米屋日記

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    9/29  閉店セール

 最近町を歩くと閉店セールが目立つ。新規改装のための閉店セールでなく、チェーン店の縮小や廃業に

よる閉店セールである。今日も配達の帰り閉店セールで、普段はまったく客足のない店がお客さんで一

杯。つられて入り、衝動買いでMD.CDラジカセ買ってしまった。あまりにも、安かったので。

 よく、閉店セールにしたとたん、過去最高の売り上げを記録してしまい、結局閉店せずに、ディスカウント

店に衣替えしてしまったと、話は聞いたことがある。笑えない話である。

 しかし、閉店セールやる方はまだいいほうで、いつのまにかシャータが閉じ二度開かなくなった店が、

最近多いなぁ〜。

    9/25  肩痛の日々

  ひどい肩痛と決算月に追われ、日記、メールは遅れがちである。ひさしぶりに、カレンダー通り連休し

た。日曜日は花追い人の友人と、秋の野草撮影に。先日の台風の影響で林道通行止めに。レンタカー

借りてまで行ったのに目的の花咲く自生地行けずがっかり。目的地を変え、富士山の展望に満足を得た。

 昨日は、親戚の結婚式。新婦も新郎もクリスチャンでないのに、教会での式。まさに、宗教を道具とした

観ある日本人ならではだ。他の国では、異宗教で結婚式あげるなんて、信じられないだろう。もちろん、

悪いことではない。肩が痛い。

    9/21  ツケ

 めっきり涼しくなった。残暑は短く、5〜6月の日照時間長がったのに対して、9月はほとんど晴れた日は

わずかだった。関東周辺、および東北地方のイネの刈り入れが心配される。8月から9月にかけての東日

本(北陸除く)のは、まるで平成米バニックのときの気象だそうだ。実際、実っても、見た目よりも収量が少

ないらしい。

 見えない敵との大規模な戦争に突入しそうだ。油は。食糧は。ほとんど輸入に頼る日本。パニックになら

ないのか。平成米騒動では、すませられない。江戸時代の百姓一揆や明治時代の米騒動に発展するか

もしれない。食糧自給率を、農業をおろそかにしていたツケが、大きく返ってくる。

      9/19  無題
 
 肩と腰痛で、パソコンも休みがち。日記もさぼりがちである。近所に新しく出来た整形外科に通う。親切

で、きれいな看護婦さんがいるから、楽しみでもある。

 毎日の気ずきになればと思い日記を書いているけれど、言うは安しである。たんぼやさんや万年さん、

花房さん、よく毎日しっかりと内容のある日記書き続けている。頭下がるのみ。 

       9/16 新潟コシ

 本日で17000ゲットありがとうございました。一月1000を越えるペースで驚いています。

今月30日に、横浜の池田屋米店さん、平塚の真壁米店さんと、新潟県長岡に行く。目的

は、当店で一番売れている慣行栽培の新潟コシヒカリの仕入れの強化のため。今まで、産地訪問は、こ

だわり米を優先していたけれど、まずは、No1の米の強化である。長岡・山古志村周辺を訪れる。合わせ

て、小泉総理で有名になった米百俵の舞台地を見ておきたい。慣行栽培も産地や品質に充分こだわりた

い。もちろん、長岡に限らず、情報を集め今年最高の新潟米を通年販売したい。

           9/15 お祭りにて、思うこと

 今日明日は、町内地区のお祭りである。山車や御輿をかつぐ子供が少なく、どこの町内会も子供集めに

必死である。子供に限って、お祭りに参加してくれるのならば、地域の区別なく大歓迎。御輿好きの我が

家の長男は、この時期各町会の御輿担いでは、ご褒美のお菓子をせしめてくる。

 しかし、日本人くらい宗教に寛容のある国はまれだろう。一部には、他を一切認めない宗教があるけれど、

