設定
世界と歴史
物語の舞台となるのは、四つの大陸からなる『ガイア』という名の世界。
ガイアには人間だけでなく、エルフ、妖狐、ドワーフ、有翼人、竜(龍)などの様々な種族が生きている。
四大陸の一つが、『
『カノン』と『エアー』という国が、北と南に分かれて存在している。
気候が少し変わっていて、北は年中雪に覆われるが、南は年中夏の気温を保っている。
二つ目は、四大陸で最大の『
『
気候は普通、特記すべき事は無いのだが、やはり最大の大陸ということもあり世界の中心的な存在。
三つ目は、『サーカス』
『ダ・カーポ』という国が唯一つ存在している。
50年前に戦争があり、元々は二つの国が一つとなり、ダ・カーポとなった。
最後の大陸が『タクティクス』
国土が小さいので、『
希少価値の高い鉱石などが眠る鉱脈が、数多く存在している。
ガイアは1000年程前に正体不明の厄災が起こり、それまでの文明を破壊し尽くした。
これによって文明は後退し、それを取り戻そうと多くのものが躍起になっている。
ちなみに、1000年よりも前の世界のことを旧世界と呼ばれている。
魔術と魔法
ガイアには様々な魔術が存在している。
だが、それらを全て習得できるのは人間のみ。
種族によっては全く魔術が使えないという種族すら存在している。
『魔術』とは、実行出来るかどうかは別としても科学的にその現象を説明できることを言い。
『魔法』とは、その現象を説明できないもののことを言う。
魔法と言ってもピンキリだが、一番大したことが無いものでも習得はかなり困難。
強力な魔法ともなれば、天性のモノが無ければ絶対に習得は出来ない。
ランクと魔物
ガイアには様々な魔物も存在し、それに立ち向かうものにランクを与えている。
ランクは最下級からE→D→C→B→A→S→SSとなっている。D〜Aには+と-がついて、全十一階級。
一般人はランクすらないが、ランク分けするのならEにやや劣る程度。
ちなみにBとAの間には歴然とした格差が存在し、A以上のランク取得は非常に困難。
SSの実力者ともなれば、条件付で一個師団を壊滅させることが出来る者ばかり。
そして魔物とは『人に仇なす存在』である。
多種多様な種族がいて、その強さもピンキリ。
魔物にもランクが存在していて、C→B→A→Sに3〜1の数字が付く。(例:B1級の魔物)
さらに、規格外の化物と認定されたものは、S0級という特別に0級というランクが与えられる。
ヴァンパイア(吸血鬼)について
ガイアに存在する様々な種族の中でも、最高位の力をもつ種族。
身体能力は言うに及ばず、大半の魔術を自在に使い、魔法に等しい能力を持っている。
そしてヴァンパイアは大きく分けて『死徒』、『真祖』、『神祖』の三種類に分かれる。
『死徒』とは他種族からヴァンパイアになった者のことを指す。
『真祖』とは生まれながらのヴァンパイアである存在。
『神祖』……………不明、一説では神であるとも謂われているが真相は定かではない。
現在確認されている神祖は無く、確認されているのは『真祖』の方。
確認されている『真祖』は『白の姫』、『黒の姫』、『朱い月』、『不死王』の四体。
ちなみに死徒の中でも最強の存在には『死徒二十七祖』と呼ばれる。
何故か『死徒二十七祖』に『黒の姫』と『朱い月』が席を置いているが、その理由は不明。
宗教について
この世界には一般的に四つの宗教が存在している。
最も信者が多いのは、『ルーフィア教』………『唯一神ルーフィア』を信仰し、法の大切さを説いている。
しかし、最も危険な宗教なのも確か。化物を専門的に狩る『埋葬機関』も、この宗教が保有している。
二番目に多いのは『慈神教』………『女神 アリス』を信仰し、互いを慈しむことの大切さを説いているのが特徴。
万人に慈愛を説くので信者は多い。だが、戦力を全く保有していない。
他は同等の信者で、『闘神教』と『賢神教』の二つ。
『闘神教』は『闘神 アザゼル』を信仰し、信者には戦士などが多い。
熱心な信者は少なく、信仰といっても戦いの勝利を願うなどが普通。
『賢神教』は『賢神 セフィロス』を信仰し、信者は魔術師が主。
『闘神教』と同じく熱心な信者は少なく、魔術師も何となく程度で信仰している。
『闘神教』と『賢神教』にも少なからず狂信者が存在している。
ちなみに『女神 アリス』と『闘神 アザゼル』と『賢神 セフィロス』は神話などで一緒に書かれることが多く。
三柱の神を『三神』と呼ばれる。
これら『三神』には色々と謂れが多く、千年以上前には信仰されていなかったという説もある。
さらに神々は存在するという説も在り、それを裏付けるように各地に様々なモノが存在する。
最も有名なのが、『エアー』に存在する『アザゼルの怒り』と呼ばれる広野。