってしまった。残りは二人のエース。新潟県水原町の特別栽培米・無農薬米コシヒカリ。価格が高いのにもかかわらず、よく売れる。ファンもついてきた。もうひとつは当店の真のエース。丸山さんのコシヒカリ。自信もってお薦めします。五郎兵衛米の変わりにいかがですか?
2/17  

   五郎兵衛米・おかげさまで完売です。ありがとうございました。

 本日64000ゲットありがとうございます。というより、昨日のテレ朝日のニューステーションを終了後、一気に3000以上のアクセスが。当店の平均二ヶ月のアクセスがたった一日で更新。月一回クリァしていた有料のアクセス解析は容量オーバーでパンクしてしまった。

 五郎兵衛米は、当店にとって通年販売できる米でないのが、残念。無い物は神様でも作れないので、しかたがない。(秋の新米入荷までは)。五郎兵衛米が、こんなにも、早く無くなりそうとは。ありがとうございます。でも、これから端境期の新しいお米を探さなくては。それには、今の入札価格下がってくれないことには。

と、書いているうちに、2/20入荷も予約で一杯。残念ながら、早くも在庫無くなりました。申し訳ありませんが、次回新米まで、販売を終わります。もともと入荷量はわずかとはいえ、たった一日でなくなるとは。

締め切り前に予約していただたお客様は、2/20以後配送いたします。
2/16 五郎兵衛米

 当店の通販は先週まで、送料プラス代引き料金のこと考えると、かなり高値になると思い、UPを控えていた。先週大阪での米MLオフ会で花房さん、たんぼやさんの通販の繁盛を聞いて、ならばと再会。そこに、今夜テレビ朝日のニューステーションで、おいしいお米として浅科村を紹介された。「お、家(当店)にある産地の米、紹介してくれたな。よし少しは明日からの販売の宣伝になるのかな」とのんきに構えていたならば。、そったら(品川弁・ウソです。)、一気に通販の注文ならび問い合わせ。正直言ってパニック状態。

 当店の浅科村・五郎兵衛米は、当地の若き生産者依田さんのお米。昨年の冷夏にもかかわらず、その美味しさは当店でも最高品に属する。店に買いに来て頂いているお客様に自信を持って勧めている。しかし、数は限られているし、依田さん以外の五郎衛米は当店は手に入らない。おそらく来月には売り切れごめんの限られたお米。

 せっかくたくさん注文を通販で頂いきましたけれど、5kg以上は受けられません。それに、送料・代引き手数量含みますと5kg¥4200税込み(北海道・九州・沖縄県は別価格)になります。それでも、よろしければ御注文お待ちしています。と、注文いただいたお客様に返信のメールを送信。それでも、数は少ないので、在庫無くなり次第終了になります。

 商人だから、御注文は全ての量を受けたい。しかし在庫の数は限られています。工業製品ではありませんので、追加は秋の新米まで、できません。残念ですが、在庫が無くなり次第、五郎衛米は次回の入荷。新米までありません。まさか、こんなことになるとは。

 それにしても、TVの影響ってすごい。一過性のブームにならなければいいのだけれども。
2/11 この先 2

 業界では、今月と来月の自主流通米の入札は下がるとの見通しが大半である。米不足を古米が完全にカーバーしてしまい、在庫を抱えすぎた卸の決算期ともかさなるからだ。

 問題は四月から六月の端境期。再び反発する可能性もある。あたたかくなると、ますます古米は使いづらくなり15年産米を頼るざるえなくなる。また、二・三月まで在庫はあるが、その先はないというち中小の卸・中規模の米穀店は多い。手持ちの在庫のなさから買いに入る。

 しかし、その反発をねらっている在庫を抱えている人が、出荷の最後のチャンスとして、この時期に抱えていた米を放出する可能性もある。こればっかりは、開けてみなければ、わからない。
2/8 全国MLオフ会

 大阪へ。米MLの全国オフ会に参加。なんと日本全国各地から33名も参加。なんの組織もなく、米屋と米生産者のみ参加できるメーリングリスト(以下ML)。今回、関西の樽本さん、花房さん、谷口さん、米安さんのお力により初めての全国オフ会を開催していただいた。感謝感激。そして全国オフ会を開催されたこと、まさに感無量。

 メールだけで、今まで一度とも会ったことのなかった初対面の人とも、旧知の友人のように、すぐうちとけることができ、会話が弾む。夢のような、あっという間に時が過ぎ去り、充実し有意義で、楽しく、参加者全員心から満足(できれば、もっともっと話したい。)いく会合になった。