ほとんどは、神さまと仏さまを信心し、わずか国民人口の1%も満たないキリスト教。なのにクリスマスの盛

り上がりなどは、イスラムや仏教を主とする国では考えられない。町内会の子供クリスマス会が、神社の

社務所で開かれるのは、日本くらいだ。

 司馬遼太郎は、著書の中で、日本人の宗教観について語っている。イスラムやカトリックなどは、宗教は

生活の一部としいるのに、対して日本人は宗教を道具のひとつとしてつかっている。冠婚葬祭、お祭り、初

もうで、厄除け、お盆等。また、日本人の特性として、いいものは、理屈なく取り入れてしまう。思想などは、

後回しにしても。それが、明治維新を生み、儒教や仏教などに縛られた他の東洋の国は、西洋列国による

植民地化されのにかかわらず、植民地されることもなく、先進国の仲間入りできたのは、日本のこれらの

特性である。天狗になりすぎる欠点もあるが。

 このように、日本人が宗教に寛容(江戸時代のキリスト教の迫害は、歴史的意味が異なる。)なのは、聖

徳太子の時代の物部氏と蘇我氏との仏教を国内に入れるか、入れないかの争いによるという。蘇我氏が

争いに勝ち、仏教と神道が共に受けいられたことが遠因とされているそうだ。

      9/13  テロとパールハーバー

  ニュースは米国の多発テロに占められている。卑劣なるテロは、人種・宗教・イデオロギー越えて、決し

て許されない。犠牲者に深く哀悼の意とご冥福を、一時も早く行方不明者の救出を祈ります。

 米国は、真珠湾以来の屈辱と報道されている。が、さめた目で見てみると真珠湾と共通点もある。対立

する相手に正義の口実ができたことである。真珠湾つまり太平洋戦争における日本軍のハワイ奇襲は、

当時の米国大統領ルーズベルトが、欧州における戦争参加するために、当時やや厭戦気分であった国

民に屈辱を味会うことで戦意を高揚し国を、戦争にとひとつにまとめる必要性があった。そこで、日本の奇

襲が情報活動により知っておきながら、わざと情報を握りつぶした。ハワイを奇襲させ、リメンバー、パー

ルハーバが国民の合い言葉になり、正義の名前のもと第二次世界大戦に参戦し、大戦終了後の冷戦を

得て世界唯一の超大国になりえた。

 もちろん、今回はブシュはテロの情報を知らなかっただろう。今回のテロ攻撃で米国が得たことは、正義

の名において、堂々報復ができること。また、イスラム世界に対して、正義の対決という名目ができたこと

だ。なぜ、そこまで、考えられるのか。ひとつには、米国の石油事情にある。

 あと、数年で米国国内における石油の埋蔵量はつきるといわれている。米国も原油を日本と同じに原油

輸入国になる。世界一の原油消費国が、である。当然第三次オイルショックもおきる。それよりも、原油埋

蔵量の大半を占める中東、イスラム諸国に対しての戦略が必然であり、ある程度操作ができなくなれば、

原油価格は、イスラム諸国による価格操作に踊らせざるえない。米国は、それを許されるのだろうか。

 1973年に建てられた世界貿易センターは、保険がかかっている。何兆億ドルが持ち主のロック、フェ

ーラ財団の懐に入る。しかし、まきこまれた6000人以上といわれている命は二度と戻らない。

 正義の報復という美名の下に、多くの罪のない一般人が殺されないことを祈るのみ。

 最後に、ニュ−スが、すべて一色になったとき、そこにある背景を無視することは危険だと思う。

          9/11   仕入れの見直し2 

  台風が首都圏を真昼間に通過。昼のNHKのニュースでただいま東京23区内を通過中と。まともに

23区内に台風が通過するのは私の記憶にはない。もちろん、開店休業どころか、店のシャッターさえ開け

られない完全休業状態。夕方になって、ようやく店を開けられた。本日入荷する新潟コシの新米が明日に

