小学生から依田さんへの質問 |
堆肥づくりはどのくらいかかるの |
我が家では堆肥を作ると言う考え方ではなく、有機肥料を田んぼに施し田んぼの中で時間をかけて分解させるという考え方です。 ちなみに施肥量ですが秋に、菜種粕 30K/10a これは稲藁の分解を促進させるため。 3月の下旬に 鶏糞 80K/10a 菜種粕 40k/10a 時間をかけてゆっくりと土のなかで分解させます。有機肥料は化学肥料のように即効性はありませんが、じわじわと効いていき秋落ちのしない稲つくりでできるのと、食味も甘みのある味に仕上がります。 |
何時から仕事をしているのですか。 |
決まっていませんが、一般的に8時か8時半です。 夏の畦草刈は・・・・朝の涼しい時間にすると楽なので6時ってこともあります。 |
トラクターなどの機械は一年間にどれくらい使うのですか。 |
我が家の場合は トラクタの年間使用時間は 100時間くらいです。 ちなみにトラクタの寿命は2000時間って言われてますが、2000時間使ったトラクタは見たことないです |
田にはどんな害虫がいるの |
代表的な害虫はイネミゾウムシです、5月の終わりに発生して、イネの根っこを食べますので発生した場合には農薬で駆除しなければなりません。 |
米を作るのに一番大変なことは何か。 |
たいへんだと思うことはありませんが、農業は天気に左右されるので、そこが自分の思いどうりにならないとこです。しかし自然と戦っても意味がありませんので謙虚な気持ちで自然に感謝してます。 |
五郎兵米の美味しさの秘密は? |
まずは土質が粘度質ということと、昼間と夜の温度差が大きいことです。なぜ粘土質のほうがおいしいかはわかりませんが、察するに砂地と比べ成長の速度が遅いため一つ一つの細胞が小さいからだと思います。 温度差ですが、昼間光合成で蓄積されたエネルギーが夜にデンプン質に変換するので食味が上がると言われてます。 |
メッセージを。 | みなさん こんにちは 長野で稲作をしています依田隆徳です。 みなさんの質問を楽しみにしていますのでどんどん聞いて下さいね。 またみなさんの中で農業に興味がある人がいましたら、どんどん挑戦してください。 自然の中で自分の創造性をだせる仕事です。それに食べるものを作るという大きな意義のある仕事です。やる気があればなんでもできます。ぜひ都心からの農業者がでてくれることを期待してますね。 いろんなことに興味をもって頑張ってください。そして人生を楽しんで下さいね。 |