 パソコン・メールというものが無ければ、このような出会い・会合はなかった。以前ならば、このような全国的なな勉強会や交流会があったとしても、単なる名刺交換だけで終わってしまうことが多かった。また食事会の時でも仲間同士・おつきあいある同士が固まってしまうことが多い。講演を聴いただけの会合で終わってしまうこともある。

  しかし、今回は違う。みんな短い時間を少しでも多くの人と自ら交流を求めて動く。初対面同士でも、参加者全員が、仲間意識をもって交流が楽しむ。そして、オフ会終わっても、再びメール交換は続く。また次に会う日を楽しみにして。
2/3  無題

 品川区では、来年の一月より小学生の医療が無料になる。少子者対策と区にファミリーをもっと呼ぼうとしてのこと。どうせならば、今年、いや来月から実施して欲しかった。来年だとぜんそくを持つ長男は三ヶ月しか猶予はない。医者いらずの次男は、無料になっても家計への影響はほとんどないから。もっとも無料になっても今まで通り医者いらずの方が親としてはありがたい。(それにしても、寒空の中、公園で次男は自ら着ているジャンバー脱ぎ捨てて友達とかけずり回っている。よく風邪ひかないもんだ。なまいきだが、丈夫だ。)

 二人の子供たちは学校から防犯ペルを持たされている。区では全ての小学生にランドセル等につけることが義務になっている。学校も一般の人は入りにくくなっている。今日二年に一回の秤の検査。量り売りしている店は業種に関係なく受けなければならない。会場は地元の小学校。息子の通う小学校が会場。前回まで教室へ距離の近い裏門ではなく、校舎から間に校庭がある正門に変わってしまった。子供たちへの用心に用心を超したことはないけれど、なんか、さみしい世の中になってしまったもんだ。
2/1 ウィルス注意

本日60000ゲットありがとうございます。
 
祝・大魔神。ベィスターズに復活。復活に関しては賛否両論。裏話など数多くあるけれど、ここは素直に喜ぼう。だって。これ以上弱くならないのだから。

 BSE・鯉ヘルペス・鳥インフルエンザ・養殖ふぐのホルマリン・次々と食の問題が出ってきている。ついでにコンピュータウィルスも流行っている。契約しているケーブル回線のプロバインダーがウイルスメールを自動的に消却してくれる。その消却しましたというメールを先週からよくもらうようになった。念のため、コンビニで販売しているウィルスセキュリティのソフトを購入(ソースネクスト ¥1980税別)。すると、今まで気づかなかった不正アクセスしようとしていることが頻繁にあるのに、驚く。迷惑メールである「未承諾広告」のメール用のアドレス探しなのだろうか。
1/27 この先?

 米の入札価格が三ヶ月ぶりに下がった。下がったといっても、11月の入札価格時に戻った感じでまだまだ高い。魚沼米だけは、我一人いくで高騰を続けている。これは、魚沼の生産者にとってもマイナスだろうな。

 日経新聞によると卸の在庫が例年の2倍。価格の高い15年産をさけて複数原料・複数年数使用米であるブレンド米に消費が動いていること。また、いつかはバブルが下がるという心理的な面。早めに在庫を減らそう。市場が高くて仕入れられないから、在庫でしのごう。などが三ヶ月ぶりの下落につながったのだろう。

 ただ、このまま相場がすんなりと下がり続けるかと言うと、まだまだ波乱含みである。正直言ってこの先の相場は全く読めない。情報誌・友人・ネットの情報より考えてみると、二つのことが考えられる。あえて、無責任発言として書けば。

1.15年産の高騰再び

 ブレンド米の材料・裾物の需要として古米の在庫が無くなりつつあり、食用に適していない8〜9年産の米までブレンド米材料になる。が、季節が暖かくになるにつれ、古米は劣化が激しくなりよけいに使いづらくなる。15年産の需要が高まる。さらに、大手卸をのぞけば、大手中手の米穀店・業者・中小の卸の在庫は2〜3月までの在庫分しかなく、使い切った後の端境期に15年産の手当に走り、再び暴騰。今度は大暴騰。さらに、そこに6〜7月の天気が二年続けての冷夏のきざしが重なれば。緊急輸入米が現実的に。(すでにもち米は現実的に)