繰り越してしまった。

  さて、昨年までの当店ならば売れなくなる月が始まるのにかかわらず、生産者からの新米の入荷が続

き在庫ふくらみ資金ぐりに頭痛めるところである。が、今年より、いわゆる仲間とのおつきあい、義理の仕

入れは、なるべく控えている。それにより、多少マイナス面もあるけれど、当店のように小さな店、資金力

のない店、倉庫のない店ならばしかたのないこと。むしろ、小さいことを逆に有利点として活かしていかなく

ては。一度にたくさん仕入れられないので、必要な数を短いサイドの支払いにより仕入れる。多少価格は

高くても、今欲しい商品を必要の数のみ、こまめに仕入れる。在庫はためない。したがって、ある程度のロ

ットが必要とする商品からは手をひく。また、当店の面する道路は大型車の通行禁止であり、4トントラック

でしか配送できないところも、断る。(ただし、大田区の友人の協力できる時を除いて。)たとえ、不義理だ

と言われようが、おつきあいの取引は原則としてやめる。当然、この秋より商品をある程度入れ替える。こ

のHPも手直しなくてはならない。小は大を食うという。その意気込みでいきたい。

ただし、一回の取引量は数少なくても、数をこなして、総量的には昨年上回る仕入れ量イーコル売上量を

めざさなくては、何の意味のない。それどころか、滅びるのみである。

     9/10  勉強会

 このところ、日記もさぼりがち。肩痛がひどくここ2〜3日バソコンもほどほどにしていた。

今まで、けっこう勉強会や講習会を積極的に参加したけれど、それで得た物があるかと聞かれると?印

である。いいこと聞いたなで、終わってしまっている。つまり、勉強会等に参加したことで、勉強したつもり

で満足してしまい、それだけで終わってしまっている。伸びる人は、どんな話しでも自分にあてはめて、自

分なりにアレンジして、行動に移す。その場限りで終わってしまう私とは、天地の差がある。今日は、自戒

と反省こめて。もっとも、一昔のテレビCMではないが、反省だけならばサルでもできる。

      9/5  複数原料使用米

 今年は季節が一月ごとずれている感じである。6〜7月は酷暑。8月は残暑。9月上旬で早くも秋。

JAS法が改定、摂行されてからまもなく一年になる。疑問点も多く出ってきた。たとえば、ディスカウント店

で売られている複数原料使用米。ちらし、ポップには、新潟コシヒカリ 10kg ¥2980の表示。実際手に

とってあると、目立たないように、小さく「複数原料使用米」の表示がある。この表示がクセモノで、本物が

一割でも入っていると、新潟コシヒカリの表示が認められるそうだ。つまり一割本物が入っていれば残りは

キヌヒカリでも、キララでも輸入米でも古米をブレンドしても、新潟コシヒカリの表記できるのである。

 ようやく、農林水産省が複数原料使用米は本物が51%以上使われなくては表記できないと、改正の動

きがあるが、いろいろ手続きあるらしくて、一年以上改正まで時間がかかるとか。それまでは、野ばなしで

ある。神奈川の米屋の友人から聞いた話。食糧事務所がJASの検査に来たときのこと。価格の安いオリ

ジナル米を見て、なんで、複数原料用使用米の表記して、新潟コシや秋田こまちの名前で売らないのか。

その方が売れるでは、〜と言われて、アゼンとしたそうだ。彼としては、新潟コシで、格安米を売りたく、良

心的にマイオリジナルブランド米として販売しているのに。信じられない話だが実話である。

      9/4  13年産米は、期待できそう。

 この二年間米は豊作。けれど、品質的には問題が少なくなかった。一昨年のカメムシによるヤケ。昨年

の高温障害による胴われ。はたして、今年の品質ならび作柄は?

 先月の政府の発表では平年並みからやや良。いわゆる豊作である。ただし、発表以後の東北太平洋側

のやませによる冷夏。お盆以後関東地方もぐずついた日多く、不稔が心配され、市況も下方修正されるこ

とが予想される。ただ、西日本や北陸の産地のできがよく、全体的には大きな影響にはならないのでは。

 毎年恒例の千葉の野栄町の減農薬米あきたこまち・コシヒカリ入荷。ヤケもなく、艶良く味も良い。新米

の香りに心うれしくなる。MLの仲間の千葉の岡田さんのお米、見本でいただくが、さすがに美味い。ヘタ

な12年産の新潟コシより、ずっと上である。今年は、北陸産、とくに石川・富山県の米が美味いという。例

年ない、いいデキだそうだ。当然13年産の新潟コシも期待できそうである。後は、いかにして美味しい米

を当店望む価格で仕入れられるか。いかに、情報発信できるかが、カギである。

 ただ、気象的には平成大不作のころと酷似した宮城県・岩手県産が気になるが。

       9/1  憂鬱な季節の始まり

 一ヶ月前は、きびしい残暑が予想されたけれど、どうやら秋らしい秋になりそうだ。早くも宅配業者が米

屋化する憂鬱な季節になった。12月前半まで、この季節は続く。とくに、今年のような豊作の年はなおさ

らである。

       8/29  仕入れ先の見直し

 失業率5%。20人に一人は失業する時代である。日経株価も一万一千円割れ。一万円割れも、現実化

してきた。世はデフレスバイル化しつつある。時代は常に動き、停滞しない。

 これから、縁故米の本格的な季節を向かえる。昨年までならば売れない季節なのに、生産者からの送っ

てくる米が増え在庫が増すばかりである。しかし、今年の方針として、極力在庫は抑える。たとえ、価格が

安くてもまとめ買いはしない。極力おつきあいの仕入れはなくす。また、仕入れ先ならび取り扱う米の全面

的な見直しをはかりたいと思う。産直業者と同じことをやっていてはダメだ。少量取引に撤し、在庫を減らし、

回転率を高くしていきたい。また、あらたに新しい産地のお米を開拓していきたいと思う。とにかく、新米に

備えて、すべてのお米の見直しをしていかなくてはならない。いつまでも、同じ方法でダラダラしていては

滅びるのみ。まずは、動く。

          8/27   ケーブル回線

 私のネット回線は、ケーブルTV回線。常備接続のうえ、定額料金。速度がアナログと比べて速い。電話

代不要。ダイヤルアップしないから、ダイヤルQ2や海外のサイトに繋がることはない。ただ、ひとつ不満が

無料HP5MBしかないこと。それがやっと来月から10MBに増えてホットする。今までケチケチ使ってい

たが、とりあえず倍に増えたので、新コーナーや泣く泣く消し去ろうと思ったコーナーを削らなくてすんだ。

     8/24   おこめ品種言葉遊び
 
 台風一過が過ぎ去り、再び酷暑の日々に戻る。

さて、お米の品種は、「コシヒカリ」や「あきたこまち」だけではない。現在約250種ほどが栽培され、また毎

年のように、新品種が出る。そのほとんどが、世に知られることなく、消えてしまうけれど。その品種名は、最

近なかなか洒落た名前が付けられている。そこで、こんなお米を集めて、きれいにラッピングしてみては。

   「まなむすめ」が「ひとめぼれ」して「夢ごこち」の「恋こころ(こいこころ)」

  バレンタインデーに売れないだろうか。次の組み合わせは、今となって入手不可もあるけれど。

  「つがるむすめ」を「おきにいり」、「夢つくし」て「ねばりがち94」「ほほほのほ」と「ほほえみ

  ながら「」へ。

 「月の光」に「白雪姫」が「ひめのまい」を「こころまち」した「ゆきの精」が「雪化粧」して「どんとこい」。

                   ザブトンもらえますか?