2.バブルはじける。

 15年産の高騰・古米中心のブレンド米の食味の悪さにより、米離れが加速する。一方市場に出ない、数字に出ていない流通在庫がかなりあり、それがなかなかさばけない。JAの集荷率が悪いのは、その分どこかの誰かがその米を抱えているということ。今ある県の貸倉庫は米で一杯だというウワサも信憑性は高い。そこに、卸の決算期が重なり。バブルがはじける不安要素も心理的に働き、がまんできなくなったところから、少しずつ、そして一気に市場に米が出回る。とくに、市場にないとされていた14年産が、どこからかいつのまに姿を現す。10年前の米パニック時も後になって、無いとされていた米がたくさん出ってきた。さらに、六月には新米の足跡が近づき、減反制度の廃止・緩和(?)により、さらに地球温暖化の条件も加わり猛暑へ。16年産は一気に暴落する。

以上は、全く責任のない発言としておきます。予想は、はずれるもの。15年産の不作で一番喜んでいるのは政府かもしれない。デフレも米の値上げで解消されそうだし、なによりも不良在庫の古米を一気に減らしたのだから。しかし、まだ政府米の輸入米の古米の在庫はたくさん倉庫にある。減らなくて、新米の輸入米等が増えているのに、最大のはけ口である?北朝鮮への援助米もストップしている。まさか、この米が、.....ないよね。
1/26 化石米 2

 今月二度目の再セットアップ。元に戻るまで三日間も費やす。調子にのってファイル消していったならば、知らずのうちに重要なファイルまで消却してしまい、ついにパソコンの動作がおかしくなってしまった。

 お客様から持ち込みのお米を精米した。(玄米の精米依頼)あまりにも臭いがきつかったので米袋を見たならば平成十年産。五年前の米。(米の場合16年産はまだ収穫されていないから、年数の計算にいれない。)政府の低温倉庫から出ってきた米ならともかく、農家の納屋で五回も夏を超えたのだ。虫がついていなかったのが。むしろ奇跡のようなもの。こんな米、持ち帰ってから全て食べるのだろうか。おいしさを言う前にこの臭いを感じることなく、食べられるのだろうか。お子様に食べさしたならば、米ギライな子供にならないか、心配だ。

 政府米の8〜9年産の化石米も、いくら低温倉庫に保存してあるからといっても、ここまで古いと臭いがすごいそうだ。しかも、低温倉庫に貯蔵してある米は常温に戻すと、劣化が早いという。今、ちまたでは、このような米がブレンドした米が出回っている。
1/22 化石米

 前も書いたけれど米屋仲間の勉強会での話になると、まず話題になるのが古米の話。古米の仕入れルートのない当店は寂しい思いして聞くだけだ。当店としても14年産ならば仕入れてみたい。が、すでに14年産は市場になく、現在の主流は12年産だそうだ。それも、無くなりつつあり11年産に移行しているとか。なかには8・9年産の化石米?を購入した人もいて、聞いてみると臭いがそうとうきついとか。無洗米にすると古米臭さは消えるというけれど、化石米には効くのだろうか?

 古米ブレンド米が主流になりつつある量販店向けに、古米臭さを消す薬が次々と販売されている。かなり売れているとのうわさもある。また、大手卸の倉庫には古米ばかりでなく、15年産の米も山積みしてあるという。川下が全く動かないが、高値で買った分簡単に安く手放せずにいるとか。

 話は変わるが、こんな話も聞いた。以前仲間であり、いつのまにか遠くなっていた元メンバーの米屋さんaさんが勉強会のリーダーにひさしぶりに電話があり。暗い言葉で話しを聞かされたそうだ。aさんは毎月10万円ほどある店に米を納入しているそうだ。しかし支払いはなんと半年。そのうえ暮れにはお正月用のおせち料理三万円も買わされそうになり、断ったらたいそう嫌みいわれたとか。納入業者はつらい。aさんがいくらで納入して、いくら利益取っているかはしらないけれど、半年も支払い待つのならば当店だったら、取引は考えてしまうな。半年も待つ余裕は当店にはないし。
1/19 商品券

 いつのまにかに59000ゲット。ありがとうございます。

 昨年暮れから当店には品川区商品が多く集まった。区が暮れに現金一万円で商品券一万一千円のプレアミがついたからである。今日届いた「品川区商連ニュース」によるとこのプレミア付き商品券は約二億五千万円販売されたそうだ。これだけの金額が、しかも大手スーパーやコンビニで使用できず、われわれのような中小の小売店でしか使用できない。しがない小売店としは、大歓迎というところ。