   8/22  買う人の見える米

 大型台風は、23区内はたいしたことなく、通り過ぎたが関東地方の山間部中心にその猛威をさらした。

はたして、稲穂は倒伏しなかっただろうか。気になるところである。

 今、絶滅危惧種の米屋の業態は3つに分かれている。価格の安さを追求するディスカウント店。こだわり

米を主にする本物志向店。そして、老後の趣味にただ店を開けているだけの(他に不動産などの収入あり)

店。確実に生き残っていける店は、ディスカウントでも、こだわりでもなく、ただ開けているだけの店だろう。

 こだわりをめざしている当店は、はたして、こだわり米だけで生きて行けるのだろうかと、最近疑問を持つ。

間口を自ら絞ってしまっていいのだろうか。まして、当店のような小さな店の場合。と、言って何でも屋では、

個性がなくなってしまう。米をただ、銘柄・栽培方法だけで売っていって、はたしてこの先、生き延びていけ

るのだろうか。この方法だと、産直にはかなわない。ディスカウントのやり方は、自分の首絞めるだけ。無理

して、価格に合う米を作れば店の信用を失ってしまう。

 産直が顔の見える米ならば、小売店は、買う人の見える米なのである。あたりまえのことだけれど、それが

これから生き延びていくヒントになるのではないのだろうか。

   8/21   台風11号
 
 本日16000ゲットありがとうございました。

大型台風の大量の雨は、一気に水不足を解消どころか、各地での洪水、土砂くずれが心配される。また

稲穂を倒し、水田はプール状になると発芽の原因となり、品質劣化につながる。今年の稲は、7月まで

天気に恵まれすぎ、稲の背は高い。ただでさえ、倒伏しやすいのに。台風が通りすぎた後、はたして。

 明日午前中に関東直撃。明日の午前中は当店は、おそらく開店休業である。困ったもんだ。

    8/20  青刈り

 大型台風が日本列島を縦断しようとしている。雨不足は一気に回復されるかもしれないが、刈り取り

前の稲穂に大きな被害が出なければ良いのだが。

 今月には入り北海道・東北・北関東に冷害のきざしがあることは、前回ふれた。しかし農水省は、7月末

に豊作を見越して市場価格安定のために青狩りを全国のJAに要請をした。冷害のきざしある東北太平洋

側ならび、北海道でも、青刈り指令は取り消されていない。農水省としては、すでに西日本の豊作が決定

的なこと。強制的に隠した12年産米や古米が倉庫一杯にあふれていること。などから、農水産省から見

れば米の在庫を減らすひさしぶりのチャンスである。

 せっかく、苦労して育てあげた米を途中で刈ってしまうことは、生産者にとって、このうえなく、むなしく、つ

らいと聞く。その心情はわかる。が、米の青刈りは国から補助金が出る。国民の税金である。一方、豊作

になりすぎてしまい、農家自身の手によって、収穫直前のキャベツ畑をトラクターによってつぶしていること

をニュースで見ることがある。こちらは、当然、国つまり税金からの補償金は出ない。強制と自主的と違うが

市場価格を下げない意味は同じ。せっかく、育てたのを自ら、流通に送る前に踏みつぶしてしまう無念さは、

米も野菜も同じだ。が、米の青刈りの場合のなかには、冷害による不作がわかると、俵数とれない田圃で

収穫あげるより、青刈りにしたほうが、返って収入面で得することがありえる。いじわるな見方をすれば、

損失補償を公的資金導入により銀行・ゼネコンを救出するのと変わらないのでは。

 聖域のない構造改革をめざす小泉さん。はたして本当に改革できるのだろうか。 

        8/17  新米 4

 涼しい一日であった。季節が一月ずつずれているような感じがする。関東の晩生種に不安を感じる。

尊敬する平塚の真壁さんに新米の価格予想を聞くことができた。来月の事実上の最初の入札。北陸

東北産が初めて上場されるが、下げの要素は少ないと。理由としては。

1.関東北部・東北太平洋側・北海道にやませの影響。冷害のきざしあり。

2.JAが卸等に払うリーベートの禁止。つまり多く買ったからといって上乗せサービスの禁止。

3.JAS法がらみで、丸自優先。計画外検査は後回し。未検査米出るのが遅れる。

 卸としては、JAS法がらみでなにがなんでも有名銘柄を仕入れなくてはならない。

4.8月はじめ政府の豊作予想により青刈りの徹底。冷害予想される東北地方も例外でない。

しかし、強制保管した12年産や古米在庫のこと。消費の低迷などにより、先高後安が予想される。

       8/16   新米 3

 8月に入ってから日中は酷暑でも、朝・夜は涼しく、熱帯夜が少ない。おかげでクーラーの世話にならず

(もともと夜の寝るまでの間しか、クーラーのないところにいるけれど)助かる。体調も戻り、長い間体重58

kgキープしていたけれど(平均体重より約4kg痩せていた)2kg増えた。ちなみに体脂肪測定してみたなら

ば9kgであった。どうりで、再会した山歩きもこのところ、あまりバテずに歩けるわけである。

 雨も局地的に大雨が降り、恵みの雨になっている。ここ数年続いた稲の高温障害は関東地方では回避さ

れるのではないのだろうか。日夜の温度格差が大きいのも、その理由のひとつ。雨による胴われ被害を少な

く、カメムシなどの虫害も、なんとか治まったようである。酷暑のままでいる西日本産の新米と比べて条件は

いい。来週あたりから入荷するであろう関東産新米に、今年は期待できそうだ。

 ただ、東北太平洋側が低温注意報が出っており、懸念される。西日本・関東地方は大豊作。東北・北海道

は、平年並みに落ち着くのかもしれない。

   8/15  はちがつじゅごにち

 夏休みに千葉県茂原の白戸海岸へ行って来た。海水浴場に行く途中の田圃はおもたく稲穂がたれてい

た。ひとめぼれ、ふさおとめ・あきたこまちは刈り取るのを待つばかりだ。やや晩生(千葉県では)コシヒカ

リはこのところの低温が気になるところである。 

 今日は言わずとも知れた終戦記念日。かって、戦争知らない子供たちがヒットしたころ、世間はそれらの

世代をいわゆる新人類の登場と当時の大人から不思議な目で見られた。エレキギーター持っただけで、

不良と見られたくらいだ。今、その戦争を知らない子供達の歌が流行った世代が中年になりつつある。

 靖国問題の是非は重たすぎる。ただ、多くの人たちが死んでいたこと。殺し合ったことは忘れてはならな

い。 そしてなぜ戦争に至たったのか、そのときの政治家や世論をあやつたマスコミ。大衆の風向きなど

見直し、正しい歴史を持ち、後世に伝えて行かなくてはならない。あまりにも、不屈になることはない。日本

という国に誇りを持つことは大切である。が、謙虚を忘れてはならない。誇りと天狗は紙一重。島国根性だ

けでは通じない。太平洋戦争に限らず、過去の過ちを認め、(もちろん戦後の誤ち・公害問題など)真摯な

る姿勢で、見直し明日へつなげて行かなくては。もう二度と同じ過ちを繰り返さないために。 

    8/11  明日から夏休み

 再び暑くなってきた。水不足が心配される。東京都でも給水制限が昨日発令された。幸い、品川区は

23区内でも数少ない多摩川水系(品川区・大田区)であり、利根川水系の他区よりは余裕あるけれど。

明日から夏休み。千葉の九十九里の白戸海岸へ二泊三日。泳ぐぞ〜。かなづちだけれど。

 夏休み終われば、関東産の新米が入荷。わけのわからない高値な不合理な12年産米から一気に切り

替える予定である。ML情報だと新潟コシも例年より二週間早いそうだ。と、いうことは、例年以上縁故米が

早く到達。長い〜冬の時代が来る。 

   8/7 新米 2

  涼しい日が続く。今日は九月下旬並の気温だそうだ。しかし、この涼しい日も明日まで。週末には再び