 ところが「品川区商連ニュース」の記事によると、せっかく商品券で買いにきても断ったり、なかには釣り銭を拒否する店もあるとか。そりゃ〜¥500額面の商品券で¥10の商品買って¥490のおつりを言われれば気持ちはわかるが、そうであってもお釣りは、きっちんと渡そうよ。商品券での買い物を断る店もわからない。米券の換金率の遅さ・悪さになれている米屋にとって、区商品券は地元の信用銀行へ持ち込めばその場で通帳に入金してくれる。こんなありがたいことはない。米券もビール券と同じように銀行で換金してくれればいいのに。

そんなわけで、当店は区の商品券は大歓迎です。ただし、品川区の。大田区の商品券は使用できません。またプレアミ付きの商品券は今月一杯しか使えません。お持ちの方はお早めに。
1/14 見学

 近所にある児童センターに集まる小学五年生を中心とした子供たち約20名と引率の先生に連れられて当店を見学。地元のお店屋さんを探検?するシリーズの一環だとか。玄米・精米の説明やおまけに去年屋上で育てたバケツ稲の刈り取りなどして過ごす。喜んでくれたみたいで、良かった。
1/13 山の友と

 このところパソコンの調子がおかしく、消えてしまったフォントもあり、ひさしぶりに再セットアップ。よけいなもの、たまったゴミを消却してハードディスクの容量が半分に減った。やはり、めんどうでも半年か一年に一回は再セットアップしよう。

昨日は何年ぶりに所属していた山のハイキングのサークルの新年会に参加した。何年も会ってないのに酒が入れば、みんなとうち解けられ、ひさしぶに植物を目的とした私の山行き以外の純粋?に山登りの話に時をたつのも忘れた。登りたい山はたくさんある。しかし、体力が。また、ひさしぶりの山の友との山の話以上に異業種の人々たちとの語りあいの意味もあり、楽しかった。あたりまうだが世の中楽な商売はない。
1/8 もちつき

 毎年恒例の息子の小学校のもちつきのお手伝い。おかあさん方のお手伝いは多いけれどおとうさんの参加は少なく、今年は特にそうで一学年に一人のおとうさん、つまり「つきて」がいない。息子の前で張り切ったのはいいけれど、明日から腕が痛くなりそうだ。なん回臼ついただろうか?

 去年暴騰したもち米。最大の需要期は終わった。それでも米(うるち)の絶対量は不足気味。だが、それを補う中国から大量の輸入餅米が来る。もし、輸入もちが国産もちを補えてしまえば。餅米でひと儲けをたくらんでいる業者や一部生産者は?多いに損をしてもらいたいものだ。
1/4 津本陽の龍馬を読んで

 今年の正月休みは北千住の女房の実家における新年会以外は自宅で過ごす。のんびりと読書三昧。津本陽の「龍馬」全五巻を読んだ。下級武士の次男の龍馬は時代が時代ならば一生兄に面倒見てもらうか、剣道の腕で道場主になるしかなかった。しかし、時は幕末。変革の時。時代が大きく変わろうとするとき、過去なる既成・常識は覆され、新たなるヒローが登場してきた。織田信長しかり、高杉晋作しかり。

 時代は動かない時にチャンスはないという。大きな変革期にチャンスはある。米業界はまさにその年になる。時代に飲み込まれるか、流されるか、それともチャンスとしてとらえるか?腹をくくらなければ。頭を使わなくては。 
1/1 あけましておめでとうございます。

と、言ってこれを書いているのが4日だけれども、こまかいことはおゆるしください。(お願いだから、こんなささないなことでイチャモンのメール送らないでね。)

 米屋にとって、今年は食管法がなくなった9年前と同じよう、あるいはそれ以上重要であり厳しい年になる。第一の峠は2月から3月。予想される15年産米の入札がなくなる可能性。早食いをして先細り、ブレンド米による良質といわれる14〜13年産米の個欠。ただし、当店にはないか流通在庫は過去最高だという。10年前の米パニック時は一割の米の消費をうばい、以後回復はおろか、減り続けている。

 第二は秋以後。今年も不作ならば米屋はやめますか、になる。豊作ならば今まで以上産直は幅をひろげるであろう。どっちに転んでも米屋としては厳しい。正月早々泣き言は書きたくないが、今年は生きるか、滅びるかの二者選択しかない。甘えはもうきかない。