酷暑に戻る。関東以南は酷暑だけれども、東北太平洋側・北海道方面はやませ吹き、気温低い。平成五

年の大不作の頃と同じ気候だそうだ。ただ、7月中頃までは生育が順調。やや早めに生育していたこと。

また、平成五年の頃の東北地方はササニシキが中心であったけれど、今は冷害に強いひとめぼれ。また、

来週から東北・北海道地方も天気回復のきざしがあり、なんとか持ち直すのではないのだろうか。

 関東以南は、豊作は間違いなし。水不足が懸念材料だが、昔から日照りに不作なしと言われる。むしろ、

高温障害による味の低下、胴われ。カメムシによるヤケが心配される。

       8/6   新米

 涼しい日が続く。体的には、楽である。しかし、雨は降らずこの夏の水不足が心配される。

 例年ならば九州産の新米を店頭に並べているのだけれど、今年はまだ仕入れていない。昔のように

早稲種の新米が騒がれなくなったこと。仕入れ価格が安定していなくて、しかも下がり傾向なこと。また

ここ数年九州新米は売れ残り、大半が業務用米につぶしたことなどがあげられる。

と、言っても全く早稲種新米を扱わないわけではない。盆明け後に関東産早稲を扱う予定である。

      8/4   ポケモン

 明日の休日は、ひさしぶりにどこへも行かず、自宅でゴロゴロしとこうと思っていたならば、息子たちとの、

かねてからの約束でポケモンの映画を見に行くハメに。全く子供ができてから、映画はポケモンとドラエモ

ンしか見ていない。銀座まで行って、いつもアニメ映画ばかりとは。トホホ。女房に押しつけようと思ってい

たけれど、うまいこと逃げられてしまった。ズルイぞ!!

 しかしながら、なんでポケモンは子供たちに受け入れられ、世界に通じたのか。今や日本のアニメは世

界のアニメである。その人気の秘密は。我々の世代のひょこりひょうたん島、鉄人28号との共通点は。

また、これらのことを細かく分析して、明日からの米の販売に活かせないか。これらのことを、明日のポケ

モン見ながら、するどく観察・考察・・・・するわけねぇな。

         8/3  外食デフレ

 酷暑なる日が続いている。あまりにも暑さのためか、半年間作成していたデータベースを消してしまい、

バックアッブとってあったCD−Rはどこかへ無くなってしまっていた。仕事には差し支えない趣味のデータ

べースだけれども、がっくりきて、しばし落ち込む。暑さのせいしては、いけないけれど。

 外食のデフレ戦争が激化している。コンビのおにぎり2〜3個分で牛丼が食べられる。薄利多売。みそ汁

や玉子などの追加商品で利益を得るのだろうが。マクドが火をつけた外食デフレ戦争もこれから、はてしな

き仁義なき闘争に行くことだろう。米を入れている納入業者に同情する。もっとも、最近は無洗米にする課

程で古々米から古米臭いを消し去る技術もあるそうだ。それでも、これ以上もし価格が下がったとしたなら

ば。そのうち、オーベントウのように、加工品とて米が輸入されることになったりして。

    8/1 酷暑
 
今日も酷暑なる一日であった。早くも夏バテ気味である。クーラーのない精米仕事、バイクの配達は汗だ

く。水分補給すると、すぐに汗となって流れる。やたらに、塩分が欲しくなる毎日である。世の中には、24

時間中22時間はクーラーの中という人がいる。うらやましい限りである。

 酷暑で高温障害やカメムシ被害が心配されるが、米の豊作は間違いない。昨年より稲の生育が早く、収

穫も早いだろう。 ただ、豊作と品質は異なる。昨年・一昨年と豊作であったけれど、本当に美味しいお米は

数少なく、見つけるのに苦労した。今年も同じことが言えるかもしれない。昨年品質良かったから今年も良い

とは、限らない。自分の米しか売れない産直農家に対して唯一の米屋の有利点である。もっとも、最近の米

屋は、卸まかせで自分で探そうともしない。それは、それで当店にとって、ありがたいことである。